山川 (菓子)
山川(やまかわ)は、島根県松江市の銘菓となっている和菓子。大正時代に風流堂が復刻させた[1][2][3]。
茶人としても名高い松江藩7代藩主松平治郷(不昧)の考案した、いわゆる「不昧公御好み」の茶菓子の1つ[1][2][4]。
落雁の一種であるが、紅白一対になっており、手で割って食べる[3]。赤は紅葉の山、白は川のせせらぎを表現する[1][2][4]。治郷の詠んだ歌「散るは浮き 散らぬは沈む もみじ葉の 彩は高尾に 山川の水」より命名したと言う[4]。
出典・脚注編集
- ^ a b c d 『ココミル 松江 出雲 石見銀山 境港(2017年版)』 JTBパブリッシング、2016年、42頁。ISBN 9784533116414。
- ^ a b c 『マニマニ 出雲大社 松江 鳥取』 JTBパブリッシング、2016年、82頁。ISBN 9784533111044。
- ^ a b 甲斐みのり 『春夏秋冬お菓子の旅』 主婦の友社、2010年、15頁。ISBN 9784072637456。
- ^ a b c 守安正 『日本名菓辞典』 東京堂出版、1971年、25頁。
- ^ 『楽楽 松江・出雲・石見銀山・境港(2017年版)』 JTBパブリッシング、2016年、61頁。ISBN 9784533113826。