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平川 祐弘(平川 祐弘、ひらかわ すけひろ、1931年7月11日 - )は、日本比較文学研究者、評論家東京大学名誉教授国家基本問題研究所理事。

平川 祐弘
ひらかわ すけひろ
生誕 (1931-07-11) 1931年7月11日(87歳)
日本の旗 日本東京府北豊島郡滝野川町(現:東京都北区
国籍 日本の旗 日本
研究分野 文学(比較文学)
研究機関 国家基本問題研究所
出身校 東京大学学士修士博士
主な受賞歴 紫綬褒章
瑞宝中綬章
プロジェクト:人物伝

目次

略歴編集

東京府北豊島郡滝野川町(現:東京都北区)生まれ。一高・東大教授でドイツ文学者竹山道雄の女婿となり、長女の足立節子も比較文学者である。兄の平川浩正(1929-1986)は物理学者・東大理学部教授[1]

学歴編集

職歴編集

受賞編集

その他研究概歴編集

修士課程在学中に5年近くフランスイタリアドイツに留学し、各国語に通じる。帰国後の1961年、修士論文を短縮した『ルネサンスの詩』を刊行、またダンテの『神曲』を口語体で翻訳した。1974年、博士論文『和魂洋才の系譜』[21]1974年に『西欧の衝撃と日本』、1976年に『夏目漱石 非西洋の苦闘』を刊行した。

鶴田欣也と数多くの国際シンポジウムを開催し、その論文集を共編で出している。

著作編集

イタリア文学編集

  • 『ルネサンスの詩 城と泉と旅人と』(修士論文)、内田老鶴圃(新書判)、1961年
講談社学術文庫、1987年/沖積舎、1982年、新版2004年。 ISBN 4806047023
第1巻(初刊1969年) ISBN 4582801412/第2巻(1997年10月) ISBN 4582806244/第3巻(1997年12月) ISBN 4582806279
  • 『中世の四季 ダンテとその周辺』 河出書房新社、1981年、新版1994年3月、改訂版2012年6月 ISBN 430920595X
  • 『ダンテの地獄を読む』 河出書房新社、2000年2月 ISBN 4309203361
  • 『ダンテ「神曲」講義』 河出書房新社、2010年8月 ISBN 430920550X

イタリア文学・美術関連の翻訳編集

  • 『ダンテ 神曲河出書房新社〈世界文学全集〉、初刊1966年-口語体による翻訳
     新装版は1992年ほか。別版「世界文学全集3 ダンテ」(講談社、1982年)
河出文庫(改訳版 全3巻)。地獄編、2008年、煉獄編・天上編、2009年
ケネス・クラーク解説、鈴木杜幾子共訳、講談社、1979年
河出書房新社、1989年12月、新版(上下)、1991年10月/河出文庫(全3巻)、2006年5月-7月
読売文学賞日本翻訳出版文化賞ピーコ・デッラ・ミランドラ賞を受賞。
  • 『抜目のない未亡人』 カルロ・ゴルドーニ岩波文庫、1995年8月
  • 『続 ルネサンス画人伝』 ヴァザーリ、小谷年司・仙北谷茅戸共編訳、白水社、1995年、新版2009年
    • 『ヴァザーリ 芸術家列伝』 白水Uブックス(1・2)、2011年-小谷訳と分担。単行本(正・続)からの抜粋新書版
  • 『ジョルジョ・ヴァザーリ メディチ家の演出者』 ロラン・ル・モレ、平川恵子共訳、白水社、2003年
  • ダンテ 新生』 河出書房新社、2012年3月/河出文庫、2015年7月
  • ボッカッチョ デカメロン』 河出書房新社、2012年10月/河出文庫(全3巻)、2017年3月-5月
  • 『珈琲店・恋人たち』 カルロ・ゴルドーニ、岩波文庫、2013年6月

