広島パルコ
広島PARCO(ひろしまパルコ)は、広島県広島市中区本通・新天地にあるファッションビル。株式会社パルコが運営するブランド「パルコ」の店舗の一つ。本館と新館の2館体制、別業態のZERO GATE2館を含めれば4館体制で運営している。この項目では、広島PARCO本館の場所にかつて存在した「キリンビヤホール」についても記述する。
広島PARCO Hiroshima PARCO | |
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広島PARCO本館 | |
店舗概要 | |
所在地 |
〒730-0035 広島市中区本通10-1(本館) 広島市中区新天地2-1(新館) 広島市中区新天地2-7(ZERO GATE) 広島市中央区本通9-4(ZERO GATE2) |
開業日 |
1994年4月9日(本館) 2001年9月21日(新館) 2013年10月10日(ZERO GATE) 2016年9月10日(ZERO GATE2) |
建物名称 |
広島本通共同ビル(本館) 広島新天地共同ビル(新館) 広島東宝ビル(ZERO GATE) |
施設所有者 |
広島本通共同ビル所有者協議会(本館) 広島新天地共同ビル所有者協議会(新館) 東宝株式会社(ZERO GATE) GAパートナーズ(ZERO GATE2) |
施設管理者 | 株式会社パルコ |
敷地面積 |
本館 2,308m² 新館 1,997m² ZERO GATE 1,285 m2 |
延床面積 |
本館 23,198m² 新館 18,584m² ZERO GATE 2,575 m2 |
商業施設面積 |
本館 13,553m² 新館 11,483m² ZERO GATE 3,855 m2 |
駐車台数 | 104台/92台(第2)台 |
最寄駅 | 広島電鉄八丁堀停留場 |
外部リンク | 広島PARCO |
概要
編集広島市の繁華街の中心部に位置する、中四国唯一のパルコである。本館は中四国最大の商店街である本通りと並木通り、金座街の交点に、新館は中央通り沿いにあり、八丁堀交差点の南に位置している。2017年度の売上高(テナント取扱高)は、パルコ19店舗中、上位7番目である。本館の場所にはかつて、キリンビヤホールがあった。
本館の建物名称は『広島本通共同ビル[1]』で『広島本通共同ビル所有者協議会』が所有し、以前キリンビヤホールがあったことから、協議会はキリンビール広島支社に置かれている。また、新館の建物名称は『広島新天地共同ビル』で『広島新天地共同ビル所有者協議会』が所有している[2]。共に再開発ビルなので権利者の店舗も入店し、本館側は「東宝薬局」などが、新館側には四国銀行広島支店が同じ建物内に入っている。
館内
編集本館
編集地下2階・地上10階の建物である。大半がアパレル店で、地下1階には飲食店街と駐車場連絡口があり、地下2階には駐輪場、10階にはライブハウスCLUB QUATTROがある。9階・4階・地下1階に新館との連絡通路にて新館と直結している。
新館
編集地下2階・地上9階の建物である。大半がアパレル店で、7・8階には無印良品がある。この無印良品は元々、近隣にかつて存在した旧ウィズワンダーランドに出店していたが、新館オープン時に移転してきたものである。9階にはタワーレコードがある。かつて5階に書店であるリブロが出店していた。
広島ZERO GATE
編集地下1階・地上14階の建物である。「広島東宝ビル」の低層部分(地上1階〜3階)をパルコが賃借し、6店舗が営業している。
なお、会社(株式会社のパルコ)の公式サイト[3]や組織図等によれば、同じショッピングセンター事業ではあっても、ZERO GATEはPARCOとは別カテゴリであり、正確には広島PARCOの一部(別館)ではない。(次項の広島ZERO GATE2も同様。)
広島ZERO GATE2
編集地上3階の建物である。全階でWEGOが営業している。
沿革
編集- キリンビヤホール
- 1938年6月 - 現在の広島PARCO本館の場所に地上3階・地下1階建てのキリンビヤホールがオープンした。広島県安芸郡府中町に開業したキリンビール広島工場と同時の開業であった。現在このキリンビール広島工場は閉鎖され、イオンモール広島府中となっている。
- 1945年8月6日 - 原爆投下により広島市は壊滅状態となった。キリンビヤホールは地上階が全焼し、建物の外郭だけが残った。
