常光 徹 (つねみつ とおる、1948年 - )は、日本民俗学者文筆家国立歴史民俗博物館名誉教授・総合研究大学院大学名誉教授。民俗学博士。専門は口承文芸民俗信仰

略歴編集

1948年高知県生まれ。1973年、國學院大學経済学部卒業。都内の公立中学校教員を経て、1994年学習院大学文学部講師、1998年国立歴史民俗博物館助教授、総合研究大学院大学助教授。2006年、同教授。2008年、国立歴史民俗博物館副館長。2014年、定年退職、名誉教授。日本民俗学会第28期会長。日本口承文芸学会会長(2001~2年)。高知県観光特使。

著書編集

  • 『学校の怪談―口承文芸の展開と諸相』(ミネルヴァ書房、1993年)
  • 『うわさと俗信 ―民俗学の手帖から』(高知新聞社、1997年)
  • 『親指と霊柩車―まじないの民俗』(歴博ブックレット14、2000年)
  • 『しぐさの民俗学―呪術的世界と心性』(ミネルヴァ書房、2006年)のち角川ソフィア文庫
  • 『妖怪の通り道―俗信の想像力』(吉川弘文館、2013年) ISBN 9784642081955
  • 『折々の民俗学』(河出書房新社、2016年)
  • 『予言する妖怪』(歴博ブックレット31、2016年)
  • 『魔除けの民俗学―家・道具・災害の俗信』(角川選書、2019年)

編著編集

  • 『土佐の世間話―今朝道爺異聞』(石井今朝道語り)(青弓社、1993年)
  • 『妖怪変化―民俗学の冒険③』(ちくま新書、1999年)
  • 『国立歴史民俗博物館研究報告 兆・応・禁・呪の民俗誌』174集、2012年)
  • 『河童とはなにか』(岩田書院、2014年)

共編著編集

  • 『三右衛門話―能登の昔話』大島広共編著(桜楓社、1976年)
  • 『扇屋おつる―岩手県衣川の昔話』花部英雄共編著 (みちのく民芸企画、1982年)
  • 『日本伝説体系 第5巻』宮田登ほか共編著(みずうみ書房、1986年)
  • 『ピアスの白い糸―日本の現代伝説』池田香代子ほか共編著(白水社、1994年)
  • 『魔女の伝言板―日本の現代伝説』近藤雅樹ほか共編著(白水社、1995年)
  • 『日本の民話を学ぶ人のために』福田晃・斎藤寿始子共編著(世界思想社、2000年)
  • 『講座日本の伝承文学 第9巻 口頭伝承〈トナエ・ウタ・コトワザ〉の世界』福田晃・真鍋昌弘共編著(三弥井書店、2003年)
  • 『鳥海山麓のむかし話―佐藤タミの語り』黒沢せいこ共編著(イズミヤ出版、2009年)

共著編集

  • 『異界談義』京極夏彦・小松和彦・池上良正・鈴木一馨・山田慎也・島村恭則・内田順子著(角川書店、2002年)
  • 『シリーズことばの世界 第3巻 はなす』飯島吉晴ほか(三弥井書店、2007年)
  • 『知っておきたい日本の年中行事事典』福田アジオ・菊池健策・山崎祐子・福原敏男共著(吉川弘文館、2012年)

児童書編集

  • 『学校の怪談』全19巻、楢喜八絵 (講談社KK文庫、1990-2014年) - 映画「学校の怪談」(東宝)原作。
  • 『妖怪図鑑』飯野和好絵(絵本)(童心社、1994年)
  • 『妖怪絵巻』飯野和好絵(絵本)(童心社、1997年)
  • 『おにはそとふくはうち』梶山俊夫絵(絵本)(世界文化社、2012年)
  • 『怪談レストラン』シリーズ、全50巻。編集委員、共著。(童心社、1996-2007年)
  • 『妖怪伝説大百科』上下巻。監修、共著。(ポプラ社、2011年)
  • 『てんぐのかくれみの』長野ヒデ子絵(紙芝居)(童心社、2012年)
  • 『怪談オウマガドキ学園』シリーズ。全30巻。責任編集、共著。(童心社、2013年)
  • 『たなばたにょうぼう』野村たかあき絵(絵本)(童心社、2017年)
  • 『じごくにいったかんねどん』かつらこ絵(絵本)(童心社、2017年)
  • 『せつぶんのおに』伊藤秀男絵(絵本)(童心社、2018年)
  • 『めしくわぬにょうぼう』飯野和好絵(絵本)(童心社、2018年)

脚注編集

参考文献編集

  • 小池淳一「常光徹先生を送る」(『国立歴史民俗博物館研究報告』186集、2014年)