ラフカディオ・ハーン関連編集

  • 『小泉八雲 西洋脱出の夢』 新潮社、1981年/講談社学術文庫、1994年
  • 『破られた友情 ハーンとチェンバレンの日本理解』 新潮社、1987年7月
  • 『小泉八雲とカミガミの世界』 文藝春秋、1988年4月
  • 『オリエンタルな夢 小泉八雲と霊の世界』 筑摩書房、1996年10月
  • 『ラフカディオ・ハーン 植民地化・キリスト教化・文明開化』-和辻哲郎文化賞受賞
ミネルヴァ書房〈ミネルヴァ歴史・文化ライブラリー3〉、2004年3月、ISBN 4623040445

ハーンの翻訳編集

  • 『ラフカディオ・ハーン著作集1 アメリカ雑録』 恒文社、1980年(共訳)
  • 『カリブの女』 河出書房新社、1999年、ISBN 4309203248。小説「チータ」、「ユーマ」の2篇
  • 『骨董・怪談 小泉八雲コレクション』 河出書房新社、2014年6月
  • 『心 小泉八雲コレクション』 河出書房新社、2016年5月
※以下は<小泉八雲>名義での編訳(訳者代表)
  • 『怪談・奇談』 講談社学術文庫
  • 『日本の心』 講談社学術文庫
  • 『明治日本の面影』 講談社学術文庫
  • 『神々の国の首都』 講談社学術文庫
  • クレオール物語』 講談社学術文庫、各1990~91年
  • 『光は東方より』 講談社学術文庫、1999年

近代日本史編集

比較文学編集

随筆集編集

  • 『東の橘 西のオレンジ』 文藝春秋、1981年3月。サントリー学芸賞受賞
  • 『開国の作法』 東京大学出版会〈UP選書〉、1987年2月
  • 『中国エリート学生の日本観 比較の指針』 文藝春秋、1997年
  • 『日本をいかに説明するか 文化の三点測量』 葦書房、2001年
  • 『書物の声 歴史の声』 弦書房、2009年 ISBN 4863290322
  • 『日本語は生き延びるか 米中日の文化史的三角関係』 河出書房新社〈河出ブックス〉、2010年2月 
    • 新編 『日本語で生きる幸福』 河出書房新社(新書判)、2014年11月 ISBN 4309023355
  • 『日本人に生まれて、まあよかった』 新潮新書、2014年5月 ISBN 4106105691。語りおろし
  • 『日本の正論』 河出書房新社(新書判)、2014年8月 ISBN 4309246672
  • 『日本の生きる道 米中日の歴史を三点測量で考える』 飛鳥新社、2016年7月 ISBN 4864104980

著作集編集

『平川祐弘決定版著作集』(全34巻予定)、勉誠出版、2016年~。
  • 『3 夏目漱石-非西洋の苦闘』 2017年2月
  • 『5 西欧の衝撃と日本』 2016年11月
  • 『6 平和の海と戦いの海-二・二六事件から「人間宣言」まで』 2017年1月
  • 『7 米国大統領への手紙-市丸利之助中将の生涯。高村光太郎と西洋』 2017年1月
  • 『8 進歩がまだ希望であった頃-フランクリンと福沢諭吉』 2017年3月
  • 『10 小泉八雲-西洋脱出の夢』 2017年4月
  • 『11 破られた友情-ハーンとチェンバレンの日本理解』 2017年5月
  • 『12 小泉八雲と神々の世界/ラフカディオ・ハーン』 2018年9月
  • 『15 ハーンは何に救われたか』 2017年8月
  • 『19 ルネサンスの詩-城と泉と旅人と』 2017年6月
  • 『23 謡曲の詩と西洋の詩』 2018年1月
  • 『33 書物の声 歴史の声』 2017年10月

