広望県(こうぼう-けん、: 廣望縣)は、かつて中国に置かれた県の一つで、現在の河北省保定市清苑区の西南にあった。前漢涿郡の下に置かれた[1] [2]

後漢によって廃され、北新城県に編入された[3]

脚注

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  1. ^ 漢書』巻二十八上 地理志 第八「涿郡,戶十九萬五千六百七,口七十八萬二千七百六十四。縣二十九:涿,遒,穀丘,故安,南深澤,范陽,蠡吾,容城,易,廣望,鄚,高陽,州鄉,安平,樊輿,成,良鄉,利鄉,臨鄉,益昌,陽鄉,西鄉,饒陽,中水,武垣,阿陵,阿武,高郭,新昌。」s:zh:漢書/卷028上
  2. ^ 小竹武夫訳『漢書』3(ちくま学芸文庫、筑摩書房、1998年)、321頁。
  3. ^ 『欽定大清一統志』巻十 清苑縣「樊輿廣望二國俱屬涿郡後漢二縣皆省入北新城復置樊輿縣尋省改置樂郷縣後魏太和元和分新城置清苑縣改樊輿置扶輿縣又析置永寧縣與樂郷縣俱屬高陽郡s:zh:欽定大清一統志_(四庫全書本)/卷010#清苑縣