一般社団法人情報システム学会(じょうほうシステムがっかい、ISSJ: Information Systems Society of Japan)は日本の、情報システム学を扱う学会。浦昭二主宰のHIS研究会[2]を発展的に継承して2005年4月に設立され、2010年7月に任意団体から一般社団法人に移行した。日本学術会議協力学術研究団体

じょうほうしすてむがっかい
情報システム学会
法人格 一般社団法人
法人番号 2010005015585 ウィキデータを編集
専門分野 情報
設立 2005年4月23日
会長 伊藤重隆
事務局 日本の旗 日本
東京都千代田区九段北1-10-9 九段VIGAS 5階
会員数 423人(2014年3月現在)[1]
ウェブサイト http://www.issj.net
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概要 編集

情報システム学会としては、情報システム、および、情報システム学(詳細はリンク先記事を参照)について、「情報システム学会での“情報システム”の捉え方」[3]によれば、次のように捉えているという。すなわち、「人間活動を含む社会的なシステム」で「豊かな情報空間をもたら」すものであり、「単なるコンピュータ応用システムでは」なく、「人間の情報行動を支え,発展に寄与するもの」で、「組織活動に柔軟と革命を与えるもの」とある。すなわち、語義的には「情報システム」に含まれるもののうちから「単なるコンピュータ応用システム」を除いて、さらに、以上のようないくつかの要件を満たすものが、情報システム学会のいう「情報システム」であり、また、情報システム学会が対象とする「情報システム学」である、ということになる。

以上のような定義を満たす、「豊かな情報社会を実現するための人間中心の情報システム学」の確立を目指し、システム開発の実務家と学術研究者が協力して、研究と実践応用を推進している。

刊行物 編集

  • 『情報システム学会誌』
英名: Journal of Information Systems Society of Japan (JISSJ)
  • 情報システム学会 メールマガジン 毎月25日頃に発刊(12月号のみ1月1日)

歴代会長 編集

  1. 北城恪太郎(2005年度 - 2008年度)
  2. 竹並輝之(2009年度 - 2010年度)
  3. 杉野隆(2011年度 - 2012年度)
  4. 伊藤重隆(2013年度 - 2019年度)
  5. 山口高平(2019年度 - )

脚注・出典 編集

  1. ^ 内訳:375名(正会員・名誉会員)、31名(学生会員)、17社(賛助会員)
  2. ^ 哀悼文( http://www.issj.net/gaiyou/aitou-201208-su.html )によれば詳細は不明とのことだが、1980年代初めに情報処理学会周辺で情報システム教育を中心に始まったものという。同学会の周辺でHISという名前は他に、ヒューマンインタフェース学会(以前は計測自動制御学会ヒューマン・インタフェース部会)の開催するシンポジウム「ヒューマンインタフェースシンポジウム」があるが、全く無関係である。
  3. ^ http://www.issj.net/gaiyou/gaiyou.html

出典 編集

外部リンク 編集