山田 真歩(やまだ まほ、1981年9月29日 - )は、日本女優東京都出身。明星大学教育学部卒業[1]ユマニテ所属。

やまだ まほ
山田 真歩
生年月日 (1981-09-29) 1981年9月29日(43歳)
出身地 日本の旗 日本 東京都
身長 153 cm
職業 女優
ジャンル 映画テレビドラマ舞台
活動期間 2009年 -
事務所 ユマニテ
公式サイト 公式プロフィール
主な作品
映画
SR サイタマノラッパー2 女子ラッパー☆傷だらけのライム
アレノ
永い言い訳
テレビドラマ
花子とアン
 
受賞
高崎映画祭
最優秀主演女優賞
2015年アレノ
テンプレートを表示

来歴・人物

ともに教師である両親のもとに誕生、自らも教師の道を進むべく明星大学教育学部へ進学し、教育学を専攻する。隣接する中央大学の演劇サークル「中央大学第二演劇研究会」に入会しケラリーノ・サンドロヴィッチ作・演出の舞台『青十字』に出演する[2]などして演劇の虜となり、就職活動を控えた大学3年時にドイツで1か月生活して自分を見つめ直し、一番好きなことをやりたいと大学卒業後は就職せずに演劇を基礎から学ぶため劇団東京乾電池の養成所に研究生として入所。しかしアルバイト生活に不安を覚え、1年ほどで養成所を辞め小さな出版社へ就職する[1][3]

演劇ほど出版の仕事にのめり込めないと感じていた矢先の2009年、大学の演劇サークルの仲間から「自主映画を撮るので出てほしい」と誘われゴールデンウイークの5日間を利用して映画『人の善意を骨の髄まで吸い尽くす女』(加藤行宏監督)[注 1]に出演し、映画デビューを果たす。同作を観た入江悠監督により、2010年公開の映画『SR サイタマノラッパー2 女子ラッパー☆傷だらけのライム』で主人公アユム役に抜擢される[5]。同年末よりユマニテに所属する[6]

また、短編アニメーション『機械人間、11号。』(2007年)では主人公の声優としても参加(第3回札幌国際短編映画祭最優秀国内作品賞受賞、第12回水戸短編映画祭準グランプリ受賞他)。

2014年NHK連続テレビ小説花子とアン』に出演し、ヒロインと同期の女流小説家・宇田川満代役を演じて注目を集める[7]2015年公開の主演映画『アレノ』(越川道夫監督)では自身初となる激しい濡れ場を演じる[8]。同作での演技により、第30回高崎映画祭最優秀主演女優賞を受賞する[9]

イラストや4コマ漫画なども執筆。特技は日本舞踊

私生活では、『花子とアン』の撮影中だった2014年春に、30代の一般男性と婚姻届を提出し結婚した[7][10]

出演

映画

短編映画

  • 機械人間、11号。(2007年、監督:加藤行宏、23分作品)
    主人公の吹き替え声優として参加。
  • 善人(2011年、監督:加藤行宏、23分作品)
    出演ではなく小道具スタッフとして参加。
  • 恋はパレードのように(2012年)[24]
  • UTAGE(2012年、ndjc[25]
  • あたしの窓(2012年) - 主演[26][注 3]
  • 回転式(2017年、松村慎也監督)
  • MIRRORLIAR FILMS Season4『シルマシ』(2022年、監督:福永壮志[27][28]

テレビドラマ

配信ドラマ

バラエティ番組

舞台

  • KERA・MAP #002『青十字』(2003年、三鷹市芸術文化センター星のホール) - ノリカ役
  • 1年山下学級『舞台版・中学生日記』(2011年、中野 ザ・ポケット)
  • 青山円劇カウンシル#5『リリオム』(2012年5月、こどもの城青山円形劇場
  • こまつ座『漂流劇 ひょっこりひょうたん島』(2015年12月15日 - 28日、2016年2月3日 - 11日、Bunkamuraシアターコクーン) - プリン 役
  • 東葛スポーツ『東京オリンピック』(2017年2月2日 - 5日、3331 Arts Chiyoda ギャラリーB) 主演
  • CCCreation Presents 無題シリーズvol.1 リーディング劇『女中たち』Jean GENET(2024年9月20日 - 23日、銕仙会能楽研修所)[47]

