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応荷重装置(おうかじゅうそうち)とは、鉄道車両において、荷重の増減によって変化する減速度を一定に保つための装置である。主に電磁直通ブレーキ・電気指令式ブレーキを装備している電車や新型の気動車で採用されている。

概要編集

乗車率の増加などにより車両にかかる荷重が増すと、車両に同じ力のブレーキを掛ける際、減速度が鈍くなる、また編成全体で各車両で同じ力でブレーキを掛ける際、各車両で荷重が違うと各車両でブレーキ力や減速度にばらつきが発生して乗り心地や連結器にも影響が出てしまう。応荷重装置は、ブレーキシリンダの圧力を荷重に応じて変化させることによって、ブレーキ指令のときに、一定の荷重までは同じ減速度を保つことができる。応荷重装置を利用して減速度を一定に保つ制御方式を応荷重制御と呼ぶ。

減速時編集

電気指令式空気ブレーキの場合では、ブレーキ制御装置の応加重弁とブレーキ受量器が枕ばねの空気圧および圧力信号を受けて、電空変換弁の電磁コイルを制御することで、中継弁の膜板室の空気圧を制御して、中継弁からの空気流量を調整することで、ブレーキシリンダ圧力を増減させて、減速度を一定に保つ。まとまった乗降のある駅などで圧力計を見ていると、圧力が増減しているのがわかる。電車の場合は、電気ブレーキ力も荷重に応じて変化し、空気ブレーキとの協和で減速度を効率よく一定に保つ。

荷重検知方法編集

枕バネに取り付けた検知装置によって荷重を測定する。コイルバネ台車の場合、バネの撓み量、空気バネ台車の場合は枕バネの空気圧か圧力信号を利用している。