思考の整理学(しこうのせいりがく)は、外山滋比古による著作で、養老孟司バカの壁』(新潮新書)シリーズと並ぶ数百万部単位のロングセラーである。

概要 編集

初刊は1983年に筑摩書房[1]で、1986年にちくま文庫[2]が刊行。また2017年と2024年(増訂版)に、各・ワイド版も刊行された

受動的に知識を得るのみでなく、自分で物事を発明、発見することを勧める[3]。内容は先行出版した『知的創造のヒント』(講談社現代新書)に似ている。

筑摩書房によれば、ビジネスマン向けの教養書として企画されていた[3]

1986年から2007年までに16万部を売り上げ、それから爆発的に伸びる[3]

2008年、東京大学京都大学大学生協の書店販売ランキングで1位となる。それ以来たびたび1位となる[2]

2009年、100万部を突破。2016年、200万部を突破。2021年時点で253万部[2]

脚注 編集

  1. ^ 選書判「ちくまセミナー」の第1冊目だった。1985年まで計28冊刊
  2. ^ a b c 東大・京大生が根強く支持する異例のロングセラー 思考の整理学 外山滋比古” (jp). 筑摩書房. 2021年12月24日閲覧。
  3. ^ a b c 外山滋比古さん「思考の整理学」 21世紀も読まれ続ける若者の書|好書好日”. 好書好日. 2021年12月24日閲覧。