ドキュメンタリー・教養

  • 『100分de名著』「枕草子」(2014年、NHK)、清少納言 役
  • 蛭子能収さんのお絵かき散歩(2023年、NHK)、ナレーション

CM

ラジオドラマ

ミュージックビデオ

イベント

  • 朗読劇「カレンダー ~川上弘美の短編をあそぶ~」(2017年3月2日・3日、北鎌倉・喫茶ミンカ)
  • トークイベント「山田真歩×磯田健一郎トーク 映画と本について話そう」(2017年3月25日、千駄木・古書ほうろう)

脚注

注釈

  1. ^ 第4回田辺・弁慶映画祭にて映検審査員賞および特別審査員賞を受賞し、2011年4月に劇場公開[4]
  2. ^ 2009年製作。
  3. ^ クリープハイプ「社会の窓」初回限定盤収録ドキュメンタリー・ミュージック・ムービー。

出典

  1. ^ a b vol.74 女優 山田真歩 名前通り、真っすぐ歩む”. Heroes File. 朝日新聞×マイナビ転職 (2012年4月27日). 2017年11月16日閲覧。
  2. ^ 『SR2 サイタマノラッパー2 〜女子ラッパー☆傷だらけのライム〜』 5人組女子ラップグループB-hackの中心メンバー アユムを演じる山田真歩をCHECK IT OUT!”. NYLON JAPAN. 2017年11月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月15日閲覧。
  3. ^ 山田真歩(インタビュー)「【山田真歩】「どれだけ動物的になれるか考えた」朝ドラ女優のリテラルな“裸一貫”」『サイゾーpremium』、2015年11月18日https://www.premiumcyzo.com/modules/member/2015/11/post_6294/2017年11月16日閲覧 
  4. ^ a b “人の善意をトコトンあだで返す女優を魅力的に描く!奇妙なブラックコメディーが劇場公開!”. シネマトゥデイ. (2011年3月4日). https://www.cinematoday.jp/news/N0030807 2017年11月17日閲覧。 
  5. ^ vol.74 女優 山田真歩 名前通り、真っすぐ歩む”. Heroes File. 朝日新聞×マイナビ転職. p. 2 (2012年4月27日). 2017年11月16日閲覧。
  6. ^ 山田真歩 (2010年12月20日). “年末。”. 楽しくもあり楽しくもなし. 2013年11月28日閲覧。
  7. ^ a b “「花子とアン」宇田川先生が結婚していた!山田真歩、春に婚姻届提出”. スポーツ報知. (2014年10月18日). オリジナルの2015年9月24日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20150924044210/http://www.hochi.co.jp/entertainment/20141017-OHT1T50282.html 2023年6月15日閲覧。 
  8. ^ “山田真歩が初の激しい濡れ場 名プロデューサーの初監督作「アレノ」公開決定”. 映画.com. (2015年8月19日). https://eiga.com/news/20150819/3/ 2017年11月16日閲覧。 
  9. ^ “第30回高崎映画祭受賞者発表”. 高崎新聞 (ラジオ高崎). (2016年1月15日). http://www.takasakiweb.jp/news_cat/culture/1362/ 2017年11月17日閲覧。 
  10. ^ “「花アン」山田真歩、一般男性と結婚”. デイリースポーツ online. (2014年10月18日). https://www.daily.co.jp/newsflash/gossip/2014/10/18/0007429510.shtml 2017年11月16日閲覧。 
  11. ^ 山田真歩&渋川清彦、ゾラの名作を映画化した「アレノ」で官能に満ちた世界描く”. 映画ナタリー (2015年8月20日). 2015年8月20日閲覧。
  12. ^ “西川美和監督×本木雅弘「永い言い訳」に池松壮亮、黒木華、山田真歩らが出演!”. 映画.com. (2016年3月18日). https://eiga.com/news/20160318/6/ 2016年3月18日閲覧。 
  13. ^ “高畑充希、松居大悟監督作に出演 難役に「なんとか乗り切れた」”. ORICON STYLE. (2016年7月4日). https://www.oricon.co.jp/news/2074473/full/?ref_cd=tw 2016年7月4日閲覧。 
