市役所前停留場 (鹿児島県)

日本の鹿児島県鹿児島市にある鹿児島市交通局の停留場

市役所前停留場(しやくしょまえていりゅうじょう)は、鹿児島県鹿児島市山下町にある鹿児島市電第一期線停留場。かつては上町線も分岐していたが、1985年昭和60年)10月1日に廃止された[1]

市役所前停留場
ホーム
しやくしょまえ
Shiyakusho-mae
I03・N03 水族館口 (0.2 km)
(0.3 km) 朝日通 I05・N05
所在地 鹿児島県鹿児島市山下町
北緯31度35分48.45秒 東経130度33分28.46秒 / 北緯31.5967917度 東経130.5579056度 / 31.5967917; 130.5579056 (市役所前停留場)
駅番号 I04
N04
所属事業者 鹿児島市交通局
所属路線 鹿児島市電第一期線
1系統2系統
キロ程 2.4 km(武之橋起点)
鹿児島駅前から0.6 km
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
1,378人/日
-2015年-
開業年月日 1914年大正3年)10月3日
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市役所前停留場
しやくしょまえ
Shiyakushomae
(0.3 km) 私学校跡
所属事業者 鹿児島市交通局
所属路線 鹿児島市電上町線
(2系統)
キロ程 0.0 km(市役所前起点)
開業年月日 1948年昭和23年)12月28日
廃止年月日 1985年(昭和60年)10月1日
備考 鹿児島市電上町線の廃止に伴い廃駅
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利用可能な鉄道路線 編集

鹿児島市電

歴史 編集

  • 1914年大正3年)10月26日不断光院停留場として開業[2]
  • 1921年(大正10年)頃:桟橋通停留場に改称[2]
  • 年月日不明 - 休止[2]
  • 1948年昭和23年)12月28日:営業を再開[2]。同時に上町線の朝日通 - 七高前間が市役所前 - 七高前の新線に移行し、上町線の起点となる[1]
  • 1956年(昭和31年)5月19日市役所前停留場に改称[2]
  • 1985年(昭和60年)10月1日:上町線廃止。2系統は当停留場発着となる。

構造 編集

  • 2面2線の相対式ホーム。各ホームは電車が通過しない限りいつでも行き来できる。両ホームに電車接近表示機があり、アナウンスが行われる。系統によってホームが分かれているのではなく、進行方向によって分かれている。
  • 両ホームとも車椅子の使用は可。但し、電動車椅子はホーム幅が規定に足りないため不可。

利用状況 編集

年度 1日平均
乗降人員[3]
2011年 1,260
2012年 1,283
2013年 1,305
2014年 1,332
2015年 1,378

上町線について 編集

かつては鹿児島本線をオーバークロスし、鹿児島市清水町の清水町停留場まで行く旧2系統の上町線が当停留場から分岐していたが、国道の渋滞緩和策によって1985年10月1日に廃止となっている。現在は代替路線として路線バスが通っている。

旧2系統の上町線は市役所前停留場 - 郡元停留場間は現在の2系統と同じところを運行していた。そのため、上町線が廃止になった際にできた現2系統(鹿児島中央駅前・唐湊経由線)は、市役所前停留場を起点、終点としていた。その際には鹿児島駅前停留場まで行く1系統(騎射場・南鹿児島駅前経由線)に道を空けるために、市役所前停留場の分岐点の上町線側を私学校跡停留場付近まで1線だけ少し残しておき、そこを引込み線としていた。1991年に鹿児島駅前停留場のホームが3線になった際に現2系統も鹿児島駅前まで延長された。それと同時に引込み線も撤去された。

