中国左翼作家連盟(ちゅうごくさよくさっかれんめい、中国語: 中国左翼作家联盟)は、1930年代に活動した文学者団体である。略称左連(されん)。

1931年2月7日中国国民党に殺害された左連五烈士。左から、胡也頻・柔石・馮鏗・殷夫・李偉森。

1930年2月16日、上海にいた文学者たちは左翼作家連盟設立準備会を開催、同年3月2日上海で、かつて激しい論争をくりひろげていた太陽社創造社の革命文学者と魯迅との大同団結という形態で成立。創立大会の席上では左連の綱領が定められた。1936年春、内戦停止と抗日戦争を呼びかけ、同年「歴史的役割を終えた」として解散した。

1930年代の中国文学の主流を形成した[1]

魯迅瞿秋白馮雪峯丁玲らが指導、300人近くの文学者が参加し、東京北京など各地に支部をもった[1]

脚注 編集

関連項目 編集

参考文献 編集

  • 『回憶魯迅』、人民文学出版社、1952年
  • 王瑶『現代中國文学講義』、河出書房、1955年
  • 『日本華僑・留学生運動史』、中華書店、2007年
  • 『日本の侵略 中国の抵抗―漫画に見る日中戦争時代』、大月書店、1995年