  14. ^ キャスト”. なりゆきな魂、. 2021年9月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月15日閲覧。
  15. ^ 「容赦のない激しさ」と主演・佐野史郎が認める映画『なりゆきな魂』原作の「つげ忠男」と実兄「つげ義春」、マンガ界におけるレジェンド兄弟作品をeBookJapanが独占配信!!』(プレスリリース)株式会社イーブック イニシアティブ ジャパン、2017年1月27日https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000596.000001485.html2023年6月15日閲覧 
  16. ^ "和田聰宏、大東駿介、山口紗弥加、藤原季節、宇野祥平ら、菅野美穂主演『明日の食卓』出演". Real Sound. blueprint. 2021年3月2日. 2021年4月9日閲覧
  17. ^ 映画『バスカヴィル家の犬』新木優子・広末涼子・村上虹郎らの出演発表、特報も解禁”. ORICON NEWS. 株式会社oricon ME (2022年1月6日). 2022年1月6日閲覧。
  18. ^ “広末涼子、磯村勇斗、杉本哲太、柄本明ら10名が「最後まで行く」出演、特報も公開”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2023年1月30日). https://natalie.mu/eiga/news/510725 2023年1月30日閲覧。 
  19. ^ “稲垣吾郎×新垣結衣「正欲」公開日は11月10日、特報や新キャストも解禁”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2023年7月18日). https://natalie.mu/eiga/news/533262 2023年7月18日閲覧。 
  20. ^ 吉高由里子主演『風よ あらしよ 劇場版』 2024年2月9日公開へ 共演に永山瑛太、稲垣吾郎ら”. リアルサウンド映画部. blueprint (2023年10月27日). 2023年10月27日閲覧。
  21. ^ 「ぼくのお日さま」主演に越山敬達、ヒロインに中西希亜良を抜擢 池松壮亮と共演”. 映画ナタリー. ナターシャ (2024年4月10日). 2024年4月10日閲覧。
  22. ^ 役所広司「全ての俳優さんが魅力的」、台北映画祭3冠「ぼくのお日さま」予告が公開”. 映画ナタリー. ナターシャ (2024年6月28日). 2024年6月28日閲覧。
  23. ^ 松重豊「Cloud」で黒沢清作品にカムバック 赤堀雅秋、吉岡睦雄、千葉哲也らも出演”. 映画ナタリー. ナターシャ (2024年6月12日). 2024年6月12日閲覧。
  24. ^ 恋はパレードのように(2012)”. SPOTTED PRODUCTIONS (2012年). 2013年11月28日閲覧。
  25. ^ ndjc2011 UTAGE”. VIPO 若手映画作家育成プロジェクト (2011年). 2013年11月28日閲覧。
  26. ^ ミュージックShort 部門”. SHORT SHORTS FILM FESTIVAL & ASIA 2013 (2013年). 2013年11月28日閲覧。
  27. ^ "水川あさみ、監督デビュー作の主演は夫・窪田正孝 『MIRRORLIAR FILMS』S4の詳細発表". Real Sound. blueprint. 2022年6月20日. 2022年6月20日閲覧
  28. ^ "「MIRRORLIAR FILMS」第4弾監督は、池田エライザ、齊藤工、藤井道人、水川あさみ、ムロツヨシら9名! 伊藤沙莉、窪田正孝らが出演". 映画.com. カカクコム. 2022年6月20日. 2022年6月20日閲覧
  29. ^ 新たな出演者発表!”. NHK連続テレビ小説半分、青い。. ニュース. 日本放送協会 (2018年7月19日). 2018年7月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年7月20日閲覧。
  30. ^ 高橋克実もまさかの55歳童貞…!?三浦春馬と“童貞同級生”に!! さらに…性経験豊富な教師陣に竜星涼&松井愛莉!?”. 土曜ナイトドラマ『オトナ高校』. テレビ朝日 (2017年9月17日). 2017年10月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月8日閲覧。
