山颪(やまおろし)は歌舞伎下座音楽の一つで、山中の場面を大太鼓を打つことで表現する鳴り物山下し山落し山おろしとも書く。

大太鼓を長桴で打つことで、山間の風が激しく樹木を揺らす様を象徴する。山に関する場面の幕明・幕切れ・人物の出入り。動作に打ち囃す。

参考文献 編集

  • 早稲田大学演劇博物館, ed. (1961). "やまおろし 山颪". 演劇百科大事典〈第5巻〉. 平凡社. p. 447.