帝都物語異録』(ていとものがたりいろく)は、荒俣宏伝奇小説である『帝都物語』の解析書。

概要 編集

帝都破壊を目論む魔人・加藤保憲の出生に秘密をのぞかせる「龍神村木偶茶屋(りゅうじんむらでくぢゃや)」を収録。魔術論、都市論など全4章から成る。

構成 編集

  • 加藤保憲の野望を遂げさせるために
  • 帝都物語異録・龍神村木偶茶屋
  • 第一章 魔人復活編
  • 第二章 呪詛呪術編
  • 第三章 永遠聖都編
  • 第四章 怪異神霊編

龍神村木偶茶屋 編集

帝都物語』の前日談ともいえる短編であり、魔人加藤保憲の誕生の秘密が語られている。また、同時に『帝都幻談』、『新帝都物語』に登場する「加藤重兵衛」の秘密も語られており、『帝都幻談』、『新帝都物語』と『帝都物語』を繋ぐ重要なストーリーである。なお、『新帝都物語』と「木偶茶屋」の間にも小笠原諸島を舞台としたシナリオがあるようだが、いまだ文章化はされていない。

執筆者 編集

書誌情報 編集

関連項目 編集