岩渕真也
岩渕 真也(いわぶち しんや、1985年7月16日 - )は、日本の元プロボクサー。埼玉県八潮市出身。第36代日本スーパーライト級王者。草加有沢ボクシングジム所属。花咲徳栄高等学校卒業[1]。高校の同期に渡部あきのり。担当トレーナーは高校の先輩でもある有澤和広(カズ有沢)で、入場曲も有沢が現役時代に使用したイースト17「HOUSE OF LOVE」。
基本情報 | |
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本名 | 岩渕 真也 |
階級 | スーパーライト級 |
身長 | 170cm |
国籍 | 日本 |
誕生日 | 1985年7月16日(39歳) |
出身地 | 埼玉県八潮市[1] |
スタイル | サウスポー |
プロボクシング戦績 | |
総試合数 | 32 |
勝ち | 26 |
KO勝ち | 22 |
敗け | 6 |
来歴
編集高校生の時にボクシングを始める[1]。
2005年4月5日、デビュー戦の相手だった石山翔と再戦。4回TKOで初勝利をあげた[2]。
2010年、バイク運転中の事故で右膝後十字および右手親指靭帯を断裂[1]。
2011年10月15日、2011年「最強後楽園」日本タイトル挑戦権獲得トーナメントスーパーライト級決勝で麻生興一(角海老宝石)と対戦し、1回1分37秒TKO勝ちを収め、「最強後楽園」優勝を果たすと共に最優秀選手賞を受賞した[2]。
2012年2月13日、和宇慶勇二(ワタナベ)が持つ日本スーパーライト級王座に挑戦し、7回KOで王座奪取[3][2]。
2012年6月29日、小澤剛に判定勝ちで初防衛を果たし[4][2]、11月3日、2度目の防衛戦では同級4位で元王者の長瀬慎弥を7回KOで下した[5][2]。
2013年2月11日、指名挑戦者の細川バレンタイン(宮田)に8回TKO勝ちを収めて3度目の防衛に成功した[2][6]。
2013年3月2日、日本スーパーライト級王座を返上[7]。
2013年4月21日、日韓親善対抗戦のメインイベントとしてWBC世界スーパーライト級8位でOPBF東洋太平洋スーパーライト級王者の金民旭(韓国)と対戦し、12回0-3(114-116、115-117、113-116)の判定負けを喫し王座獲得に失敗した[8][2]。
2013年10月28日、後楽園ホールで小川浩一とスーパーライト級8回戦を行い、4回2分49秒TKO勝ちを収めた[9][2]。
2014年2月28日、後楽園ホールでWBO世界スーパーライト級12位のジムレックス・ハカと141ポンド契約8回戦を行い、7回45秒TKO勝ちを収めた[10][2]。
2014年3月15日、WBOは最新ランキングを発表し、上述のハカ戦を制した岩渕をWBO世界スーパーライト級11位にランクインした[11]。
2014年8月11日、後楽園ホールでOPBF東洋太平洋スーパーライト級王者の小原佳太と対戦し、12回19秒TKO負けを喫し王座獲得に失敗した[12][2]。
2015年2月10日、後楽園ホールで行われた「DANGAN122」でルイス・アラグアヤンと対戦し、7回1分21秒KO勝ちを収めた[13][2]。
2015年5月2日、後楽園ホールで行われた「DANGAN127」で日本スーパーライト級8位の吉田龍生とスーパーライト級8回戦を行い、6回2分41秒TKO勝ちを収めた[14][2]。
2015年9月5日、後楽園ホールで行われた「DANGAN138」でロメオ・ジャコサレムとスーパーライト級8回戦を行い、3回2分59秒TKO勝ちを収めた[15][2]。
2016年2月11日、後楽園ホールで行われた「ダイヤモンドグローブ/DANGAN153」で小原佳太の王座返上に伴いOPBF東洋太平洋スーパーライト級4位のアル・リベラとOPBF東洋太平洋スーパーライト級王座決定戦を行い、7回1分25秒TKO負けを喫し王座獲得に失敗した[16][2]。
2016年4月18日、自身のブログで現役引退を表明した[17][18]。
2016年7月8日、同日付で日本ボクシングコミッションに引退届を提出した[19]。
2017年11月11日、後楽園ホールで行われた「DANGAN200」で引退式を行った[20]。
戦績
編集- プロボクシング:32戦26勝(22KO)6敗
戦 | 日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 国籍 | 備考 |
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1 | 2004年2月2日 | ★ | 4R 0:31 | 負傷判定(1-2) | 石山翔 | 日本 (ワタナベ) |
プロデビュー戦 |
2 | 2004年9月13日 | ★ | 4R | 判定(0-3) | 眞榮城寿志 | 日本 (角海老宝石) |
