Wikipedia

常田俊太郎

日本の実業家、ヴァイオリニスト

常田 俊太郎（つねた しゅんたろう、1990年〈平成2年〉6月6日- ）は、日本の実業家、ヴァイオリニスト。音楽プロジェクト「millennium parade」のメンバー。株式会社ユートニック共同創業者で、同社代表取締役。

常田 俊太郎
生誕 (1990-06-06) 1990年6月6日（33歳）
出身地 日本の旗 日本・長野県伊那市
ジャンル クラシック音楽
職業 ヴァイオリニスト
担当楽器 ヴァイオリン
活動期間 2018年 -
著名な家族
ウィキポータル クラシック音楽
ポータル クラシック音楽

略歴 編集

1990年（平成2年）6月6日、長野県生まれ[1]。伊那市立東部中学校[1]、長野県伊那北高等学校[1]、東京大学工学部システム創成学科卒業[1][2]。

ピアノの先生だった母親にピアノを習わされるが1週間で断念。母親の影響で4歳の頃からヴァイオリンを始める[1]。中学時代の後半からは、5時間から6時間の練習を毎日行う[1]。北原よし子、元NHK交響楽団コンサートマスターの田中千香士に師事。長野県から東京都にも、レッスンのために3週間に一度通う[1]。

2004年（平成16年）、中学2年生の時に江藤俊哉ヴァイオリンコンクールで3位入賞。2006年（平成18年）、高校2年生で日本クラシック音楽コンクール全国大会5位入賞。コンクールで入賞したことで「東京芸術大学を受験するよね」という雰囲気に周囲はなった[1]。

進路を決める高校2年生の冬、「3位に入ったといっても1位も2位もいるし、4位の人も上手い。自分じゃなくてもいいな」と感じ「ヴァイオリンだけに絞るのはちょっと…」「何かもう一つ別の軸…ビジネスの知見や経験みたいなものを持ったうえで音楽と掛け合わせるほうが面白いことをできるな」という思いが漠然とあり、東京大学を目指すためにヴァイオリンを辞める[1]。

レッスンで培った集中力も生かし、東京大学理科二類に合格[1]。2008年（平成20年）、工学部に進み各国の経済発展についてコンピュータで解析[1]。同年、東京大学音楽部管弦楽団に所属。

大学卒業後は、戦略系コンサルティング・ファームのプロジェクトマネジャーとして6年間、様々な企業の中期経営計画づくりを支援[1][3]、

2018年（平成30年）7月、「文化カルチャーを仕事に」と起業し、「しっかり応援したい」と願うファンがクリエーターを金銭面で支えられる仕組みづくりのため、クリエイターの未発表作品を体験したり、密接に繋がれるコミュニティーをつくったりできるアプリケーションソフトウェア「utoniq」を手掛ける株式会社ユートニックの共同創業者となり、共同代表取締役に就任[1][3]。音楽家やクリエイターの活動を支援する事業を展開[1]。

その一方、久保田千陽が2017年（平成29年）に結成したオーケストラバンド「Japan Popular Classics Orchestra」にも、2019年（令和元年）9月14日からメンバーとして参加[4]。弟の常田大希が主宰するmillennium paradeにもメンバーとして、レコーディングやライブに参加[1][5]。

他のアーティストにも、楽曲に携わったり参加することがあり[1]、弟の大希がリーダーのロックバンド・King Gnuには、2023（令和5年）5月から6月に開催したスタジアムツアー「King Gnu Stadium Live Tour 2023 CLOSING CEREMONY」で、俊太郎が率いるストリングス隊が参加するなど[5]共に活動することもあるほか[1]、米津玄師の「KICK BACK」のレコーディングではヴァイオリンを奏で[1]、Vaundy、WONKなどの楽曲にも携わっている[1]

2021年（令和3年）6月より運営されており、第一線で活躍するミュージシャンがオーケストラで歌うYouTubeチャンネル「With ensemble」にはプロデューサーとして携わり[6]、アーティストのyamaとクラシック奏者とのセッションを実現するなど、クラシック音楽と接点がなかったポップ・ミュージック関係者やリスナーとの橋渡し役を担う[1]。

人物 編集

ストリングスを中心に、アレンジやレコーディングなどの活動を展開。

父はロボットエンジニア、母はピアノの音楽教師。2歳下の弟にロックバンド・King Gnuなどで活動している常田大希がいる[1][3]。祖父はカラーテレビの開発で紫綬褒章を受章した工学博士の常田朝秀[7][注釈 1]。

弟の大希は「似過ぎていて、今年に入って3回も見間違えた。写真より実物の方が圧倒的に似てるんだよな」と、俊太郎と声優の津田健次郎の外見が酷似していると指摘している[8]。

出演 編集

テレビ番組 編集

脚注 編集

[脚注の使い方]

注釈 編集

  1. ^ 東京帝国大学第二工学部電気工学科卒、久保田無線電機を経て東芝電子事業本部首席技監。
  2. ^ 「クラシック畑からポップス界へ…」
  3. ^ 「クラシック界の「ヤバい偉人伝」特集!!」

出典 編集

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u 沢辺雅俊「起業家＆音楽家　常田俊太郎さん「転機は高２の冬」」『朝日中高生新聞』、2023年1月1日。2024年2月11日閲覧。
  2. ^ 「常田 俊太郎」Japan Popular Classics Orchestra。2021年2月15日閲覧。
  3. ^ a b c “King Gnu・常田の兄は東大卒で社長！　とんねるず木梨のアートプロジェクトに携わる”. Yahoo! トレンドニュース. GYAO! (2020年5月15日). 2021年3月6日閲覧。
  4. ^ “チーム”. Japan Popular Classics Orchestra. 2024年2月11日閲覧。
  5. ^ a b 「ONE OK ROCK×MY FIRST STORY、King Gnu×常田俊太郎……兄弟ミュージシャンの特別な共演」『リアルサウンド』、2023年11月11日。2024年2月11日閲覧。
  6. ^ 「YouTubeチャンネル「With ensemble」、シンガーソングライターの麗奈をゲストに迎え、ABEMAオリジナル恋愛番組「オオカミちゃんとオオカミくんには騙されない」のBGM曲「好いひと」をオーケストラアレンジで披露。」『ガルポ！』株式会社マッシュアップエンターテイメント、2023年2月10日。2024年2月11日閲覧。
  7. ^ 『日本を支える人と技術』文藝春秋、1986年、104頁。
  8. ^ 「King Gnu 常田大希　兄・俊太郎と人気声優の〝酷似〟ぶりに「大昔、親族的なはず」」『東スポWEB』、2024年1月20日。2024年2月11日閲覧。
  9. ^ “過去の放送 2022年6月5日（日）”. 関ジャム 完全燃SHOW. テレビ朝日 (2022年6月5日). 2024年2月11日閲覧。
  10. ^ “常田俊太郎が衝撃を受けた、クラシック界の“ヤバい曲”！演奏者が何もしない…沈黙の音楽”. テレ朝POST. テレビ朝日 (2024年2月7日). 2024年2月11日閲覧。

外部リンク 編集

 

この項目は、クラシック音楽に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています（ポータル クラシック音楽/ウィキプロジェクト クラシック音楽）。

 

この項目は、音楽家（演奏者・作詞家・作曲家・編曲家・バンドなど）に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています（P:音楽/PJ:音楽）。

「https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=常田俊太郎&oldid=99218672」から取得