共編書編集

  • 『講座比較文学』(全8巻)、芳賀徹[22]・亀井俊介・小堀桂一郎共編 東京大学出版会 1973-76
  • 『夏目漱石 作家の世界』(責任編集) 番町書房 1977
  • 『文章の解釈』亀井俊介小堀桂一郎共編 東京大学出版会 1977
  • 『世界の女性史 8 イタリア 南欧の永遠の女たち』 評論社 1977
  • 川端康成山の音』研究』鶴田欣也共編 明治書院 1985
  • 『内なる壁 外国人の日本人像・日本人の外国人像』鶴田欣也共編著 TBSブリタニカ 1990
  • 『日本文学の特質』鶴田欣也共編 明治書院 1991
  • 『漱石の『こ丶ろ』 どう読むか、どう読まれてきたか』鶴田欣也共編 新曜社 1992
  • 『小泉八雲 回想と研究』講談社学術文庫 1992
  • 『叢書比較文学比較文化 2 異文化を生きた人々』中央公論社 1993(退官記念論文集)
  • 『アニミズムを読む 日本文学における自然・生命・自己』鶴田欣也共編 新曜社 1994
  • 『世界の中のラフカディオ・ハーン』河出書房新社 1994
  • 特別科学組 東京高師附属中学の場合 もう一つの終戦秘話』佐々木元太郎共編著 大修館書店 1995
  • 『『暗夜行路』を読む 世界文学としての志賀直哉』鶴田欣也共編 新曜社 1996
  • 『「甘え」で文学を解く』鶴田欣也共編 新曜社 1996
  • 『講座 森鴎外』(全3巻) 平岡敏夫竹盛天雄共編、新曜社 1997。順に「鴎外の人と周辺」「鴎外の作品」「鴎外の知的空間」
  • 『日本の母 崩壊と再生』萩原孝雄共編、新曜社 1997(鶴田欣也定年記念論文集)
  • 『異国への憧憬と祖国への回帰』明治書院 2000(鶴田欣也追悼記念論文集)
  • 『古代中国から近代西洋へ 竹山護夫著作集 補巻』 名著刊行会「歴史学叢書」 2009。共著(表題)
  • 『講座 小泉八雲 1 ハーンの人と周辺』、『2 ハーンの文学世界』 牧野陽子と共編、新曜社 2009
  • 『ラフカディオ・ハーンの英語教育』 西川盛雄と共解説、弦書房 2013
  • 『竹山道雄セレクション』[23](全4巻) 藤原書店 2016-17
  • 『神道とは何か 小泉八雲のみた神の国 日本』牧野陽子と共著、錦正社 2018。対訳本

脚注編集

  1. ^ 平川祐弘「『マルクスが間違うはずがありません』」『WiLL』2015年7月号 [要ページ番号]
  2. ^ 小谷野敦『東大駒場学派物語』新書館、平川『開国の作法』
  3. ^ 小谷野
  4. ^ 平川『特別科学組』
  5. ^ 小谷野
  6. ^ 小谷野、『開国の作法』
  7. ^ 小谷野、『開国の作法』
  8. ^ 小谷野、『開国の作法』
  9. ^ 博士論文書誌データベース
  10. ^ 小谷野、以下同
  11. ^ 平川祐弘教授著作目録(1992年四月-2006年三月)大手前大学人文科学部論集 2005
  12. ^ 広田広三郎編『文学賞事典』
  13. ^ サントリー学芸賞 社会・思想部門
  14. ^ 選評
  15. ^ 読売文学賞 第41回(平成元年度)〜第50回(平成10年度)
  16. ^ 小谷野敦『東大駒場学派物語』
  17. ^ (PDF)第十七回和辻哲郎文化賞 一般部門
  18. ^ 「読売新聞」4月29日朝刊
  19. ^ 日本エッセイスト・クラブ賞受賞作一覧
  20. ^ “蓮如賞に平川祐弘さん”. 朝日新聞デジタル. (2015年10月6日). http://www.asahi.com/articles/DA3S12001300.html 2016年9月24日閲覧。 
  21. ^ 博士論文書誌データベース
  22. ^ ジョージ・サンソム『西欧世界と日本』 芳賀徹・金井圓・多田実と共訳、筑摩書房〈筑摩叢書〉(上下) 1966、復刊1983。ちくま学芸文庫(改訂版 上中下)、1995
  23. ^ 『竹山道雄著作集』(全8巻、福武書店、1983年)も参与。

関連項目編集

外部リンク編集