座頭市の歌が聞える
『座頭市の歌が聞える』(ざとういちのうたがきこえる)は、1966年の日本映画。監督は田中徳三、勝新太郎の代表作、座頭市シリーズの第13作[1]。
座頭市の歌が聞える | |
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監督 | 田中徳三 |
脚本 | 高岩肇 |
原作 | 子母澤寛 |
出演者 |
勝新太郎 天知茂 小川真由美 |
製作会社 | 大映 |
公開 |
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上映時間 | 83分 |
製作国 |
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言語 | 日本語 |
前作 | 座頭市地獄旅 |
次作 | 座頭市海を渡る |
概要 編集
第1作より満を持しての再登場となる天知茂との対決を見ることができる本作。タイトルとは裏腹に、本作で座頭市自身は歌を歌わないが、道中で出会う琵琶法師による一曲のシーンが美しく際立つ。
あらすじ 編集
やくざを引き連れた浪人に襲われた男・為吉に行き会った座頭市。死ぬ間際の為吉から大金の入った財布を「太一に」と渡すよう頼まれる。翌日街道で出会った不思議な琵琶法師に誘われて、上州一宮宿へ向かうことになった。そこで立ち寄った茶店を営む老女と少年は、昨夜出会った為吉の母と彼の息子であることが判明する。一宮は平和な宿場町であったが、最近やってきた板鼻の権蔵一家がのさばるようになり、その支配に屈しないでいるのは、太一の祖母の茶店を含む数軒となった。太一と老女を守るため、権蔵一家と争うこととなった市。そこへ例の浪人が一宮へやって来る。黒部玄八郎というその浪人は、3年前に逃げた女房を探し、この一宮にたどり着いたのだった。彼の女房はお蝶という名で女郎屋で働く身となっており、その身請けの50両を稼ぐため、黒部は権蔵親分から座頭市を倒す仕事を引き受けるのだった。
スタッフ 編集
キャスト 編集
併映作品 編集
脚注 編集
- ^ キネマ旬報1966年5月下旬号 p.67