山梨クィーンビーズ

日本の女子バスケットボールチーム

山梨クィーンビーズ(やまなしクィーンビーズ、: Yamanashi Queenbees)は、日本の女子バスケットボールチーム。Wリーグ所属。ホームタウンは山梨県甲斐市甲府市北杜市昭和町南アルプス市山梨市富士吉田市韮崎市甲州市[2]で、運営法人の山梨クィーンビーズバスケットボールクラブの所在地および練習場所は甲斐市[3]。前チーム名は甲府クィーンビーズ

山梨クィーンビーズ
Yamanashi Queenbees
所属リーグ 日本の旗 Wリーグ
創設年 1968年
チーム史 日立甲府
(1968年 - 1999年)
甲府クィーンビーズ
(1999年 - 2007年)
山梨クィーンビーズ
(2007年 -)
本拠地 山梨県甲斐市
アリーナ 甲斐市敷島総合体育館
チームカラー   イエロー[1]
代表者 芦澤薫
ヘッドコーチ 金子寛治
公式サイト https://www.yamanashi-queenbees.com/
Kit body thinyellowsides.png
ホームのジャージ
Kit shorts yellowsides.png
チームカラー
ホーム
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アウェイのジャージ
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チームカラー
アウェイ
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山梨クィーンビーズバスケットボールクラブ
Yamanashi Queenbees Basketball Club
創立者 島立登志和
団体種類 一般社団法人
設立 2009年
所在地 山梨県甲斐市玉川223-1
法人番号 7090005002778 ウィキデータを編集
起源 日立甲府女子バスケットボール部
主要人物 代表理事 芦澤薫
活動地域 山梨県
活動内容 バスケットボールの普及
ウェブサイト https://www.yamanashi-queenbees.com/
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歴史編集

日立甲府編集

1968年日立甲府女子バスケットボール部として創部。実業団リーグを勝ち上がり、1973年に創立から6年で日本リーグ2部に昇格。1976年から1979年1988年から1997年には日本リーグ1部に所属することもあった。

クラブ化編集

1999年に日立甲府がバスケットボールから撤退したためクラブチーム化。名前を「甲府クィーンビーズ」に改名し、同年設立されたW1リーグに参加。WJBLでは初のクラブチームとなる。2002-03シーズンはクラブ化後初となるWIリーグ優勝を果たす。2003年以降はルネサス テクノロジ(現ルネサスエレクトロニクス)の支援を受ける。2007年にルネサス テクノロジの支援縮小により経営危機が囁かれたが、翌年、新たにプリンセス・テンコーがスポンサーになったことからチームの存続が決定。同時に広域化を目指すためチーム名を「山梨クィーンビーズ」に改名した。県内7市町村の協力によるクリニックや山梨県バスケットボール協会との連携によるホームタウンゲームも開催した。

2009年より社団法人・完全クラブ化される。法人名は「一般社団法人山梨クィーンビーズバスケットボールクラブ」。社団法人によるトップレベルチームの経営は男子も含めて日本バスケットボール界史上初となる[4]。代表者は島立登志和ゼネラルマネージャーが就任。2010年からはルネサスエレクトロニクス以外の企業に勤務する選手も加入している。

関東実業団リーグ編集

2013年10月1日、2014年度のWリーグ参戦見送りを発表[5]。真のクラブチームになることをめざし、クラブ再建計画を策定。「ゼロからのスタート―Wリーグ復帰」を合言葉に同年度より関東実業団リーグに所属し、将来のWリーグ復帰を目指す[6]。Wリーグからはリーグ復帰の条件として、戦力面では全日本実業団バスケットボール選手権大会でベスト4以上、資金面と統制面では継続的にリーグ参戦できる経済基盤と統治組織を整備すること求められており、これらの条件を満たした場合に早ければ2016-17シーズン以降にWリーグ復帰が認められる[7]。 2015年の全日本実業団バスケットボール選手権大会でベスト4に入ったことで成績面での条件をクリア。また地域密着による経済基盤と統治組織の整備が進んだことから7月23日の理事会で2016-17シーズンからのWリーグ復帰が決定した[8]

