悪夢のエレベーター』(あくむのエレベーター)は、幻冬舎から出版された木下半太小説。または、これを原作としたテレビドラマ、舞台、映画、漫画。

テレビドラマ 編集

フジテレビ2007年3月27日に放送された。演出は後に映画『ハンサム★スーツ』で映画監督デビューする英勉(はなぶさ つとむ)。

あらすじ 編集

エレベーターに閉じこめられた4人の物語である。妻の出産立会いに急ぐ男、刑務所から出所してすぐの元空き巣のヤクザ、他人の過去が見える超能力者、自殺を考える女子高生

キャスト 編集

スタッフ 編集

舞台 編集

2008年版 編集

2008年9月12-21日(東京シアタートラム)、9月25-28日(大阪シアター・ドラマシティ)開催。

キャスト
スタッフ

2018年版 編集

悪夢のエレベーター~新宿2丁目Ver.~』のタイトルで2018年12月4-9日(中野テアトルBONBON)に開催。

キャスト 編集

スタッフ 編集

  • 演出:木下半太
  • 原作:木下半太
  • 脚本:マッキー
  • 監修:yuzuka
  • 監督:海老沢栄
  • 企画/プロデューサー:yuzuka
  • 企画製作:peek a boo、渋谷ニコルソンズ

逸話 編集

  • 前年(2017年)10月に交通事故を起こし1年間の謹慎処分となっていた堤下にとっては、本作が謹慎解除後初の舞台出演となった[1]。本作を観劇したお笑いタレントの安田ユーシは「今のつっつん(堤下)にしか出来ない素晴らしい台詞だった」と評している[5]
  • 三橋愛永と三橋栄香は本作が初の姉妹共演。劇中ではギャルに扮するシーンもあった[3]

映画 編集

悪夢のエレベーター
監督 堀部圭亮
脚本 堀部圭亮
鈴木謙一
製作 佐藤直樹
宇田川寧
製作総指揮 馬場清
出演者 内野聖陽
佐津川愛美
モト冬樹
斎藤工
大堀こういち
芦名星
本上まなみ
音楽 渡邊崇
主題歌 タカチャ
「AIO〜愛を下さい〜」
撮影 北信康
編集 高橋幸一
配給 日活
公開   2009年10月10日
上映時間 105分
製作国   日本
言語 日本語
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ストーリー (映画) 編集

「消化試合ではない人生を送っている人間はどれだけいるだろう」。

小川はマンションのエレベーターで気を失って倒れていた。気が付くと一緒に乗り合わせていたのはチンピラ風の安井、不気味な雰囲気のゴスロリ少女の香、ジャージ姿の牧原の3人。エレベーターは動かず、非常ボタンは壊れており、携帯電話も皆電池切れや不所持で使えず閉じ込められていた。

小川は妻・麻奈美からの産気付いたとの電話を受け、出産の立ち会いに向かう途中だった。牧原が小川と安井の二人がマンションの住人ではないと怪しむと、香は自分は屋上から飛び降りるために来たと告白。少女に共感した牧原が彼女に触れると「火に包まれた家」が見えるという。香はいじめによる引きこもりでカウンセリングのボランティアの青年が来るようになるが、唯一の味方であった姉が目当てだと分かり、青年が所属する施設に放火したのだという。

牧原は他人に触れると心が読める超能力の持ち主であった。安井は刑務所帰りの空き巣犯で物色をしに、小川はデート帰りに酔った愛人を送ってそれぞれこのマンションに来たことがバレる。

もしこのまま発見されず死んでしまったら、残される奥さんと子供が不憫だと香が言い出し、小川は二人のためにICレコーダーに遺書を録音することになる。出産に立ち会えなかったことと浮気していたことを謝罪したところで何か違和感を感じる…。

キャスト 編集

スタッフ 編集

  • 監督:堀部圭亮
  • 原作:木下半太
  • 脚本:鈴木謙一堀部圭亮
  • 製作:佐藤直樹、宇田川寧
  • エグゼクティブプロデューサー:馬場清
  • プロデューサー:松村傑、柴原祐一
  • 共同プロデューサー:石田雄治
  • 音楽:渡邊崇
  • 撮影:北信康
  • 照明:渡部嘉
  • 美術:磯田典宏
  • 録音:岩倉雅之
  • 編集:高橋幸一
  • VE:新部信行
  • 装飾:山本志恵
  • 特殊造形・特殊メイク・残酷効果:西村喜廣、奥山友太
  • スタイリスト:与那覇智
  • ヘアメイク:山崎惠子
  • VFXスーパーバイザー:鹿角剛司
  • スクリプター:小林加苗
  • アクション:カラサワイサオ
  • キャスティング:田端利江
  • 助監督:塩崎遵
  • 製作担当:道上巧矢
  • ラインプロデューサー:若林雄介
  • 主題歌:タカチャ「AIO~愛を下さい~」(エピックレコードジャパン
  • 制作プロダクション:ダブ
  • 製作:日活、スモーク
  • 配給:日活

書誌情報 編集

原作小説 編集

文庫版

漫画 編集

関連項目 編集

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 現在の芸名は「小川真生」[4]

出典 編集

  1. ^ a b c “堤下敦、復帰後初舞台が決定「丁寧に全力で頑張りたいと思います」”. ORICON NEWS (オリコン). (2018年11月18日). https://www.oricon.co.jp/news/2123698/full/ 2021年9月18日閲覧。 
  2. ^ 白石拓也 (2018年12月10日). “悪夢から覚めて”. Takuya Shiraishi BLOG. CyberAgent. 2021年9月18日閲覧。
  3. ^ a b c 三橋愛永 [@manae_mihashi] (2018年12月12日). "今回の舞台で、姉妹初共演を果たしました。私は主人公小川の妻 麻奈美を、妹は愛人の陽子を演じました". X(旧Twitter)より2021年9月18日閲覧
  4. ^ 小川真生”. JIN-YA. 2021年9月18日閲覧。
  5. ^ 安田ユーシ [@yushi_yasuda] (2018年12月6日). "主演のつっつんのあの台詞、今のつっつんにしか出来ない。素晴らしい。". X(旧Twitter)より2021年9月18日閲覧

外部リンク 編集