川崎ダービー(かわさきダービー)とは、かつて存在した日本のダービーマッチ日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)に加盟する川崎フロンターレとヴェルディ川崎(現-東京ヴェルディ)が対戦した試合の呼称であるが、ヴェルディが神奈川県川崎市から東京都へホームタウンを移したことで消滅した。

概要 編集

  • 1999年天皇杯全日本サッカー選手権大会で初対戦、2000年からはフロンターレがJ1に昇格したため当時J1に所属していたヴェルディとのリーグ戦での川崎ダービーが実現した。しかし、フロンターレの1年でのJ2降格やこの年限りでヴェルディがホームタウンを東京都に移したため、川崎ダービーは消滅した。

ホームスタジアム 編集

チーム名 スタジアム名
命名権名称)
収容人員 画像 備考
川崎フロンターレヴェルディ川崎
(共用)※当時
等々力陸上競技場 25,000人
 
等々力
V川崎は2000年限りで等々力撤退。

戦績 編集

川崎フロンターレ:1勝2分2敗
ヴェルディ川崎:2勝2分1敗

開催日 時期 会場 ホーム 得点 アウェイ 観客数
1999年 12月19日 天皇杯4回戦 丸亀 川崎 1 - 3 V川崎
2000年 4月22日 J1-1st第8節 等々力 V川崎 2 - 0 川崎 9,703
7月26日 J1-2nd第6節 川崎 0 - 0 V川崎 8,598
8月30日 ナビスコ杯3回戦第1レグ V川崎 0 - 0 川崎 2,911
9月6日 ナビスコ杯3回戦第2レグ 川崎 2 - 0 V川崎 4,195

JFLにおける川崎ダービー 編集

初代JFL・ジャパンフットボールリーグでは1992年の第1回に富士通サッカー部東芝堀川町サッカー部NKKサッカー部の3チームがJ1(現在のJ2リーグに相当するクラス)に加盟し、この3チームで「川崎ダービー」が行われたが、この当時は「川崎ダービー」として紹介されることはほとんどなかった。

なお、NKKはこの年10位でJ2(現在のJ3リーグ[1] に当たるクラス)降格が決定し、その後1993年に休部したため同じカテゴリーでの参戦は1992年の1回限りであった。また東芝も1996年札幌市へ移り北海道コンサドーレ札幌となったため、JFLでの川崎ダービーは1995年で消滅している。

脚注 編集

  1. ^ 日本サッカー協会の公式な見解としては、実質4部に当たる日本フットボールリーグ(2代目JFL)も3部相当と位置付けている

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