成績編集

旧日本リーグ(日立甲府バスケットボール部時代)編集

年度 リーグ回数 所属ディビジョン 順位 勝敗 (勝-敗)
1968年 第2回 旧日本リーグ 実業団4部 1位
1969年 第3回 旧日本リーグ 実業団3部 1位
1970年 第4回 旧日本リーグ 実業団2部 1位
1971年 第5回 旧日本リーグ 実業団1部 1位
1972年 第6回 旧日本リーグ 実業団1部 1位
1973年 第7回 旧日本リーグ2部 5位 4-6
1974年 第8回 旧日本リーグ 実業団1部 1位
1975年 第9回 旧日本リーグ2部 2位 8-2
1976年 第10回 旧日本リーグ1部 5位 3-7
1977年 第11回 旧日本リーグ1部 5位 3-7
1978年 第12回 旧日本リーグ1部 5位 2-8
1979年 第13回 旧日本リーグ1部 6位 1-9
1980年 第14回 旧日本リーグ2部 1位 10-0
1981年 第15回 旧日本リーグ2部 2位 7-3
1982年 第16回 旧日本リーグ2部 2位 5-5
1983年 第17回 旧日本リーグ2部 3位 10-4
1984年 第18回 旧日本リーグ2部 5位 7-7
1985年 第19回 旧日本リーグ2部 3位 8-6
1986年 第20回 旧日本リーグ2部 3位 10-4
1987年 第21回 旧日本リーグ2部 2位 10-4
1988年 第22回 旧日本リーグ1部 11位 4-11
1989年 第23回 旧日本リーグ1部 11位 2-13
1990年 第24回 旧日本リーグ1部 8位 5-10
1991年 第25回 旧日本リーグ1部 6位 6-9
1992年 第26回 旧日本リーグ1部 8位 8-14
1993年 第27回 旧日本リーグ1部 6位 5-6
1994年 第28回 旧日本リーグ1部 6位 4-7
1995年 第29回 旧日本リーグ1部 11位 5-16
1996年 第30回 旧日本リーグ1部 10位 6-16
1997年 第31回 旧日本リーグ1部 12位 4-7
1998年 第32回 旧日本リーグ2部 1位 8-2

W LEAGUE編集

年度 リーグ レギュラーシーズン プレイオフ 最終結果 皇后杯
順位
1999-00 W1リーグ 1 8 6 3位 ---
2000-01 2 5 10 5位 ---
2001-02 3 9 6 3位 ---
2002-03 4 9 3 1位 入替戦0勝2敗
2003-04 5 8 4 2位 ---
2004-05 6 5 7 4位 ---
2005-06 7 8 8 2位 --- 2回戦
2006-07 8 8 8 3位 --- 2回戦
2007-08 9 5 11 5位 --- ---
2008-09 10 6 10 4位 --- 3回戦
2009-10 11 5 11 4位 --- 3回戦
2010-11 12 6 10 4位 --- ---
2011-12 13 1 15 5位 --- ---
2012-13 Wリーグ 14 0 22 12位 --- 1回戦
2013-14 15 2 31 12位 --- 3回戦
2014-15 16     不参加 --- ---
2015-16 17     不参加 --- 3回戦
2016-17 18 0 27 12位 --- 2回戦
2017-18 19 3 30 11位 --- 5回戦
2018-19 20 2 20 11位 --- 4回戦
2019-20 21 3 13 10位 中止 ベスト8
2020-21 22 1 19 西6位 --- 2回戦
2021-22 23 6 16 10位 --- 10位 3回戦
  • F:ファイナル、SF:セミファイナル、QF:クォーターファイナル、SQF:セミクォーターファイナル

