幼児キリストの礼拝 (ロット、ワシントン)

幼児キリストの礼拝』(おさなごキリストのれいはい、伊: Adorazione del Bambino 、英: Adoration of the Christ Child) は、イタリア盛期ルネサンスヴェネツィア派の画家、ロレンツォ・ロットによる板上の油彩画である。1523年に制作され、右下に「L. Lotus/ 1523」と署名されている。現在、ワシントンのナショナル・ギャラリーに所蔵されている。

『幼児キリストの礼拝』
イタリア語: Adorazione del Bambino
英語: Adoration of the Christ Child
作者ロレンツォ・ロット
製作年1523年
種類板上の油彩
寸法46 cm × 35.9 cm (18 in × 14.1 in)
所蔵ナショナル・ギャラリー (ワシントン)

X線調査では、左側がロット自身によって描き直されたことが示されている。個人的な祈祷のために制作され、20世紀までにベルガモのモルラーニ伯爵のコレクションにあった。伯爵は絵画をミラノのボノーニに売却し、その後、ミラノでアレッサンドロ・コンティーニ・ボナコッシに購入された。1937年にサミュエル H. クレスは絵画を取得して、ニューヨークに持ち込み、2年後に現在の所蔵先であるワシントンのナショナル・ギャラリーに入った[1][2][3]

脚注 編集

  1. ^ Muscipula diaboli? Una pseudo-trappola per topi nell'Adorazione di Lorenzo Lotto a Washington | Request PDF” (英語). ResearchGate. 2018年11月13日閲覧。
  2. ^ Carlo, Pirovano (2002). Lotto. Electa, Milano. ISBN 88-435-7550-3 
  3. ^ K.. “Artibus et Historiae”. artibusethistoriae.org. 2018年11月13日閲覧。

 

外部リンク 編集

  • Federico Terzi、Per una Theologia Crucis artistica:alcuni spunti tra Lotto e Bach in Intersezioni、40、2020 / 1、pp。57-75。