岡山県立大学短期大学部

岡山県栄養短期大学から転送)

岡山県立大学短期大学部(おかやまけんりつだいがくたんきだいがくぶ、英語: Okayama Prefectural University-Junior College[1])は、岡山県総社市に本部を置いていた短期大学であった。1955年に設置され、2007年に廃止された。大学の略称は県短。2006年度の岡山県立大学への全面改組により、短期大学部は学生募集を停止し、2007年3月30日廃止[2]。ここでは、前身の岡山県立短期大学(英称:Okayama Prefectural Junior College[3])についても述べる。

岡山県立大学短期大学部
大学設置 1955年
創立 1946年
創立者 2007年
学校種別 公立
設置者 岡山県
本部所在地 岡山県総社市窪木111
学部 健康福祉学科
健康体育専攻
児童福祉専攻
生活福祉専攻
ウェブサイト http://www.oka-pu.ac.jp/?page_id=1139
テンプレートを表示

概要 編集

大学全体 編集

  • 1946年に開園した岡山栄養科学園、岡山県栄養科学園を経て、1955年に岡山県栄養短期大学として設置された。当初は食物科のみの単科短大だったが、順次学科の増設がなされ4学科まで発展した。1993年、岡山県立大学の新設に伴い岡山県立大学短期大学部に改称され、学科体制も1学科3専攻に改組された。

教育および研究 編集

  • 岡山県立大学短期大学部における専門教育は、介護・保育といった福祉専門職の育成や旧来の体育科を受け継いだ内容のものがあった。

学風および特色 編集

  • 岡山県立大学短期大学部は旧来の岡山県立短期大学を発展・改組かつ移転する形で設置された。
  • 保育科は健康福祉学科児童福祉専攻に改組された段階では、幼稚園教諭免許状を取得するための課程が消滅したものの、2002年に復活した。
  • 岡山県立短期大学においては、食物科以外女子のみの募集となっていた。

沿革 編集

  • 1946年 岡山栄養科学園が開園。
  • 1947年 岡山栄養科学園が休園。
  • 1948年 岡山県栄養科学園が開園。
  • 1955年 岡山県栄養短期大学(おかやまけんえいようたんきだいがく)として開学。食物科を置く。当初は岡山市津島西坂の眞備学園敷地内にあった。
  • 1958年 岡山県栄養科学園が廃園。
  • 1960年 岡山県立栄養短期大学(おかやまけんりつえいようたんきだいがく)と改称。
  • 1961年 体育科の増設(在学者数は女子47[4])に伴い、岡山県立短期大学(おかやまけんりつたんきだいがく)と改称。
  • 1965年 看護科を増設:在学者数は女子55[5]
  • 1967年 保育科を設置:在学者数は女子49[6]
  • 1993年 岡山県立短期大学は学生募集を停止し、岡山県立大学短期大学部に改組。以下の体制となる。旧来の岡山市伊島町3-1-1から移転[7]
    • 健康福祉学科:在学者数は140(うち男子7)[8]
      • 健康体育専攻
      • 児童福祉専攻
      • 生活福祉専攻
  • 1995年3月31日 - 岡山県立短期大学廃止[2]
  • 2005年度をもって学生募集を終了。
  • 2007年3月30日廃止[2]

基礎データ 編集

所在地 編集

  • 総社キャンパス(岡山県総社市窪木111)
  • 旧・岡山キャンパス(岡山県岡山市伊島町3-1-11[9][7]

教育および研究 編集

組織 編集

学科 編集

  • 健康福祉学科
    • 健康体育専攻:従来の体育科を継承
    • 児童福祉専攻:従来の保育科を継承。
    • 生活福祉専攻

旧学科(岡山県立短期大学)

  • 食物科
  • 体育科
  • 看護科
  • 保育科

専攻科 編集

  • なし

別科 編集

  • なし

取得資格について 編集

資格

受験資格

教職課程

附属機関 編集

  • 図書館
  • 保健福祉支援センター

学生生活 編集

部活動・クラブ活動・サークル活動 編集

学園祭 編集

  • 岡山県立大学短期大学部の学園祭は「県大祭」として大学と合同で行われていた[10]

大学関係者と組織 編集

大学関係者一覧 編集

大学関係者 編集

歴代学長

出身者 編集

施設 編集

キャンパス 編集

総社キャンパス 編集

  • 使用学科:健康福祉学科
  • 使用専攻科:なし
  • 使用附属施設:保健福祉支援センター
  • 交通アクセス:JR西日本吉備線服部駅より徒歩3分。
  • 設備:短期大学部独自の校舎があった。

岡山キャンパス 編集

  • 使用学科:食物科・体育科・看護科・保育科
  • 使用専攻科:なし
  • 使用附属施設:図書館

対外関係 編集

系列校 編集

卒業後の進路について 編集

就職について 編集

  • 健康福祉学科
    • 健康体育専攻:社会体育施設や医療・保健・社会福祉関連のほかマツダ三菱自動車などの一般企業への就職者もいた[10]
    • 生活福祉専攻:特別養護老人ホームや介護老人保健施設、障害者福祉施設などの介護職に就く人が多い[10]
    • 児童福祉専攻:保育所保育士・幼稚園教諭など児童に携わる職場への就職者が多い。大分銀行ホンダプリモなどの一般企業への就職者もいた[10]

岡山県立短期大学

  • 看護学科:資格を活かした職に就いた人が大半となっていた。
  • 食物科:資格を活かして、食品関連企業や社会福祉施設や医療・保健機関へ就職している。

編入学・進学実績 編集

岡山県立短期大学

  • 看護学科:
  • 食物科:

参考文献 編集

脚注 編集

  1. ^ CiNii-岡山県立大学短期大学部研究紀要-より。2015年1月24日閲覧。
  2. ^ a b c 平成23年度『全国短期大学高等専門学校一覧』253頁より。
  3. ^ CiNii-岡山県立短期大学研究紀要-より。2015年1月24日閲覧。
  4. ^ 昭和37年度版『全国学校総覧』19頁より。
  5. ^ 昭和41年度版『全国学校総覧』26頁より。
  6. ^ 昭和43年度版『全国学校総覧』27頁より。
  7. ^ a b 移転後、跡地は整備され岡山県生涯学習センター岡山県立児童会館岡山県立烏城高等学校となっている。
  8. ^ 94年度版『全国学校総覧』54頁より。
  9. ^ 現在は、岡山県岡山市北区伊島町3-1-1
  10. ^ a b c d e f g h i 2005年度入学案内小冊子より一部引用。

関連項目 編集

関連サイト 編集