愛希れいか
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愛希 れいか(まなき れいか、1991年[1][2]8月21日[1][2] - )は、日本の女優。元宝塚歌劇団月組トップ娘役[2]。
まなき れいか 愛希 れいか | |
---|---|
生年月日 | 1991年8月21日(29歳) |
出生地 | 福井県坂井市 |
身長 | 167cm |
血液型 | A型 |
職業 | 女優 |
ジャンル | 舞台 |
活動期間 | 2009年 - |
活動内容 |
2009年:宝塚歌劇団入団、月組配属 2012年:月組トップ娘役就任 2018年:宝塚歌劇団退団、芸能活動開始 |
事務所 | アミューズ |
公式サイト | 愛希れいかオフィシャルファンクラブ |
主な作品 | |
宝塚歌劇 『ロミオとジュリエット』 『ベルサイユのばら』 『1789-バスティーユの恋人たち-』 『グランドホテル』 『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』 舞台 『エリザベート』 『ファントム』 | |
備考 | |
宝塚歌劇団卒業生 |
来歴編集
2009年、宝塚歌劇団に95期生として入団[8][9][7][3]。宙組公演「薔薇に降る雨/Amour それは…」で男役として初舞台[7][3][10]。その後、月組に配属[5][7][3][10]。
2010年、「ジプシー男爵」で、後に相手役となる龍真咲の恋人役に抜擢を受け、初めて女役を演じる[3][5][10]。
2011年5月30日付で娘役へと転向[3][5][8][9][10]。同年の「アルジェの男」で新人公演初ヒロイン[5][3][10]。続く「アリスの恋人」(バウホール・日本青年館)で、バウホール・東上公演初ヒロイン[3][10]。
2012年、霧矢大夢・蒼乃夕妃トップコンビ退団公演となる「エドワード8世」で、2度目の新人公演ヒロイン[10]。同年4月23日付で、龍真咲の相手役として月組トップ娘役に就任[5][8][9][3]。「ロミオとジュリエット」でトップコンビ大劇場お披露目を果たす[7][3]。
2016年に龍が退団後は、天海祐希に次ぐスピード就任となった珠城りょうを2人目の相手役に迎え[11]、翌年の「グランドホテル/カルーセル輪舞曲」で新トップコンビ大劇場お披露目。同公演の演出家トミー・チューンには、「言葉の壁がなければブロードウェーにも立てる」と高く評価された[8]。
2018年、「愛聖女(サントダムール)」で、娘役としては異例[8]のバウホール公演初主演[11][8][5]。トップ娘役のバウホール公演主演は、月影瞳以来17年ぶりとなった[8][11]。同年11月18日、「エリザベート」東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を退団[7][5][8][9]。トップ在任期間はトータル6年7か月に渡り[5]、花總まり・遥くららに次ぐ歴代3番目の記録となった[2][9]。同年12月よりアミューズ所属となり、芸能活動を開始[2]。
2019年、東宝ミュージカル「エリザベート」に出演[2][12][7]。自身が退団公演で演じたタイトルロールのエリザベート役を再び演じることとなった[12][2][7]。
人物編集
3歳からクラシックバレエを習い始め、小さい頃から歌ったり踊ったりすることが好きだった[6][3]。
小学3年の時に、地元に来た宙組全国ツアー公演「エクスカリバー/シトラスの風」を観て、宝塚のファンになった[6][13][3]。
学生時代は、バレエと両立できる放送部に所属していた[6]。
中学卒業時に音楽学校を受験し、1回で合格した[3]。
音楽学校時代は、1年目の予科生は娘役として授業を受けていたが、身長が伸びたこともあり、2年目の本科生になる前に男役に転向した[13][3]。その後、周囲から娘役転向を勧められたこともあったが、入団後に龍真咲から「絶対に娘役の方がいい」言われたことなどがきっかけとなり、入団3年目に娘役へ再び転向した[3]。
愛称の「ちゃぴ」は本名の響きに由来する[13]。
宝塚歌劇団時代の主な舞台編集
初舞台編集
- 2009年4 - 5月、宙組『薔薇に降る雨』『Amour それは…』(宝塚大劇場のみ)
月組男役時代編集
- 2009年10 - 12月、『ラストプレイ-祈りのように-』『Heat on Beat!(ヒート オン ビート)』
- 2010年4 - 7月、『THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレット ピンパーネル)』 - ルイ・シャルル、新人公演:ベン(本役:煌月爽矢)[3][10]
- 2010年9 - 11月、『ジプシー男爵-Der Zigeuner Baron-』 - ヴィオルカ『Rhapsodic Moon(ラプソディック・ムーン)』[3]
- 2011年1月、『Dancing Heroes!(ダンシング ヒーローズ)』(バウホール)[10]
