岩崎 貴宏(いわさき たかひろ、1975年 - )は、日本現代美術家広島県生まれ、広島県在住。広島市立大学芸術学部を1期生として卒業後、2003年同大学院芸術学研究科博士課程修了。2005年エジンバラ・カレッジ・オブ・アート大学院修了。[1]

歯ブラシ、タオル、ダクトテープ、文庫本の栞、シャーペンの芯など、身の回りにある日用品を使って俯瞰的な都市の風景を生み出し、鑑賞者の視点に揺さぶりをかける作風が特徴とされている。[2]

参加した展覧会など 編集

国際展 編集

第10回リヨンビエンナーレ(2009)

ヨコハマトリエンナーレ (2011)

第7回アジア・パシフィック・トリエンナーレ (2012)

2013アジアン・アート・ビエンナーレ (国立台湾美術館)(2013)

第8回深圳彫刻ビエンナーレ(2014)

奥能登国際芸術祭(2017)

水と土の芸術祭(2018)


グループ展 編集

六本木クロッシング2007 未来への脈動」(森美術館、2007)

「日常の喜び」(水戸芸術館現代美術センター、2008)

「Glance, Object, Symbol」(パレ・ド・トーキョー、2011)

「日産アートアワード2015」(BankART Studio NYK)

「(In)tangible Reminiscence」(The Annex、香港、2018)

「Going Away Closer」(ウィルフレド・ラム・センター・オブ・コンテンポラリーアート、ハバナキューバ、2018)


個展 編集

2015年小山市立車屋美術館黒部市美術館ニューヨークのアジアソサエティ

2017年には、鷲田めるろキュレーターによって第57回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展の日本館代表に選出され、個展「逆さにすれば、森」が開催された。[3]

平成29年度(第72回)芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。

2020年には、「針の穴から天を覗く」を東京のANOMALYで開催。[4]

脚注 編集

出典 編集

  1. ^ 岩崎貴宏”. 美術手帖. 2023年11月28日閲覧。
  2. ^ 125 岩崎貴宏(美術家)前編|六本木未来会議 -デザインとアートと人をつなぐ街に-”. 六本木未来会議 -デザインとアートと人をつなぐ街に-. 2023年11月28日閲覧。 “歯ブラシ、タオル、ダクトテープ、文庫本の栞、シャーペンの芯など、身の回りにある日用品を使って俯瞰的な都市の風景を生み出す、美術家の岩崎貴宏さん。一見雑然と重ねられたタオルの山の上に鉄塔が建っていたり、ビルのように林立する本から繊細なクレーンが空に向かって伸びていたり。虫の眼と鳥の眼のような異なるスケールで、物事の本質と全体像を捉えて提示することで、私たちの視点を揺さぶります。”
  3. ^ 第57回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展 日本館 岩崎貴宏「逆さにすれば、森」”. 2017.veneziabiennale-japanpavilion.jp. 2023年11月28日閲覧。
  4. ^ ANOMALY”. ANOMALY. 2023年11月28日閲覧。


外部リンク 編集