愛と青春の旅だち
『愛と青春の旅だち』(原題:An Officer and a Gentleman)は、1982年のアメリカ映画。
愛と青春の旅だち | |
---|---|
An Officer and a Gentleman | |
監督 | テイラー・ハックフォード |
脚本 | ダグラス・デイ・スチュアート |
製作 | マーティン・エルファンド |
出演者 |
リチャード・ギア デブラ・ウィンガー デヴィッド・キース ルイス・ゴセット・ジュニア |
音楽 | ジャック・ニッチェ |
撮影 | ドナルド・ソーリン |
編集 | ピーター・ツィンナー |
配給 | パラマウント映画=CIC |
公開 |
![]() ![]() |
上映時間 | 124分 |
製作国 |
![]() |
言語 | 英語 |
配給収入 |
![]() |
テイラー・ハックフォード監督、リチャード・ギア主演。
日本でも人気が高く、第7回日本アカデミー賞最優秀外国作品賞を受賞した。
ルイス・ゴセット・ジュニアが1982年度アカデミー助演男優賞を受賞。また、ジョー・コッカーとジェニファー・ウォーンズが歌った主題歌『愛と青春の旅だち』がアカデミー歌曲賞を受賞している。
ストーリー 編集
ザック・メイヨは、13歳のときに母親が自殺し、かつて母親を捨てたも同然に扱った水兵の父バイロン・メイヨに引き取られた。フィリピンのスービック・ベイの軍港で初めて会った父親は、現地の売春婦に溺れる生活破綻者で、ザックもフィリピン人から暴力を受けて育った。帰国してからも父親は娼婦に溺れ続ける生活を変えなかった。
大学を卒業後、ザックは父親を見捨てるようにシアトルのレーニエ航空士官候補生学校に入学するために家を出る。父親は、自分の「上官」の地位を目指す息子を嘲笑った。士官候補生学校では教官のフォーリー海兵隊軍曹が、生徒たちを心身両面で鍛えあげ徹底的に教育する。あまりに厳しい訓練にD.O.R(退学希望)を出し去っていく者もあれば、体力的ハンデの前にもがき続ける女子学生もいる。
そんなある日、ザックは市民との懇親パーティで製紙工場で働く女性のポーラと知り合う。次第に親しくなる2人だが、そこにはザックの母親が水兵の父親との結婚を夢見ながら、交際した末に捨てられた過去と同じような境遇の女性の姿が垣間見えてくる。
士官候補生学校の厳しい訓練でパイロットを目指しながらポーラとの愛を育むザックだが、フォーリー軍曹に精神も肉体もギリギリまで絞り込まれ「何故ここにいるのか」と問われる。ザックは「ここしかいる場所がないからだ」と叫ぶ。自分が人生を取り戻すために困難に立ち向かうしかない。しかし彼の前にはまだ試練が横たわっていた。
キャスト 編集
役名 | 俳優 | 日本語吹替 | |
---|---|---|---|
フジテレビ版 | VOD版 | ||
ザック・メイヨ | リチャード・ギア | 津嘉山正種 | 浪川大輔 |
ポーラ・ポクリフキ | デブラ・ウィンガー | 岡本茉利 | 世戸さおり |
シド・ウォーリー | デヴィッド・キース | 安原義人 | 小松史法 |
バイロン・メイヨ | ロバート・ロッジア | 阪脩 | 桂一雅 |
リネット・ポメロイ | リサ・ブロント | 藤田淑子 | 小松由佳 |
ケイシー・シーガー | リサ・アイルバッハー | 土井美加 | 沢城みゆき |
エミール・フォーリー軍曹 | ルイス・ゴセット・ジュニア | 坂口芳貞 | 竹田雅則 |
エミリオ・デラ・セラ | トニー・プラナ | 田中亮一 | |
ライオネル・ペリーマン | ハロルド・シルヴェスター | 玄田哲章 | |
トッパー・ダニエルス | デヴィッド・カルーソ | 神谷明 | 森宮隆 |
不明 その他 |
小林勝彦 斎藤昌 谷育子 加藤正之 冨永みーな 菊池英博 藤夏子 嶋俊介 松井菜桜子 木藤聡子 戸谷公次 大塚芳忠 杉元直樹 |
下川涼 岡井カツノリ 緑川博子 中務貴幸 村井雄治 菊池英博 蜂須賀智隆 佐瀬弘幸 野川雅史 入江純 鈴宮早織 北田理道 浜添伸也 鹿野真央 稲垣拓哉 | |
演出 | 佐藤敏夫 | 中野洋志 | |
翻訳 | 戸田奈津子(字幕) | 宇津木道子 | 子安則子 |
制作 | 東北新社 | ACクリエイト | |
初回放送 | 1986年1月11日 『ゴールデン洋画劇場』 21:03-23:24 |
舞台 編集
- 主な配役
脚注 編集
- ^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、2012年)420頁