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3 | 2005年4月5日 | ☆ | 4R 1:11 | TKO | 石山翔 | 日本 (ワタナベ) |
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4 | 2005年9月25日 | ☆ | 3R 2:01 | TKO | 斉藤義明 | 日本 (F原田) |
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5 | 2006年3月1日 | ☆ | 1R 2:56 | TKO | 中島大介 | 日本 (足利JK) |
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6 | 2006年5月29日 | ☆ | 4R | 判定(3-0) | 高橋尚貴 | 日本 (角海老宝石) |
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7 | 2006年9月5日 | ☆ | 4R 2:17 | TKO | 遠藤勉 | 日本 (野口) |
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8 | 2006年12月6日 | ☆ | 6R | 判定(3-0) | 生田真敬 | 日本 (ワタナベ) |
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9 | 2007年4月5日 | ☆ | 5R 2:09 | TKO | 池田俊輔 | 日本 (角海老宝石勝又) |
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10 | 2007年7月4日 | ☆ | 3R 1:51 | KO | ソムヌック・ソーウォラピン | タイ | |
11 | 2007年12月3日 | ☆ | 6R 2:59 | TKO | 豊嶋耕志 | 日本 (F原田) |
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12 | 2008年3月4日 | ☆ | 2R 2:54 | TKO | チョークチャラーム・ウォースラポン | タイ | |
13 | 2008年7月9日 | ★ | 8R | 判定(0-3) | 小出大貴 | 日本 (緑) |
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14 | 2008年12月1日 | ☆ | 1R 2:51 | TKO | 田中慎吾 | 日本 (西城) |
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15 | 2009年4月6日 | ☆ | 3R 0:42 | KO | サードトラ・サンデージム | タイ | |
16 | 2009年10月5日 | ☆ | 4R 2:59 | KO | 森下裕己 | 日本 (協栄) |
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17 | 2010年7月1日 | ☆ | 1R 2:58 | TKO | ジョスマル・ケフィ | インドネシア | |
18 | 2011年2月2日 | ☆ | 8R | 判定(3-0) | 小竹雅元 | 日本 (三迫) |
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19 | 2011年7月6日 | ☆ | 4R 0:47 | TKO | 小池浩太 | 日本 (ワタナベ) |
2011最強後楽園トーナメント/スーパーライト級準決勝 |
20 | 2011年10月15日 | ☆ | 1R 1:37 | TKO | 麻生興一 | 日本 (角海老宝石) |
2011最強後楽園トーナメント/スーパーライト級決勝/優勝 |
21 | 2012年2月13日 | ☆ | 7R 1:34 | KO | 和宇慶勇二 | 日本 (ワタナベ) |
日本スーパーライト級タイトルマッチ・王座獲得 |
22 | 2012年6月29日 | ☆ | 10R | 判定(3-0) | 小澤剛 | 日本 (18鴻巣) |
日本王座防衛1 |
23 | 2012年11月3日 | ☆ | 7R 2:51 | KO | 長瀬慎弥 | 日本 (F赤羽) |
日本王座防衛2 |
24 | 2013年2月11日 | ☆ | 8R 2:00 | TKO | 細川バレンタイン | 日本 (宮田) |
日本王座防衛3 |
25 | 2013年4月21日 | ★ | 12R | 判定(0-3) | 金民旭 | 韓国 | OPBF東洋太平洋スーパーライト級タイトルマッチ |
