忍海 大国(おしうみ/おしのみ[1] の おおくに[2])は、飛鳥時代の人物。[3]冠位小錦下

 
忍海大国
時代 飛鳥時代
生誕 不明
死没 不明
官位 小錦下
主君 天武天皇
氏族 忍海
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経歴 編集

日本書紀天武天皇3年(674年)3月7日の条にのみ現れる。この日、対馬国司守の忍海造大国は、「が初めて当国から出たので貢上します」と知らせた。大国はこれによって小錦下の位を授かった。これは対馬国のみならず日本における銀鉱山発見の最初の記録である。大国について他の事績は知られない。

参考文献 編集

脚注 編集

  1. ^ 「於之乃美」(『和名類聚抄』)、「於尸農瀰」(『日本書紀顕宗天皇即位前紀)による。
  2. ^ 旧仮名遣いでの読みは「おしぬみのおほくに」。
  3. ^ 忍海氏(忍海造・忍海連)は開化天皇皇子の建豊波豆羅和気王の後裔で、忍海部(飯豊青皇女御名代部)の伴造