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広島電鉄3800形電車(ひろしまでんてつ3800かたでんしゃ)とは、1987年に登場した広島電鉄路面電車である[1]。愛称は「ぐりーんらいなー」[1](3950形まではこの愛称が付く)。

広島電鉄3800形電車
「ぐりーんらいなー」
広島駅停車中の3809号。
広島駅停車中の3809号。
基本情報
製造所 アルナ工機[1]
主要諸元
編成 3車体4台車連接固定編成
軌間 1,435 mm
最高運転速度 60[1] km/h
起動加速度 3.8[1] km/h/s
減速度(常用) 4.2[1] km/h/s
減速度(非常) 5.1[1] km/h/s
編成定員 140(着席70)人[1]
編成重量 38.1t
全長 26,860[1] mm
全幅 2,450[1] mm
全高 3,820[1] mm
主電動機 東洋電機TDK6300-A[1]
駆動方式 VVVFインバータ制御[1]
編成出力 60kW×4[1]
備考 全金属製[1]
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3802号。前照灯・尾灯が丸形。空調制御装置はC車1台のみの設置。
3805号。前照灯・尾灯が角形。
3808号。荒手車庫(許可を得て撮影)2004年6月撮影

概要編集

広電では3700形に次ぐ連接車である。アルナ工機で製造された[1]。広電で初めてVVVFインバータ制御が採用された[1]。路面電車である市内線と鉄道線である宮島線を直通運用出来る車両で、床面高を780mmと従来より低くしている[1]。最終的に9編成が製造されて、宮島線の主力として運用されている。2005年8月に3805が電話会社の全面広告車になった(現在は通常の塗装・車内に戻っている)。 将来、宮島線での連結運転を行うことを見越してか、全車両自動連結器が設置可能な設計になっている[要出典]運転士養成(甲種電気車免許取得)の際に教習・試験車両としても使用される[要出典]

3801-3803
1987年に製造されたグループである。ヘットライトが丸形である。なお3801は3800形で唯一幕の位置が異なる。また3802・3803は空調制御装置がC車搭載1台に変更されている(他の3800形はA,B車2台搭載)。
3804・3805
1988年に製造されたグループである。角形のコンビネーションライトが採用された。広電が導入した昭和最後の車両となった。
3806-3809
1989年に製造されたグループである。仕様は3804・3805とほとんど変わらないが、運転台後ろの広告スペース部分の配置が異なり、手すりが設置されている。

その後の量産は3900形に移行した。

運用編集

2019年8月、3807・3808号が3700形2編成と入れ替わりで千田車庫へ転属。同形式の千田車庫配属は導入後初となる。また2019年9月には3806・3809号が3950形2編成と入れ替わりで千田車庫へ転属している。千田車庫所属の3806~3809号は市内線専用(主に1号線)、荒手車庫所属の3801~3805号は2号線(宮島線)専用運用となっている。荒手車庫所属車は朝ラッシュのみ、宮島口方面→広電本社前の運用と、3号線(広電本社前→広電西広島)の運用に就くことがある。但し、毎年7月末に行われる「広島みなと夢花火大会」の際は臨時列車として、5号線(比治山線)や、海岸通からの区間運用に就く。

各車状況編集

特記がある場合を除き、2019年9月現在の状態を示す。

車号 竣工 所属車庫 塗装 備考
3801 1987年3月 荒手車庫 標準色
3802 1987年11月 荒手車庫 標準色
3803 1987年11月 荒手車庫 日本赤十字社ラッピング電車
(全面広告電車)
3804 1988年11月 荒手車庫 サニクリーン帯広告車
3805 1988年11月 荒手車庫 標準色
3806 1989年4月 千田車庫 標準色
3807 1989年4月 千田車庫 標準色
3808 1989年12月 千田車庫 標準色
3809 1989年12月 荒手車庫 標準色

脚注編集

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r 鉄道ジャーナル』第21巻第10号、鉄道ジャーナル社、1987年8月、 117頁。

参考文献編集