岡田真澄 (国学者)

1783-1838, 江戸時代中期~後期の国学者、書家

岡田 真澄(おかだ ますみ、天明3年(1783年) - 天保9年2月19日1838年3月14日))は、江戸時代後期の国学者書家。字は隣。通称は美毛比麿・徳一郎・徳蔵。号は隣月楼。

生涯 編集

寛政の三博士の一人・岡田寒泉の子として生まれる。初めは父の下で朱子学を学ぶが、成長すると儒学に疑問を抱き、加藤千蔭の下で国学を学んだ。和歌書道に秀でており、書道と関わりが深い仮名文字の由来について研究を行った。

門人に窪田清音[1]がいる。

代表的な著作として、文政5年(1822年)に刊行された『仮字考』などがある。和歌は『類題青藍集』などに採録されている。

56歳で没し、父の眠る大塚先儒墓所に葬られた。

脚注 編集

  1. ^ 石岡久夫「兵法者の生活」第六章.幕末兵法武道家の生涯 三.窪田清音の業績(P221-229)

参考文献 編集