  31. ^ “<アライブ>名バイプレーヤー山田真歩と落合モトキが夫婦役で出演!”. ザテレビジョン. (2020年2月27日). https://thetv.jp/news/detail/224774/ 2020年2月27日閲覧。 
  32. ^ “千葉雄大が宇宙飛行士演じる遠距離恋愛ドラマ放送へ 元恋人役を門脇麦、AIの声を吉岡里帆が担当”. リアルサウンド (株式会社blueprint). (2020年7月9日). https://realsound.jp/movie/2020/07/post-582600.html 2020年12月8日閲覧。 
  33. ^ “水川あさみ主演で小説「ナイルパーチの女子会」ドラマ化、共演に山田真歩”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2020年11月19日). https://natalie.mu/eiga/news/405229 2020年12月8日閲覧。 
  34. ^ 中村倫也主演『珈琲いかがでしょう』第4話のゲスト6人発表 光浦靖子が“白髪姿”で熱演”. ORICON NEWS (2021年4月11日). 2021年4月12日閲覧。
  35. ^ ドラマ「ムチャブリ!」高畑充希、志尊淳、松田翔太の3ショット到着”. 映画ナタリー. 株式会社ナターシャ (2021年12月8日). 2021年12月8日閲覧。
  36. ^ キャストスタッフ”. 『ムチャブリ! わたしが社長になるなんて』公式サイト. 日本テレビ放送網株式会社. 2023年6月15日閲覧。
  37. ^ "子役・毎田暖乃、刑事ドラマ初挑戦に「おばあちゃんが喜ぶ顔を思い浮かべてワクワク」". ORICON NEWS. oricon ME. 2022年8月12日. 2022年8月12日閲覧
  38. ^ 山田真歩”. ユマニテ (2023年2月17日). 2023年2月19日閲覧。
  39. ^ “菊池風磨、倉科カナにバックハグ&キス寸前…肉食年下イケメン男子のビジュアル公開”. マイナビニュース (マイナビ). (2023年2月10日). https://news.mynavi.jp/article/20230210-2587676/ 2023年2月10日閲覧。 
  40. ^ 福地桃子、奥野瑛太、林遣都、古舘寛治、山田真歩が河合優実主演のドラマに出演”. 映画ナタリー. ナターシャ (2023年3月24日). 2023年3月24日閲覧。
  41. ^ 吉岡秀隆、麻生祐未、山田真歩、池津祥子らが土曜ドラマ『やさしい猫』出演決定 メインビジュアルも完成”. TV LIFE web. ワン・パブリッシング (2023年5月19日). 2023年5月19日閲覧。
  42. ^ “『どうする家康』“秀吉”ムロツヨシの妹役に山田真歩「魅力的な旭姫を演じたい」”. ORICON NEWS (oricon ME). (2023年6月15日). https://www.oricon.co.jp/news/2282947/full/ 2023年6月15日閲覧。 
  43. ^ 東京03 飯塚悟志初主演ドラマ『高速を降りたら』NHKで3月放送 共演に松澤匠、山脇辰哉ら”. リアルサウンド映画部. blueprint (2024年2月12日). 2024年2月12日閲覧。
  44. ^ 「花咲舞が黙ってない」ずん飯尾和樹、要潤、栗山千明、三宅弘城、山田真歩が出演”. 映画ナタリー. ナターシャ (2024年3月29日). 2024年3月29日閲覧。
  45. ^ “「ヒヤマケンタロウの妊娠」本予告、斎藤工と上野樹里が予想外の妊娠生活に奮闘”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2022年3月15日). https://natalie.mu/eiga/news/469479 2022年3月15日閲覧。 
  46. ^ “ホラー漫画『憑きそい』山田真歩主演でドラマ化「一緒に震えましょう」”. マイナビニュース (マイナビ). (2023年7月21日). https://news.mynavi.jp/article/20230721-2732164/ 2023年7月21日閲覧。 
  47. ^ 危険な“奥様ごっこ遊び”描く「女中たち」、堀越涼演出により能舞台で”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年7月22日). 2024年7月22日閲覧。

外部リンク