山梨県道730号・神奈川県道730号・静岡県道147号山中湖小山線

日本の山梨県と神奈川県・静岡県の道路

山梨県道730号・神奈川県道730号・静岡県道147号山中湖小山線(やまなしけんどう730ごう・かながわけんどう730ごう・しずおかけんどう147ごう やまなかこおやません)は、山梨県南都留郡山中湖村静岡県駿東郡小山町を結ぶ一般県道である。

一般県道
山梨県道730号標識
神奈川県道730号標識
静岡県道147号標識
山梨県道730号山中湖小山線
神奈川県道730号山中湖小山線
静岡県道147号山中湖小山線
起点 山梨県南都留郡山中湖村平野
終点 静岡県駿東郡小山町中島
接続する
主な道路
記法
国道413号
国道246号
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路
県道の脇から望む富士山と山中湖
山梨県道730号

概要 編集

県道山中湖小山線は、山梨県・神奈川県・静岡県の3県にまたがる一般県道の路線で、山梨・神奈川県と静岡県では、県道の整理番号が異なる。山梨県と神奈川県の県道730号は、山中湖畔を起点として丹沢山地の西端に位置する三国峠を経由して神奈川県をわずかに通過しており[1]、神奈川県道としては最も西に位置する。さらにここから静岡県道147号として、小山町の中心部へ至る[1]

山中湖と富士山のパノラマを望むことができ、さらに急カーブや勾配があることから、2020年東京オリンピックの自転車競技(ロードレース)のコースとして使用された。

路線データ 編集

路線状況 編集

山中湖から小山町までの全線に渡り、片側1車線が確保されており、自動車やオートバイ、自転車の走行に不都合はない[1]。山梨県内では、山中湖に流入する小河川を数本渡る。山中湖から三国峠までの山梨県道区間の路肩には、駐車スペースが数カ所設けられている[1]

地理 編集

山梨県の山中湖から丹沢山地・甲相国境尾根の三国峠と明神峠を越えて、富士スピードウェイ国道246号方面へ抜ける[2]。山梨県と神奈川県との県境付近は、急カーブが多く配された峠道となっている[1]。三国峠の山梨県側にあるパノラマ台からは、山中湖と富士山のパノラマを望むことができ、富士山写真愛好家にはよく知られた場所である[1][2]

通過する自治体 編集

交差する道路・河川 編集

山梨県

神奈川県

  • 明神峠

静岡県

  • 橋梁(名称不明)(奥の沢川
  • 国道246号裾野バイパス(小山町藤曲) - 国道246号の湯船トンネルの上を通過している。裾野バイパス開通当初も、国道246号と地形を利用した立体交差で直接接続はしていたが、国道246号上り線(厚木方面)から当県道への流出ができなかったほか、大型車の利用が困難であった。そこで当県道と国道246号中島ICとの接続路が当県道のバイパスとして整備され、2013年3月27日に開通した[3]。なおこの開通に伴い、かつて国道246号と直接接続していた部分を含む旧道は小山町道となっている。また、終点手前、小山町藤曲から小山町生土の静岡県道394号沼津小山線交点までの区間はバイパス開通後も当県道に指定されていたが、2017年3月31日付告示で指定解除された[4]
  • 金太郎大橋 (野沢川)
  • 国道246号裾野バイパス中島IC(小山町中島)

周辺 編集

脚注 編集

  1. ^ a b c d e f 小川・栗栖・田宮 2016, p. 59.
  2. ^ a b 佐々木・石野・伊藤 2015, p. 61.
  3. ^ 「県道山中湖小山線」藤曲バイパスが平成25年3月27日に開通しました” (PDF). 静岡県 沼津土木事務所. 2013年12月26日閲覧。
  4. ^ 静岡県告示第258号” (PDF). 2018年9月2日閲覧。

参考文献 編集

  • 小川秀夫、栗栖国安、田宮徹 著「三国峠パノラマ台(県道730号)」、中村純一編 編『ニッポン絶景ロード100』枻出版社〈エイムック〉、2016年4月10日、58-59頁。ISBN 978-4-7779-3980-0 
  • 佐々木節、石野哲也、伊藤もずく 著、松井謙介編 編『絶景ドライブ100選[新装版]』学研パブリッシング〈GAKKEN MOOK〉、2015年9月30日。ISBN 978-4-05-610907-8 

関連項目 編集

座標: 北緯35度24分14.5秒 東経138度55分4秒 / 北緯35.404028度 東経138.91778度 / 35.404028; 138.91778