広島銀行ブルーフレイムズ
広島銀行ブルーフレイムズ(ひろしまぎんこうブルーフレイムズ、英: Hiroshima Bank Blue Flames)は、かつて存在した日本の女子バスケットボールチーム。本拠地は広島県広島市。W LEAGUEに所属していた。母体企業は広島銀行。
広島銀行ブルーフレイムズ Hiroshima Bank Blue Flames | |
---|---|
愛称 | ブルーフレイムズ |
所属リーグ | W1リーグ |
創設年 | 1990年 |
解散年 | 2003年 |
チーム史 | |
本拠地 | 広島県広島市 |
チームカラー | ブルー |
企業 | 広島銀行 |
概要
編集本拠地は広島県広島市、母体は広島銀行、ホームは広島市西区のひろぎんの森体育館[1]。当時選手全員が広報文化部に所属し各支店で勤務した[2]。
「ブルーフレイムズ」の名は母体の企業カラーである「青(ブルー、Blue)」と「炎(フレイム、Flame)」を合わせた造語で、「青い炎」という女性の内に秘めた強さを表現している[3]。
1990年、同好会「ひろぎんクラブ」として発足し[4]、中国クラブバスケットボール選手権大会では1990年・1992年と優勝し、全日本クラブバスケットボール選手権大会に出場した[5]。1993年4月、実業団チームとして正式に創部した[3][4]。西日本でも有数の女子バスケットボールチームに成長し、全日本実業団バスケットボール競技大会へは4回の出場を果たす[4]。 1999年3月、中国・四国地方では初めてW1リーグ(日本リーグ2部)に昇格し、その後は西日本唯一のチームとしてリーグ戦に参加する[3]。 2000年4月、異競技連携組織「トップス広島」に初期メンバーとして加入。
2002年9月、母体の経営効率化に伴い突然廃部を発表する[1][4]。2003年、第4回W1リーグを7勝5敗のリーグ第2位と過去最高の成績で終えた[4]。選手の何人かは他チームへ移籍した。
成績
編集- W1リーグ
- WJBL 1999-2000 7位(3勝11敗)
- WJBL 2000-01 4位(7勝8敗)
- WJBL 2001-02 4位(6勝9敗)
- WJBL 2002-03 2位(7勝5敗)
- 全日本実業団競技大会
- 1994年
- 1995年 3位
- 1998年 3位
- 1999年 4位
選手とスタッフ
編集- 活動休止となった2002-03シーズンでの登録
スタッフ
編集選手
編集No. | 名前 | P | 生年 | 身長 | 体重 | 出身 | 前所属 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
3 | 廣田裕美 | G/F | 1982 | 164 cm | 56 kg | 山口県 | 三田尻女子高 |
6 | 柏原瞳 | C/F | 1979 | 176 cm | 70 kg | 愛媛県 | 富士通 |
7 | 中山千尋 | G/F | 1980 | 170 cm | 58 kg | 千葉県 | 第一勧銀 |
8 | 半田愛 | C/F | 1981 | 177 cm | 80 kg | 北海道 | 札幌山の手高 |
10 | 生駒由美 | G/F | 1976 | 170 cm | 60 kg | 岡山県 | 立命館大 |
11 | 日吉くるみ | C/F | 1977 | 176 cm | 69 kg | 愛媛県 | 大阪薫英女子短大 |
13 | 石堀里美 | G | 1982 | 164 cm | 62 kg | 茨城県 | 桜花学園高 |
14 | 早川美代子 | G/F | 1979 | 170 cm | 59 kg | 岡山県 | 立命館大 |
21 | 本間京子 | C | 1979 | 180 cm | 70 kg | 山形県 | JOMO |
23 | 牧草初枝 | C | 1979 | 180 cm | 70 kg | 福岡県 | 第一勧銀 |
32 | 加治屋文 | C/F | 1983 | 177 cm | 70 kg | 鹿児島県 | 鹿児島純心女子高 |
33 | 山内もえ | F | 1983 | 175 cm | 60 kg | 北海道 | 札幌山の手高 |
51 | 森松直美 | F | 1977 | 175 cm | 67 kg | 愛媛県 | 大阪薫英女子短大 |
53 | 長藤朋子 | C/F | 1983 | 178 cm | 66 kg | 山口県 | 三田尻女子高 |
55 | 市川かおり | C/F | 1983 | 175 cm | 65 kg | 北海道 | デンソー |
歴代所属選手
編集- 古橋裕子
- 溝口さちこ
- 石堀里美
- 高橋彩
- 谷口加津
- 丹生谷香
- 斉藤智代
- 加藤弓佳
- 杠梨絵
- 西本祐子
- 清水奈穂子
- 松尾朋子
歴代HC
編集- 伊藤修一(1994年~2000年)
- 白石和男(2000年~2003年)
脚注
編集- ^ a b “「ラストシーズンV」誓う 来春廃部の広銀女子バスケ”. 中国新聞 (2002年10月1日). 2002年10月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年8月31日閲覧。
- ^ “仕事との両立に苦労”. 中国新聞 (2000年8月27日). 2013年8月31日閲覧。
- ^ a b c “広島銀行女子バスケットボール部”. 広島銀行. 2001年7月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年8月31日閲覧。
- ^ a b c d e “広島銀、10年の活動に幕/バスケ女子”. 中国新聞 (2003年2月22日). 2003年4月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年8月31日閲覧。
- ^ “中国クラブバスケットボール選手権・全日本クラブバスケットボール選手権(女子)” (PDF). 山口県バスケットボール協会. 2013年8月31日閲覧。
参考資料
編集- 広島銀行ブルーフレイムズ - WJBL
- 公式ホームページ - ウェイバックマシン(2001年7月19日アーカイブ分)