山口祐司 (アニメーション監督)

日本の映画監督、演出家

山口 祐司(やまぐち ゆうじ、? - 2020年1月9日(死去公表日))は、日本男性アニメーション演出家アニメーション監督

来歴・人物

編集

かつてはサンライズに所属し、制作進行を経て『勇者シリーズ』などの絵コンテや演出を多く手がけていた。童夢に関わっていた時期もある。監督作品としては、主にスタジオディーンで手がけた『ヤミと帽子と本の旅人』『Fate/stay night』『桃華月憚』など、PCゲーム原作のアニメ化に定評がある。

演出作風としては、実際にカメラを手に持って撮影しているような画面の揺らしやパンを多用することなどが挙げられる。さらに『ヤミと帽子と本の旅人』や『Fate/stay night』では、最終回のエンディングテロップで作品に関わった声優とスタッフ全員の名前を五十音順で流すという実験的な演出も行った。

ごく稀に虎田 功(とらだ いさお)、小田切警視(おだぎりけいし)、やしろ 駿(やしろ しゅん)、小野葉塚之人(おのはづか ゆきひと)というペンネームを使用する事がある。これらのペンネームは、テレビドラマ『大都会 PARTIII』や『Gメン'75』などの登場人物に由来すると考えられる。

2020年1月9日、望月智充竹田裕一郎吉野弘幸やまだたかひろら複数の関係者がツイッターで山口が急逝したことを公表した[1]

作品リスト

編集

テレビアニメ

編集
1983年
1987年
1989年
1990年
1991年
1992年
1994年
1995年
1996年
1997年
1998年
1999年
2000年
2001年
2003年
2004年
2006年
2007年
2008年
2010年
2011年
2012年
2013年
2014年
  • Z/X IGNITION監督・絵コンテ)※絵コンテは虎田功名義
2017年
2018年
2020年

劇場アニメ

編集
2000年
2010年
1992年
1994年
2000年

ドラマ

編集
  • ケータイ刑事 銭形雷 第1シリーズ(第16話「推理王は誰だ? 〜名探偵の助手殺人事件〜」演出、2006年4月15日)
  • 恋とオシャレと男のコ(演出)
    • (第3話「気分はもうCMクイーン」、2009年4月18日)
    • (第10話「憎いあンちくしょう」、2009年6月6日)

その他

編集

脚注

編集
  1. ^ “スタジオディーン版『Fate/stay night』の魅力 〜山口祐司監督追悼コラム〜”. AppBank. AppBank. (2020年1月9日). https://www.appbank.net/2020/01/09/anime/1844036.php 2020年1月9日閲覧。 
  2. ^ “ストーリー”. アニメ『ミスター味っ子』公式サイト. https://www.sunrise-inc.co.jp/ajikko/story/index.html 2020年12月4日閲覧。 

関連項目

編集