幌平橋(ほろひらばし)は、札幌市豊平川にかかる

幌平橋
豊平川上流の中央区側(左岸側)から見た幌平橋(2004年5月)
基本情報
日本の旗 日本
所在地 札幌市中央区 - 豊平区
交差物件 豊平川
座標 北緯43度02分22秒 東経141度21分28秒 / 北緯43.03944度 東経141.35778度 / 43.03944; 141.35778座標: 北緯43度02分22秒 東経141度21分28秒 / 北緯43.03944度 東経141.35778度 / 43.03944; 141.35778
構造諸元
形式 3径間連続鋼床版箱桁橋(単弦アーチ補鋼)[1]
全長 161m[1]
36.5m[1]
地図
幌平橋の位置(札幌市内)
幌平橋
関連項目
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式
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冬の幌平橋歩道(2004年2月)

概要 編集

米里行啓通と白石中の島通を結ぶ市道幌平橋通線となっている。

豊平川下流側の歩道を広くとっており、アーチ橋部分は上ることができる。また、歩道橋部分は札幌市の姉妹都市であるポートランド市との姉妹都市提携35周年を記念して、「PORTLAND SQUARE(ポートランド広場)」と命名し、ポートランド在住の金属彫刻家リー・ケリーの手がけた彫刻が寄贈された[2]

主要諸元 編集

車道部 歩道部
橋長 160.6m[3] 160.6m[4]
支間割 42.5m+86.0m+31.1m[3] 42.5m+86.0m+31.1m[4]
型式 連続箱桁橋[3] ローゼ橋[4]
総鋼重 1,439t[3] 1,113t[4]

歴史 編集

1927年(昭和2年)に江別北海道議会議員・河合才一郎が私費により全長159m、幅5mの木橋を造り、札幌市と豊平町(現在の豊平区など)を結ぶことから幌平橋と名づけた。豊平橋から上流に初めて架けられた橋となり、個人が架けた橋としては当時日本一と言われた。1937年(昭和12年)に北海道が新たに木橋を架橋した。

1954年(昭和29年)6月26日、全長150.7m、幅7.5mの7径間連続のゲルバー橋(トラス橋)が開通した。なお、新しい藻岩橋も同日に開通した。建設当時、設計用の余地を残したまま歩道は設置されず、1966年(昭和41年)と1970年(昭和45年)の2回に渡って歩道を架ける工事が行われた。その後、交通量の増加と橋の老朽化が重なって1978年(昭和53年)8月には床版コンクリートに直径約1mのくぼみができ、中心部に約10cmの穴が開く事故が発生した。床版の鉄筋量増加やスパイクタイヤからアスファルト摩耗をできる限り防ぐため、コンクリートに鋼線を入れたスチールファイバーコンクリートを採用するなどの工事を昼夜兼行し、9月に復旧させた。

現在の橋は1995年(平成7年)10月に完成し、映画『ガメラ2 レギオン襲来』(1996年公開)のロケ地にもなった。

周辺 編集

豊平川両岸には豊平川緑地がある。

参考文献 編集

脚注 編集

  1. ^ a b c 幌平橋”. 札幌市. 2015年1月8日閲覧。
  2. ^ 姉妹都市交流”. 札幌市. 2015年1月8日閲覧。
  3. ^ a b c d 橋梁年鑑 幌平橋 詳細データ”. 日本橋梁建設協会. 2015年1月19日閲覧。
  4. ^ a b c d 橋梁年鑑 幌平橋歩道橋 詳細データ”. 日本橋梁建設協会. 2015年1月19日閲覧。
  5. ^ 中島公園と豊平川周辺を歩いてみよう” (PDF). 市電沿線ぶらりまちあるきマップ. 札幌市中央区. 2015年1月8日閲覧。
  6. ^ 寒地土木研究所”. 土木研究所. 2015年1月8日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集