26 | 2013年10月28日 | ☆ | 4R 2:49 | TKO | 小川浩一 | 日本 (F原田) |
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27 | 2014年2月28日 | ☆ | 7R 0:45 | TKO | ジムレックス・ハカ | フィリピン | |
28 | 2014年8月11日 | ★ | 12R 0:19 | TKO | 小原佳太 | 日本 (三迫) |
OPBF東洋太平洋スーパーライト級タイトルマッチ |
29 | 2015年2月10日 | ☆ | 7R 1:21 | KO | ルイス・アラグアヤン | ベネズエラ | |
30 | 2015年5月2日 | ☆ | 6R 2:41 | TKO | 吉田龍生 | 日本 (本田フィットネス) |
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31 | 2015年9月5日 | ☆ | 3R 2:59 | TKO | ロメオ・ジャコサレム | フィリピン | |
32 | 2016年2月11日 | ★ | 7R 1:25 | TKO | アル・リベラ | フィリピン | OPBF東洋太平洋スーパーライト級王座決定戦 |
テンプレート |
獲得タイトル
編集- 2011年「最強後楽園」日本タイトル挑戦権獲得トーナメントスーパーライト級優勝
- 2011年「最強後楽園」日本タイトル挑戦権獲得トーナメント最優秀選手賞
- 第36代日本スーパーライト級王座(防衛3=返上)
脚注
編集- ^ a b c d “挫折が人を強くする 徳栄高ボクシング部OB王者3人そろい踏み”. 埼玉新聞. (2013年2月24日)
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o “岩渕 真也”. ボクシング 選手名鑑 -戦績一覧- -戦歴一覧- 2023年8月10日閲覧。
- ^ “岩渕、7回KOで新王者/BOX”. サンケイスポーツ. (2012年2月14日)
- ^ “岩渕、判定初防衛に反省「出来1点」”. デイリースポーツ. (2012年6月30日)
- ^ “岩渕がV2 日本S・ライト級”. ボクシングニュース「Box-on!」 . (2012年11月3日)
- ^ “岩渕、逆転KOでV3! 王座返上で東洋太平洋へ”. スポーツ報知. (2013年2月12日). オリジナルの2013年2月12日時点におけるアーカイブ。
- ^ “岩渕がタイトル返上 決定戦は小原×外園”. ボクシングニュース「Box-on!」. (2013年3月5日)
- ^ “岩渕判定負けで王座奪取逃す/ボクシング”. 日刊スポーツ. (2013年4月21日)
- ^ 岩渕がTKOで再起、柳は10連勝 Boxing News(ボクシングニュース) 2013年10月28日
- ^ 岩渕が世界ランカー下す、ハカに7回TKO勝ち Boxing News(ボクシングニュース) 2014年2月28日
- ^ WBOランキング、岩渕、翁長、黒田がランクイン Boxing News(ボクシングニュース) 2014年3月15日
- ^ 小原佳太が最終回TKO勝ち、岩渕との頂上対決制す Boxing News(ボクシングニュース) 2014年8月11日
- ^ 岩渕真也、ベネズエラ王者を7回KOで再起 Boxing News(ボクシングニュース) 2015年2月10日
- ^ 岩渕真也、ランカー吉田龍生にTKO勝ち Boxing News(ボクシングニュース) 2015年5月2日
- ^ 中澤将信が日本SL級暫定王者、小竹雅元との接戦制す Boxing News(ボクシングニュース) 2015年9月5日
- ^ 岩渕真也が7回TKO負け、OPBF王座獲得ならず Boxing News(ボクシングニュース) 2016年2月11日
- ^ 岩渕真也の遊びじゃないから 2016年4月18日参照
- ^ 元日本S・ライト級王者の岩渕真也が引退表明 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年4月19日
- ^ 辰吉寿以輝あす第5戦、尾川堅一に豊橋市スポーツ賞 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年7月8日
- ^ 小浦翼が2-0判定勝ち、谷口将隆との激闘制す Boxing News(ボクシングニュース) 2017年11月11日
関連項目
編集外部リンク
編集- 岩渕真也の遊びじゃないから - Ameba Blog
- プロボクサー 岩渕真也 (shin8.jp) - Facebook
- 岩渕真也の戦績 - BoxRec
前王者 和宇慶勇二 |
第36代日本スーパーライト級王者 2012年2月13日 - 2013年3月2日 |
次王者 小原佳太 |