川島章正
来歴
編集アメリカの兵隊たちと一緒に小さい頃からアメリカの映画を見て育ち、高校生時にはヨーロッパ映画も見るようになった。最初はプロデューサーになりたいと思っていたが、恩師から「君は編集が合っている」と言われたことなどを経て、編集は第2の演出だと知って編集を選んだという[2]。
1972年に日活撮影所編集部に入社。1981年の『の・ようなもの』(森田芳光監督)でエディターデビュー。1995年よりフリーランス。
1987年の『野性の証明』ではチーフとして参加し、編集室に寝泊まりして帰宅できないなど凄く大変な思いをしたので、他の作品ではもう大変だと感じなくなった。1992年の『いつかギラギラする日』では何度もの推敲を経たロックシーンの編集を深作欣二監督に一言褒められ、直しがなかったことが嬉しかった。やっと一人前になれたと意識できたのは、1998年の『愛を乞うひと』だという[2]。
主な作品
編集テレビ
編集- 刑事物語'85(1985年)
- あぶない刑事(1986年 - 1987年)
- あきれた刑事(1987年 - 1988年)
- 生命燃ゆ 妻よ娘よ、わが人生に悔いなし(1992年)
映画
編集受賞歴
編集- 第15回日本アカデミー賞最優秀編集賞[3]
- 第17回日本アカデミー賞優秀編集賞
- 第19回日本アカデミー賞優秀編集賞
- 第22回日本アカデミー賞最優秀編集賞[4]
- 第23回日本アカデミー賞最優秀編集賞[5]
- 第32回日本アカデミー賞最優秀編集賞[6]
- 第39回日本アカデミー賞優秀編集賞(2015年、『海難1890』)[7]
- 2010年、芸術選奨文部科学大臣賞
脚注
編集- ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.539
- ^ a b c vol.4 編集 川島章正さん - 日活
- ^ 日本アカデミー賞公式サイト:第15回受賞結果一覧、2016年1月23日閲覧。
- ^ 日本アカデミー賞公式サイト:第22回受賞結果一覧、2016年1月23日閲覧。
- ^ 日本アカデミー賞公式サイト:第23回受賞結果一覧、2016年1月23日閲覧。
- ^ 日本アカデミー賞公式サイト:第32回受賞結果一覧、2016年1月23日閲覧。
- ^ “第39回日本アカデミー賞優秀賞決定!”. 日本アカデミー賞公式サイト. 2016年1月22日閲覧。