御流神道(ごりゅうしんとう)とは、法親王などに相承される法流神道両部神道真言密教と密接に結びついて発達した。

概要 編集

平安時代末期から鎌倉時代にかけて成立したと考えられ、様々な灌頂儀式とともに伝承され、室町時代には密教的儀礼に基づいた御流神道加行法則が成立し、江戸時代初期には八十通印信の印信形式を整え、御流神道口決と呼ばれる口決も成立した。だが、明治維新神仏分離令によって解体させられたが、今日でも密教寺院にその印信・口決の名残を残している。

参考文献 編集

  • 櫛田良洪「御流神道」(『国史大辞典 6』(吉川弘文館、1985年) ISBN 978-4-642-00506-7