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京王3000系電車 > 岳南鉄道7000形電車
吉原駅に入線する7000形電車。(2006年1月撮影)
井の頭線風カラーとなった7001

岳南鉄道7000形電車(がくなんてつどう7000がたでんしゃ)は、岳南鉄道および同社から鉄道事業を引き継いだ岳南電車に在籍する通勤形電車である。京王電鉄3000系1996年平成8年)から1997年(平成9年)にかけて譲り受けたものである。

本項では、2002年(平成14年)に同じく京王3000系を譲り受けた、2両編成タイプの8000形についても記述する。

車両概要編集

7000形編集

ワンマン化・5000系の置き換えのため、京王3000系の中間車デハ3100形を京王重機整備で両運転台化した車両で3両が在籍する。

京王3000系の中間車はMM'ユニット方式のデハ3000形・デハ3050形と1M式のデハ3100形があるが、7000形に改造する際はデハ3100形が使われている。デハ3100形は1971年から京王井の頭線の5両編成化のために製造された中間電動車で、車体は3000系第3編成以降と同様のオールステンレス鋼製全長18.5m広幅車体とし、扉も片側3扉両開きを採用した。

岳南鉄道への譲渡に際しては両端の窓を撤去し、原型とほぼ同様の橙色のFRPのカバーを取り付けた鉄製の運転席を新設、運転台設備や尾灯京王初代5000系のものを使用し、冷房用SIVを設置した。なお、7002・7003の2両のみ、ジャンパ線により総括連結運転ができるようになっている。また、3両全車の側面行先表示機は撤去されている。

1996年12月5日に7001が、翌1997年(平成9年)9月22日に7002・7003も竣工して3両が出揃い、5000系は定期運用から離脱した。その後5000系は5002Fが予備車として残っていたが、後継の8000形によって置き換えられている。

2016年3月20日、7001の塗装が京王井の頭線時代を彷彿させるブルーグリーンカラーに変更された。正面下部の行先表示器はステッカーでの再現となっている [1]

2018年7月14日をもって、7002が運用を離脱している。

8000形編集

 
8000形8001 
比奈駅/2008年12月15日)

定期運用から離脱したものの予備車として残っていた5000系を置き換えるため、2002年(平成14年)に登場した。2両編成1本のみの在籍。同年11月16日に運転を開始した。

7000形と同様、京王3000系を京王重機整備で改造のうえ導入しているが、部品供給の関係で運転台機器は京王6000系(抵抗制御の1次車・6001F - 6006F)の廃車発生品を使用し、岳南鉄道では唯一のワンハンドルマスコンとなっている。運転台化改造の工法も若干変更され、運転席後ろの窓が連結面の小型窓の発生品に変更となっている。また、種車の製造時期の違いから空調機器などで車両によって違いがある。同社で初めて車椅子スペースが設置され、バリアフリーに対応した車両となっている。7000形同様に側面行先表示機は撤去されている。

7000形との識別のために塗装は緑となり、公募により「がくちゃんかぐや富士」と愛称が付けられた。愛称の由来は、同社の愛称である「がくちゃん」と、沿線が竹取物語発祥の地であることから同作登場人物の「かぐや」、富士市の「富士」にちなむ。

昼間など運用されない時は岳南江尾駅構内に留置されている。

車歴編集

7000形
車番 竣工年月 京王時代の旧番
モハ7001 1996年(平成8年)12月 デハ3103
モハ7002 1997年(平成9年)9月 デハ3101
モハ7003 デハ3102
8000形
車番 竣工年月 京王時代の旧番
モハ8001-クハ8101 2002年(平成14年)11月 デハ3110, デハ3060

脚注編集

  1. ^ 岳南電車7000系7001号車が京王井の頭線ふうカラーに - 交友社「鉄道ファン」railf.jp鉄道ニュース 2016年3月21日

関連項目編集