- 1946年12月26日 - キリンビヤホールが営業を再開する。
- 1984年 - キリンフォーラムに改称。
- 1990年頃 - 閉店
- 広島PARCO
- 1971年3月 - 広島市による再開発事業である「金座街地区市街地再開発事業」の基本計画が策定[4][5]。
- 1974年12月 - 同再開発事業が都市計画決定[4][5]。
- 1977年5月 - 「金座街地区第一種市街地再開発事業(第5街区)」(「広島PARCO本館」所在地、以降『第5街区』)の準備組合を設立[4]。
- 1983年12月 - 第5街区の核テナントが株式会社パルコに決定[4]。
- 1988年4月 - 「金座街地区第一種市街地再開発事業(第6街区)」(「広島PARCO新館」所在地、以降『第6街区』)の準備組合を設立[5]。
- 1992年9月 - 第5街区の工事に着手[4]。
- 1993年11月 - 第6街区の区域拡大した準備組合を設立[5]。
- 1994年
- 3月 - 広島PARCO本館が竣工。
- 4月 - 第5街区に広島PARCO本館がオープン[4]。
- 1997年5月 - 第6街区の核テナントが株式会社パルコに決定[5]。
- 1999年10月 - 広島PARCOの2棟目(新館)となる第6街区の工事に着手[5]。
- 2001年
- 8月 - 広島PARCO新館が竣工。
- 9月 - 広島PARCO新館がオープン[5]。
- 12月 - 本館10階にCLUB QUATTROがオープン。
- 2010年11月3日 - 本館地下の飲食店の営業時間が2時間短縮の20:30までに変更された。
- 2011年9月27日 - 広島宝塚会館の跡地に建設される再開発ビルに、パルコが新たなファッションビルを開業することを発表。施設内容は、既存の広島PARCOとは異なる新形態の店舗が予定された[6]。
- 2012年1月10日 - 広島宝塚会館跡地の仮称が「広島ZERO GATE」になることを発表[7]。
- 2013年10月10日 - 広島ZERO GATEがオープン[8]。
- 2016年1月20日 - 株式会社GAパートナーズが中区本通に建設する建物を一棟賃借して、ZERO GATE業態の2店舗目を開業することを発表[9]。
- 2016年9月10日 - 広島ZERO GATE2がオープン。
アクセス
編集ほか
周辺施設
編集- 本館は広島金座街商店街・広島本通商店街・並木通りに面しており、本館東隣の新館と新館南隣の広島ZERO GATEは中央通りに面している。
- アリスガーデン - 本館南側にあり、本館完成時にリニューアルされた。地下は広島市西新天地駐輪場・駐車場となっており、市道に面した駐車場進入路はパルコタワーパーキングと共用である。
- ドン・キホーテ広島八丁堀店 - ドン・キホーテのほかゲームセンターや飲食店が入居する複合施設。1961年にイズミのスーパー1号店である「いづみ八丁堀店」が開業。1985年に広島県初のファッションビルであるウィズワンダーランドに業態変換。2004年〜2012年3月までヤマダ電機であった。
- お好み村 - 新天地広場(現・アリスガーデン)の屋台が発祥。1992年に新天地プラザお好み村としてリニューアル。
- お好み共和国ひろしま村 - 広島風お好み焼きの店舗ばかりが入居するビル。お好み村の2軒隣にある。
- H&M HIROSHIMA - 丸善ビルと呼ばれる雑居ビルを改装し、2013年9月21日開業。改装前は洋品店、貸衣装や1990年代には不二家レストランが入居していた。
脚注
編集- ^ 広島市告示第281号 - 2012年7月25日
- ^ 地域貢献計画書 - 2011年7月20日
- ^ ショッピングセンター事業 株式会社パルコ
- ^ a b c d e f 金座街地区(第5街区)市街地再開発事業 - 広島市
- ^ a b c d e f g 金座街地区(第6街区)市街地再開発事業 - 広島市
- ^ 広島宝塚会館 再開発計画の概要
- ^ 新たな事業モデル「ZERO ゼロ GATE ゲート 事業」 および 大阪 道頓堀地区への出店決定について (PDF) - 株式会社パルコ 2012年1月10日
- ^ 広島ゼロゲートがオープン!広島東宝ビルにパルコ3号館 - 広島ニュース 食べタインジャー 2013年10月9日
- ^ 「広島ゼロゲートII(仮称)」出店決定のお知らせ(PDF) - 株式会社パルコ 2016年1月20日