帰ってほしいの
「帰ってほしいの」(かえってほしいの、原題:I Want You Back)は、ジャクソン5が1969年に発表したシングル曲。モータウンとの契約後としては初のシングルで、グループのメジャー・デビュー作に当たる。
「帰ってほしいの」 | ||||
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ジャクソン5 の シングル | ||||
初出アルバム『帰ってほしいの』 | ||||
B面 | フーズ・ラヴィン・ユー | |||
リリース | ||||
録音 | 1969年 | |||
ジャンル | ソウル、ポップス | |||
レーベル | モータウン | |||
作詞・作曲 | ザ・コーポレーション | |||
プロデュース | ザ・コーポレーション | |||
チャート最高順位 | ||||
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ジャクソン5 シングル 年表 | ||||
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解説
編集作詞・作曲・編曲・プロデュースでクレジットされているザ・コーポレーションは、モータウンの創立者ベリー・ゴーディ・ジュニアを中心に、ディーク・リチャーズ、フレディー・ペレン、フォンス・マイゼルを加えたチームである。当初は「I Wanna Be Free」というタイトルだった[2]。リード・ボーカルは、録音当時10歳だったマイケル・ジャクソンが担当。
1969年にシングルとして発表されると、翌1970年には、Billboard Hot 100と『ビルボード』誌のR&Bチャートの両方で1位を獲得した[3]。ジャクソン5は、本作から4作連続で、Billboard Hot 100とR&Bチャートの両方のトップに達することとなる。
1999年、「帰ってほしいの」はグラミーの殿堂入りを果たした[4]。アメリカのPitchfork Mediaが2006年に選出した「1960年代の最も偉大な200曲」では2位に達した[5]。
パーソネル
編集- マイケル・ジャクソン (Michael Jackson) – リード・ボーカル
- ティト・ジャクソン (Tito Jackson) – ボーカル、バック・ボーカル
- ジャッキー・ジャクソン (Jackie Jackson) – ボーカル、バック・ボーカル[6]
- ジャーメイン・ジャクソン (Jermaine Jackson) – ボーカル、バック・ボーカル[6]
- マーロン・ジャクソン (Marlon Jackson) – ボーカル、バック・ボーカル[6]
- キース・ワシントン (Keith Washington) – バック・ボーカル[6]
- ルディ・ワシントン (Ludie Washington) – バック・ボーカル[6]
- フォンス・マイゼル (Fonce Mizell) – ピアノ[7]
- フレディー・ペレン (Freddie Perren) – ピアノ[7]
- ルイ・シェルトン (Louis Shelton) – ギター[7]
- デイヴィッド・T・ウォーカー (David T. Walker) – リズムギター[7]
- ウィルトン・フェルダー (Wilton Felder) – ベース[7]
- ドン・ピーク (Don Peake) – ギター[6]
- ジーン・ペロ (Gene Pello) – ドラム[7]
- クラレンス・マクドナルド (Clarence McDonald) – キーボード[6]
- ジョー・サンプル (Joe Sample) – ピアノ[6]
- サンドラ・クロウチ (Sandra Crouch) – パーカッション[6]
主なカバー曲/サンプリング
編集- デヴィッド・ラフォン - (1971年)
- フィンガー5 - 『個人授業-First Album』(1973年)
- 南沙織 - 『SAORI ON STAGE』(1977年)
- グレアム・パーカー - 『Squeezing Out Sparks』(1979年)が2001年に再発された際、ボーナス・トラックとして追加収録。
- ノトーリアスBIG - サンプリング。
- Folder - 1999年にシングル「I WANT YOU BACK」として発売。TVアニメ「小さな巨人 ミクロマン」後期エンディング曲。
- ジェイ・Z - 『ザ・ブループリント』(2001年)収録曲「Izzo(H.O.V.A.)」で、「帰ってほしいの」をサンプリング。
- キキララ[8] - 2005年発売。
- ミーカ - ライヴDVD『Live in Cartoon Motion』(2007年)
- 熱帯JAZZ楽団 – マイケル・ジャクソンのトリビュート・アルバム『アイ・ウォント・ユー・バック〜デディケイト・トゥ・ザ・キング・オブ・ポップ』(2009年)
- シェリル・クロウ - 『100マイルズ・フロム・メンフィス』(2010年)にボーナス・トラックとして収録。
- ヴィクトリア・ジャスティス - 『ビクトリアス:サウンドトラック』(2011年)に収録。
- レイク・ストリート・ダイヴ - 『Fun Machine』(2012年)に収録。
- NONA REEVES - シングル『透明ガール』(2005年)にて「ジャクソン・ファイブ・メドレー」のうちの一曲としてカヴァー。
- 三浦大知 - ライブDVD『DAICHI MIURA LIVE 2009-Encore of Our Love-』にてカヴァー。
- Little Glee Monster - シングルCD「放課後ハイファイブ」(2014年)に収録。
- 謙遜ラヴァーズ feat.山本真由美 - 映画『カメラを止めるな!』主題歌「Keep Roling」(2017年)
- TWICE - デジタルシングル『I WANT YOU BACK』(2018年)- 映画『センセイ君主』主題歌。
- ジャスティン・ビーバー - サンプリング。
サウンドトラック/映画主題歌での使用
編集- アメリカ映画『Dearフレンズ』(1995年公開)[9]
- アメリカ映画『ドラムライン』(2002年公開)[10]
- アメリカ映画『チャーリーと14人のキッズ』(2003年公開)[11]
- アメリカ映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014年公開)[12]
- 映画『センセイ君主』
テーマパークでの使用
編集ディズニーランド・リゾートのディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーの「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー - ミッション:ブレイクアウト!」内で使用されている。
脚注
編集- ^ ChartArchive - The Jackson 5 - I Want You Back
- ^ I Want You Back - The Jackson 5: Listen, Appearances, Song Review: AllMusic
- ^ The Jackson 5 - Awards: AllMusic
- ^ GRAMMY.com Archived 2010年12月24日, at the Wayback Machine. - 2010年9月2日閲覧
- ^ Pitchfork: Staff Lists: The 200 Greatest Songs of the 1960s - 2010年9月2日閲覧
- ^ a b c d e f g h i Lecocq, Richard; Allard, Francois (2018). Michael Jackson All The Songs. London: Cassell. ISBN 9781788400572
- ^ a b c d e f “I Want You Back”. AllMusic. July 20, 2017閲覧。
- ^ キキララ 〜I want you back〜、サンリオピューロランド。(2012/2/21閲覧)
- ^ Now and Then (1995) - Soundtracks(IMDb.com)
- ^ Drumline (2002) - Soundtracks(IMDb.com)
- ^ Daddy Day Care (2003) - Soundtracks
- ^ Guardians of the Galaxy (2014) - Soundtracks
関連項目
編集先代 B・J・トーマス 「雨にぬれても」 |
Billboard Hot 100 ナンバーワンシングル 1970年1月31日(1週) |
次代 ショッキング・ブルー 「ヴィーナス」 |