関東実業団リーグ編集

年度 順位
2014年 5位
2015年 優勝

獲得タイトル編集

  • 日本リーグ2部・WIリーグ優勝 3回

選手とスタッフ編集

現行ロースター編集

山梨クィーンビーズ ロースター
選 手 スタッフ
Pos # 名前 年齢 身長  体重 出身
F/C 2 渡邊まりぃ 25 (1997/5/10) 1.77 m (5 ft 10 in) 67 kg (148 lb)   山村学園高等学校 
C 5 富田美歩 25 (1997/4/15) 1.84 m (6 ft 0 in) 78 kg (172 lb)   中部大学 
G/F 7 後藤優 27 (1995/6/26) 1.66 m (5 ft 5 in) 59 kg (130 lb)   鹿屋体育大学 
PG 8 池松ほのか 24 (1998/6/9) 1.66 m (5 ft 5 in) 58 kg (128 lb)   ロバート・モリス大学 
F 11 瀬山楓 27 (1996/2/2) 1.73 m (5 ft 8 in) 68 kg (150 lb)   名古屋学院大学 
F 13 若原愛美 26 (1996/7/27) 1.71 m (5 ft 7 in) 67 kg (148 lb)   東京医療保健大学 
PG 14 濱西七海 24 (1998/7/1) 1.68 m (5 ft 6 in) 65 kg (143 lb)   順天堂大学 
F/C 18 岡萌乃 29 (1993/7/14) 1.76 m (5 ft 9 in) 70 kg (154 lb)   大阪人間科学大学 
F 21 近内瞳 36 (1986/7/27) 1.70 m (5 ft 7 in) 63 kg (139 lb)   大阪人間科学大学 
PG 30 土田帆乃香 25 (1997/12/15) 1.65 m (5 ft 5 in) 63 kg (139 lb)   武庫川女子大学 
PF 31 石川明日香 24 (1998/4/20) 1.79 m (5 ft 10 in) 77 kg (170 lb)   山梨学院大学 
PF 45 渡邊愛加 28 (1995/1/25) 1.77 m (5 ft 10 in) 72 kg (159 lb)   筑波大学 
F 74 水野菜穂 28 (1994/10/6) 1.71 m (5 ft 7 in) 65 kg (143 lb)   東京医療保健大学 
PG 77 山本由真 24 (1998/7/8) 1.66 m (5 ft 5 in) 58 kg (128 lb)   山梨学院大学 
ヘッドコーチ
伊與田好彦

アソシエイトヘッドコーチ
嶋内誠
アシスタントコーチ
岡萌乃


歴代ヘッドコーチ編集

  1. 炭田久美子(1997-2012)
  2. 嶋内誠(2012-2013)
  3. 林永甫(2013-2014)
  4. 山本亮太(2016-2017)
  5. 水上豊(2017-2018.11)
  6. 伊與田好彦(2018.12-2022)
  7. 金子寛治(2022-)

過去の主な所属選手編集

マスコット編集

No. 名前 ポジション 誕生日 身長 出身
88 ビーちゃん(クィーンビー) 客席最前列 8月8日 180cm 山梨県甲斐市西八幡

ユニフォームスポンサー編集

拠点編集

以前は大元の母体であるルネサス エレクトロニクスの関連施設敷地内(甲斐市西八幡)にあるルネサステクノロジ体育館を拠点として使用していたが、ルネサス エレクトロニクスの山梨撤退とともに使用不能となり、現在の練習拠点は甲斐市宇津谷(学)日本航空学園内のJ-ship GYMとなっている[9][10]

脚注編集

  1. ^ 2019-20シーズン:ユニフォームをご紹介します
  2. ^ 代表理事挨拶2021年8月19日閲覧
  3. ^ 拠点情報2021年8月19日閲覧
  4. ^ その後、男子Bリーグの一部も社団法人格が運営するクラブが出てくる。
  5. ^ http://www.yamanashi-queenbees.com/2013/10/01/5423/
  6. ^ ファンの皆様、ラストゲームまで応援ありがとうございました!
  7. ^ Wリーグ復帰にかかるWJBL方針
  8. ^ 山梨クィーンビーズのWリーグ復帰決定(2015年7月23日、山梨放送
  9. ^ [1]
  10. ^ [2]

関連項目編集

外部リンク編集