平川克美(ひらかわ かつみ、1950年7月19日 - )は、日本の実業家文筆家[1]

経歴 編集

東京都大田区に生まれ育つ。東京都立小山台高等学校を経て[2]、1975年に早稲田大学理工学部機械工学科を卒業。1977年、渋谷区道玄坂に翻訳を主業務とするアーバン・トランスレーションを内田樹とともに設立、代表取締役となる[3]

2001年5月、株式会社リナックスカフェを設立し代表取締役に就任。株式会社ラジオカフェ代表取締役[4]。2011年4月、立教大学特任教授。2014年3月、隣町珈琲店主。2016年4月、立教大学客員教授、早稲田大学講師

著書 編集

著書に『経済成長という病』(2009年)、『移行期的混乱』(2010年)、『言葉が鍛えられる場所』(2016年)など。

タイトル 出版社 出版年月 ISBN 備考
および文庫版
1 『反戦略的ビジネスのすすめ』 洋泉社 2004年11月 ISBN 4896918673 『ビジネスに「戦略」なんていらない』と改題して新書化
ISBN 4862482678
2 『株式会社という病』 NTT出版ライブラリーレゾナント 2007年6月 ISBN 4757121989 文春文庫 ISBN 4167801558
3 『経済成長という病』 講談社現代新書 2009年4月 ISBN 4062879921
4 『移行期的混乱』 筑摩書房 2010年9月 ISBN 4480864040 ちくま文庫 ISBN 4480430253
5 『小商いのすすめ』 ミシマ社 2012年1月 ISBN 4903908321
6 『俺に似たひと』 医学書院 2012年1月 ISBN 4260015362 朝日文庫 ISBN 4022618191
7 『移行期的乱世の思考』 PHP研究所 2012年4月 ISBN 4569803873
8 『「消費」をやめる 銭湯経済のすすめ』 ミシマ社 2014年6月 ISBN 4903908534
9 『グローバリズムという病』 東洋経済新報社 2014年7月 ISBN 4492314504
10 『復路の哲学』 夜間飛行 2014年11月
11 『あまのじゃくに考える』 三笠書房 2015年4月
12 『何かのためではない、特別なこと』 平凡社 2016年2月
13 『言葉が鍛えられる場所』 大和書房 2016年5月
14 『喪失の戦後史』 東洋経済新報社 2016年8月
15 『路地裏の民主主義』 KADOKAWA 2017年

5月

16 「移行期的混乱」以後 ──家族の崩壊と再生 (犀の教室) 晶文社 2017年

5月

17  『21世紀の楕円幻想ーその日暮らしの哲学』 ミシマ社 2018年

1月

18 株式会社の世界史: 「病理」と「戦争」の500年 東洋経済新報社 2020年10月
19 共有地をつくる ミシマ社 2022年2月

共著 編集

タイトル 共著者 出版社 出版年月 ISBN 備考
および文庫版
1 『東京ファイティングキッズ』 内田樹 柏書房 2004年 ISBN 4760126252 朝日文庫 ISBN 4022615311
2 『東京ファイティングキッズ・リターン』 内田樹 バジリコ 2006年 ISBN 4862380344 文春文庫 ISBN 4167773376
3 9条どうでしょう 小田嶋隆
内田樹
町山智浩
毎日新聞社 2006年3月 ISBN 4620317608 ちくま文庫 ISBN 4480429948
4 『大津波と原発』 中沢新一
内田樹
朝日新聞出版 2011年5月 ISBN 4022508744
5 『脱グローバル論』 中島岳志
小田嶋隆
講談社 2013年6月 ISBN 4062184273
6 『街場の五輪論』 小田嶋隆
内田樹
朝日新聞出版 2014年2月 ISBN 4022511486
7 『街場の憂国会議』 小田嶋隆
想田和弘ほか計8名
晶文社 2014年5月 ISBN 4794968140
8 『日本の反知性主義』 内田樹
白井聡ほか計10名
晶文社 2015年3月 ISBN 4794968183


注釈・出典 編集

外部リンク 編集