悟恩(ごおん)は、中国天台宗の僧侶。姓は路、字は修己。蘇州常熟県の人。北宋初の天台宗山外派の祖。

悟恩
乾化2年 - 雍熙3年8月25日
912年 - 986年10月1日
生地 蘇州常熟県
宗派 天台宗山外派
寺院 慈光院
志因
著作 『金光明玄義発揮記』
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略歴 編集

13歳の時に出家して、天台宗の一心三観・六即の説によって仏理を会得した。

その後、銭塘の慈光院に入り、志因に就いて修学した。天台止観の実践を学び、『法華経』・『金光明経』について講学を受けた。後、それらについて講学を行うようになり、慈光院の院主となった。

その著書『金光明玄義発揮記』は、趙宋天台における山家山外論争の端緒となった。

常に浄土を讃仰し、専心して念仏して奇瑞を体感して没した。

著書 編集

  • 『金光明玄義発揮記』

伝記資料 編集