周辺 編集

 
市役所前停留場周辺の様子。奥に見えるのが鹿児島市役所。

高台以外で鹿児島湾や桜島に最も近い市街地である。

官公庁
1998年に本館は国の有形重要文化財に指定された[4]
19世紀末建造の旧鹿児島県庁舎の本館エントランスを移築・改修した建物。
企業

港町らしく海運業者を中心に本社が多い。

和洋折衷の古い建物を現在も改修して使っている。
公園
幅員50mのみなと大通りの中央のグリーンベルトに設けられている遊歩道風の公園[5]。公園内のランドマークシンボルとしてヘンリームーアのオブジェが設置されている。年末は街路樹のケヤキのイルミネーションでも有名となっている。この通りは鹿児島市交通局の路線バスの一部が折り返し地点並びに始発として利用している。
商業施設
鹿児島市役所の向側の街区にある。
ホテル
  • アクアガーデンホテル福丸
医療機関
  • 福崎医院
  • チャイムビル
医院や歯科などが多数入居する。
敷地は私学校跡であり周囲の石垣には西南戦争の城山総攻撃時の弾痕が未だに多数見られる。
その他
総延長約20数kmに亘る港の基点で24時間運航の桜島フェリーを始め、離島航路の旅客ターミナルが再開発エリアに集中する。
  • 肝付屋敷跡
市役所並びの城山第二ビルがあるところ(今のところは特に表示板等は存在しない)江戸時代に薩摩藩内の喜入領主であった肝付氏の屋敷跡。明治維新の立役者小松清廉(帯刀)の生家。

バス路線 編集

鹿児島交通鹿児島市営バス南国交通JR九州バス北薩線)が市役所前バス停から発着している。

(下記は各系統の行先)

市役所前バス停

市役所前バス停(上り)
種別・系統番号 経由地 行先 運行
1 水族館口 鹿児島駅前 鹿児島交通
2 水族館前
鹿児島駅前
4 鹿児島駅前
6-3
11
15 水族館前
16 水族館口 鹿児島駅前
17
19
23
市役所前バス停(下り)
種別・系統番号 経由地 行先 運行
3 鹿児島中央駅・オプシア 鴨池港 鹿児島交通
鹿児島中央駅・紫原中央
6-2 新和田橋・慈眼寺公園前 慈眼寺団地
6-3 県庁前・新和田橋
9 騎射場・日之出町 紫原
15 市営プール前・郡元 紫原
西紫原中学校下
西紫原中学校前
15-2 鹿児島中央駅 紫原
15-3 市営プール前・郡元 広木農協前
18 鹿児島中央駅・桜ヶ丘 市役所前(循環)

市役所前バス停

鹿児島市営バス 編集

南国交通 編集

  • N32番 (清水・常盤線)
  • N36番 (吉野(東高校下経由)線)
  • N36番-2 (吉野(せばる団地経由)線)
  • N36番-3 (吉野(葛山行き)線)
  • N41番 (永吉線)
  • N42番 (葛山線)
  • N46番 (明和線)
  • N46番-2 (明和(原良経由)線)
  • N46番-3 (明和(小野四丁目経由)線)

鹿児島交通 編集

  • 12番 (天保山線)
  • 26番 (唐湊線)

JR九州バス 編集

系統
番号
経由地 行先 運行
[市3] 竪馬場 交通局北営業所前 鹿児島市営
[市4] 玉里町
[N1] 鹿児島駅前・無線前 花棚 南国交通
[N1] 下花棚
[N1] 吉田インター前
[N1-2] 吉田インター前 宮之浦団地北
[N1-3] 本城
[N1-4] イオンタウン姶良前
[N1-5] 教育センター前
[N2] 鹿児島駅前 旭ヶ丘中央
[N3] 鹿児島駅前・中別府 吉野公園
[N4] 吉野ゴルフ場
[N5] 鹿児島駅前・無線前 中別府団地
[N6] 宮之浦団地北
[N7] 竪馬場・緑ヶ丘団地入口 本城
系統
番号
経由地 行先 運行
[市1] 加治屋町 交通局北営業所前 鹿児島市営
[市3] 金生町・天文館 鹿児島中央駅
[市5] 鹿児島中央駅 交通局北営業所前
[市5-2] 加治屋町 玉里団地北
[市5-3] 加治屋町・さつま団地入口 交通局北営業所前
[市8] 鹿児島中央駅
[N1] 金生町・天文館 鹿児島中央駅 南国交通
[N1-2]
[N1-3]
[N1-4]
[N1-5]
[N2]
[N3]
[N4]
[N5]
[N6]
[N7]

隣の停留場 編集

鹿児島市交通局
鹿児島市電1系統・2系統
水族館口停留場 - 市役所前停留場 - 朝日通停留場

脚注 編集

  1. ^ a b 『日本鉄道旅行地図帳 12 九州沖縄』 p.52
  2. ^ a b c d e 『日本鉄道旅行地図帳 12 九州沖縄』 p.51
  3. ^ 国土数値情報(駅別乗降客数データ) - 国土交通省、2018年12月10日閲覧
  4. ^ 鹿児島市庁舎本館 - 国指定文化財等データベース 2012年1月27日閲覧。
  5. ^ みなと大通り公園”. 鹿児島市. 2013年11月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年5月11日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集