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来歴編集

大阪府出身。武蔵野音楽大学卒業。同専攻科修了後、ミュンヘン音楽・演劇大学に留学。F.ヴューラー教授に師事。帰国後母校の教授、信州大学教授などを歴任。

音楽解釈編集

J.S.バッハ平均律シューベルトのピアノソナタ全集など古典的作品の校訂で知られる。特にハワード・ファーガソンの日本への紹介に力を入れている。

演奏技法に関しては、『バッハ平均律クラヴィーア : 解釈と演奏法. 1・2』(音楽之友社1968年1983年)、『バッハ・インヴェンションとシンフォニーア : 解釈と演奏法』(音楽之友社、1971年)、『ピアノ伴奏の基本と奏法』(明治図書出版1976年)の著書がある。

その他編集

日本画家吉川霊華の顕彰に務めた。1959年頃たまたま神田古書店街で見かけた霊華の書簡を見かけ、その力強さと切れ味のよい線に心を掴まれたという。市田は関係者を回り、当時の文献には出てこなかった貴重な情報を収集している。1979年には集英社から画集『吉川霊華画集』を出版し、市田はその執筆・編集にあたった。また一時「吉川霊華顕彰会」を自ら組織し、護国寺周辺にあったマンションの一室を改造して、手許の作品を紹介していたという[3]

著書編集

  • 『バッハ平均律クラヴィーア 解釈と演奏法 1』音楽之友社 (1968年)
  • 『バッハ・インヴェンションとシンフォニーア 解釈と演奏法』音楽之友社 (1971年)
  • 『ピアノ伴奏の基本と奏法』明治図書出版 音楽教育選書 (1976年)
  • 『バッハ平均律クラヴィーア 解釈と演奏法 2』音楽之友社 (1983年)
  • 『タッチ、このすばらしい手 ピアノ教師への提言』全音楽譜出版社 (1990年)

翻訳編集

  • ヘルムート・ブラウス『ピアノを歌わせるペダリングの技法 「いつ踏むか」ではなく「どう踏むか」』監訳 朝山奈津子訳 全音楽譜出版社 2013

脚注編集

  1. ^ 『現代日本人名録』2002
  2. ^ 市田儀一郎氏=平成音楽大名誉教授 読売新聞 2014年12月1日閲覧
  3. ^ 鶴見香織 「吉川霊華にまつわることごと─市田儀一郎氏に聞く」東京国立近代美術館編集・発行『現代の眼』594号、2012年6-7月号。