山形 英夫(やまがた ひでお、本名:新国英夫。1932年5月10日 - ?)は、日本歌手である。本名の新国英夫の表記もある。

経歴 編集

山形県米沢市出身。

米沢工業高等学校卒業後、のど自慢への出場を果たした後、第六回のコロムビア全国歌謡コンクールで優勝。コロムビアに入社し、デビューした。故郷の山形県に因み、芸名を付けた。

「港の人気者」、「船頭子守唄」、「祇園まつり音頭」(島倉千代子とのデュエット)、「俺はエトランゼ」などのヒット曲がある。

1956年12月31日東京宝塚劇場で開催された第7回NHK紅白歌合戦に初出場し、「港の人気者」を歌唱した。この第7回紅白の山形の歌のラジオ中継の音声が現存する。歌手引退後は、昭和40年代には、新田光の名で歌の指導をしていた。 後年、島倉千代子に看取られて病気により死去。 長年闘病生活を続けていたという。

主なディスコグラフィー 編集

1956年
  • 新庄ばやし(1月) - with 島倉千代子
    作詞:結城ふじを/作曲:さいとう久
  • 港の人気者(3月) - 第7回NHK紅白歌合戦(1956年)出場曲
    作詞:石本美由起/作曲:堀場正雄
  • 男のギター(3月)
    作詞:石本美由起/作曲:堀場正雄
  • 峠の茶屋(6月)
    作詞:石本美由起/作曲:堀場正雄
  • 幼馴染のいる港(6月)
    作詞:石本美由起/作曲:堀場正雄
  • 満月あばれ笠(7月)
    作詞:西沢爽/作曲:小沢秀夫
  • 月夜がらす(8月)
    作詞:野村俊夫/作曲:竹岡信幸
  • やくざ大名(10月)
    作詞:野村俊夫/作曲:万城目正
  • 船頭子守唄(11月)
    作詞:石本美由起/作曲:上原げんと
1957年
  • 男の十字路(2月)
    作詞:石本美由起/作曲:万城目正
  • 月夜の出船(3月)
    作詞:石本美由起/作曲:堀場正雄
  • 流転の宿(4月)
    作詞:梅本たかし/作曲:三界稔
  • 花うた河内山(5月)
    作詞:丘十四夫(丘灯至夫)/作曲:船村徹
  • いろは笠(5月)
    作詞:石本美由起/作曲:万城目正
  • 三男坊どこへ行く(6月)
    作詞:石本美由起/作曲:上原げんと
  • 祇園まつり音頭(7月) - with 島倉千代子
    作詞:西沢爽/作曲:船村徹
  • 裏町の三男坊(8月)
    作詞:三浦康照/作曲:上原げんと
  • 十五夜船(9月)
    作詞:石本美由起/作曲:上原げんと
1958年
  • 親子鯨(4月)
    作詞:星野哲郎/作曲:平川英夫
  • 俺はエトランゼ(5月)
    作詞:太刀川浩/作曲:堀場正雄

NHK紅白歌合戦出場歴 編集

年度/放送回 曲目 対戦相手
1956年(昭和31年)/第7回 港の人気者 西村つた江