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岩波国語辞典(いわなみこくごじてん)は、岩波書店が出版する国語辞典。最新版は第7版新版(2011年)。略称「岩国(いわこく)」。

目次

特長編集

標準的で、保守的。語釈は簡潔で、用例は比較的豊富。一時的な流行や、不安定な誤用にとらわれないといい、カタカナ語の項目は他の辞書に比べてかなり少なめである[1]。活字が大きく見やすさ抜群。言葉の意味の変遷(年代つきで解説している語もある)や、類義語や関連語も多く掲載してある。敬語や文法的解説が懇切丁寧である。

品詞の表示も、特に副詞については「【にこにこ】〔副(と)・ス自〕」のように、あとに続く格助詞が示してあり、分かりやすくなっている。オノマトペ(擬音語・擬態語)に関しては、微妙な語感の差まで解説が施されている。「さくさく、ざくざく、ざっくり」「ふわふわ、ふわっと、ふわり、ふんわり」など。

項目数は65,000語と、類書と比べるとやや少ないが、紛れやすい同音異義語は一括で掲げたり、慣用句などは用例で解説したりしているので、他の小型の国語辞典と比べても、互角といったところであろう。

Google検索結果での採用編集

Google検索で「○○ 意味」「○○ 定義」「○○ とは」「○○ ってなに」などと検索すると、検索結果で真っ先に国語辞典の語釈が表示される仕様になっている。出典は示されていないが、岩波国語辞典の第七版新版が採用され、同じ内容で掲載されている〔ただし、内容が一部省略されている〕。ただし、リアルタイムで記述が更新されたり、新語が増えたりしないので、その点は注意されたい。

ただし、書籍版とは違い、Google社によるあまりにもずさんな記述構成がなされているので、書籍版と比べてやや不親切な解説になっている。 したがって、以下の課題を抱えることになる。

課題
  • 補足的解説や、大部分の用例などが削られている。そのため、大半の慣用句やことわざ、比喩的用法・誤用・文法的解説・別表記、関連語・派生語などの解説が示されなくなっている。
「はかる」では、「謀る」「諮る」が、どの用法で当てればよいのかが分からなくなる。
  • 語釈については、すべて書籍版のまま掲載。したがって、「右」「左」といった語釈も書籍版のままで記述は変わっていない。「この辞典…側を言う」の解説は、書籍版以外では通用しない。以下その内容。
ひだり【左】1.相対的な位置の一つ。東を向いた時、北の方、また、この辞典を開いて読む時、奇数ページのある側を言う。「―が利(き)く」(酒飲みだ。さかずきを左手に持ったからか)
  • 表記についても、書籍版の見出し表記と同じように入力しないと、この辞典での定義が表示されない。
交ぜ書きはNG。「改竄」は「かいざん」「改竄」で検索。「改ざん」はNG。
新常用漢字・表外字の新字体はNG。「涜職」「剥がす」は「とくしょく・瀆職」「はがす・剝がす」で検索。「涜職」「剥がす」はNG。
  • 「おわる」「かわる」などは「終わる」「変わる/代わる・替わる」などと検索しても、この辞典での定義は表示されない。
「終(わ)る」「変(わ)る」など、省略可の括弧が付いている表記は、漢字表記で検索しても表示されない。
  • 書籍版では漢字表記が示されていても、Googleの検索結果だと、漢字の表記が示されていないことがある。
「付く・着く」などがそれに当たる。漢字では検索できるが、検索結果による、その語の漢字表記が表示されなくなる。
  • 岩波国語辞典に載っていても、接頭語と接尾語で検索してもヒットしない語がある。「=かん(握りずしを数える語)」「つん=」など。

改訂履歴編集

  • 1963年4月10日  初版発行
  • 1971年2月5日  第2版発行
  • 1979年12月4日  第3版発行
  • 1986年10月8日  第4版発行
  • 1994年11月10日 第5版発行
  • 2000年11月17日 第6版発行
  • 2009年11月20日 第7版発行
  • 2011年11月18日 第7版新版発行

出典編集

外部リンク編集