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岩村 修二(いわむら しゅうじ、1949年9月16日 - )は、日本弁護士、元検察官、元法務官僚。東京地方検察庁検事正名古屋高等検察庁検事長等を歴任。長島・大野・常松法律事務所顧問。

来歴・人物編集

長崎県出身。1973年3月中央大学法学部卒業。1973年10月司法試験合格司法修習28期を経て1976年に検事任官。1991年12月法務省刑事局参事官。1996年4月には東京地検刑事部副部長として薬害エイズ事件の主任検事などを担当。1997年9月より同特捜部副部長として長銀事件の捜査などを指揮。2000年4月同特別公判部長。

2002年10月には東京地検特捜部長に就任。在任中、石井和義の法人税法違反事件、業際研事件および坂井隆憲(元衆院議員)の政治資金規正法違反事件、土屋義彦(元埼玉県知事)の同法違反事件などの捜査を指揮する。

その後、2003年12月松山地検検事正、2005年1月最高検検事、2006年6月東京地検次席検事、2007年10月最高検刑事部長などを歴任。2008年7月より東京地検検事正、2010年6月から2011年8月まで仙台高等検察庁検事長。2012年7月20日まで名古屋高等検察庁検事長を務めた後、退官。その後、長島・大野・法律事務所の顧問に就任した。2012年10月下旬に弁護士登録。

2012年6月27日、民主党小沢一郎代表をめぐる陸山会事件の捜査において、東京地方検察庁検事正時代に、部下の検事が虚偽の捜査報告書を作成したことの監督責任を問われ、厳重注意処分を受けた[1]

検察内では「緻密でクール」と評価されており、政官界の汚職摘発が主流とされる特捜部にあって早くから汚職に偏らない経済犯罪摘発の重要性を唱導してきた[2]。また法務省刑事局時代に政治資金規正法改正に携わった「政治資金規正法のエキスパート」であり、政界捜査についても実質犯である賄賂罪の立件を目指すために形式犯とされた政治資金規正法違反での強制捜査を突破口にしていた従来の方針に一石を投じ、賄賂罪に固執することなく政治資金規正法での立件を重視してきた[3]。しかし一方で、「体制側によって決められた答え通りの逮捕劇を演じる特徴がある」との評価や、90年代後半以降の国策捜査を主導している一人であるとの見方もある[4]

脚注編集

  1. ^ 産経新聞2012.6.27 17:51
  2. ^ 読売新聞』2008年7月2日。
  3. ^ 産経新聞司法クラブ「検察vs.小沢一郎」(新潮社)
  4. ^ 「『防衛フィクサー』逮捕も政界ルートは着手せず」『サイゾー』2008年9月号、サイゾー、2008年。


先代:
伊藤鉄男
東京地方検察庁特捜部長
2002年 - 2003年
次代:
井内顯策
先代:
伊藤鉄男
東京地方検察庁検事正
2008年 - 2010年
次代:
鈴木和宏
先代:
増田暢也
仙台高等検察庁検事長
2010年 - 2011年
次代:
大野恒太郎
先代:
藤田昇三
名古屋高等検察庁検事長
2011年 - 2012年
次代:
池上政幸