- 2011年3 - 5月、『バラの国の王子』 - 新人公演:ハチドリ(本役:珠城りょう)『ONE-私が愛したものは…-』
月組娘役時代編集
- 2011年7 - 10月、『アルジェの男』 - フランソワーズ、新人公演:サビーヌ(本役:蒼乃夕妃)『Dance Romanesque(ダンス ロマネスク)』 新人公演初ヒロイン[3][5][10]
- 2011年11 - 12月、『アリスの恋人-Alice in Underground Wonderland-』(バウホール・日本青年館) - アリス バウ・東上初ヒロイン[3][3][10]
- 2012年2 - 4月、『エドワード8世-王冠を賭けた恋-』 - アデール・アステア、新人公演:ウォリス・シンプソン(本役:蒼乃夕妃)『Misty Station-霧の終着駅-』 新人公演ヒロイン[10]
月組トップ娘役時代編集
- 2012年6 - 9月、『ロミオとジュリエット』 - ジュリエット 大劇場トップお披露目公演[3]
- 2012年10 - 11月、『愛するには短すぎる』 - バーバラ・オブライエン『Heat on Beat!(ヒート オン ビート)』(全国ツアー)[3]
- 2013年1 - 3月、『ベルサイユのばら-オスカルとアンドレ編-』 - ロザリー/エトワール[3]
- 2013年5月、『ME AND MY GIRL』(梅田芸術劇場) - サリー・スミス[3]
- 2013年7 - 10月、『ルパン-ARSÈNE LUPIN-』 - カーラ・ド・レルヌ『Fantastic Energy!』
- 2013年11 - 12月、『JIN-仁-』 - 橘咲/結命『Fantastic Energy!』(全国ツアー)
- 2014年1月、『風と共に去りぬ』(梅田芸術劇場) - メラニー・ハミルトン 初エトワール
- 2014年3 - 6月、『宝塚をどり』『明日への指針-センチュリー号の航海日誌-』 - レイラ『TAKARAZUKA 花詩集100!!』 - 花のエトワール/マーガレット/蘭の女王/トップスター女/レディ/銀の花の女
- 2014年7 - 8月、『宝塚をどり』『明日への指針-センチュリー号の航海日誌-』 - レイラ『TAKARAZUKA 花詩集100!!』(博多座)
- 2014年9 - 12月、『PUCK(パック)』 - ハーミア『CRYSTAL TAKARAZUKA-イメージの結晶-』
- 2015年2 - 3月、『風と共に去りぬ』(中日劇場) - メラニー・ハミルトン エトワール
- 2015年4 - 7月、『1789-バスティーユの恋人たち-』 - マリー・アントワネット、新人公演:兵士[2]
- 2015年11 - 2016年2月、『舞音-MANON-』 - マノン『GOLDEN JAZZ』
- 2016年3 - 4月、『激情-ホセとカルメン-』 - カルメン『Apasionado(アパショナード)!!III』(全国ツアー)
- 2016年6 - 9月、『NOBUNAGA〈信長〉-下天の夢-』 - 帰蝶『Forever LOVE!!』
- 2016年10 - 11月、『アーサー王伝説』(文京シビックホール・ドラマシティ) - グウィネビア
- 2017年1 - 3月、『グランドホテル』 - エリザヴェッタ・グルーシンスカヤ『カルーセル輪舞曲(ロンド)』
- 2017年5月、『長崎しぐれ坂』 - おしま/芸者『カルーセル輪舞曲(ロンド)』(博多座)
- 2017年7 - 10月、『All for One〜ダルタニアンと太陽王〜』 - ルイ14世
- 2017年11 - 12月、『鳳凰伝-カラフとトゥーランドット-』 - トゥーランドット『CRYSTAL TAKARAZUKA-イメージの結晶-』(全国ツアー)
- 2018年2 - 5月、『カンパニー-努力(レッスン)、情熱(パッション)、そして仲間たち(カンパニー)-』 - 高崎美波『BADDY(バッディ)-悪党(ヤツ)は月からやって来る-』 - グッディ
- 2018年7月、『愛聖女(サントダムール)-Sainte♡d’Amour-』(バウホール) - ジャンヌ・ダルク バウ初主演[5][8][11]
- 2018年8 - 11月、『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』 - エリザベート 退団公演[5][8][9][7]
出演イベント編集
- 2011年12月、『タカラヅカスペシャル2011〜明日に架ける夢〜』
- 2012年3月、蒼乃夕妃ミュージック・サロン『VERY BEST OF ME』
- 2012年12月、タカラヅカスペシャル2012『ザ・スターズ』〜プレ・プレ・センテニアル〜
- 2013年10月、第52回『宝塚舞踊会』
- 2014年4月、宝塚歌劇100周年 夢の祭典『時を奏でるスミレの花たち』
- 2014年12月、『タカラヅカスペシャル2014-Thank you for 100 years-』
- 2015年9月、愛希れいかミュージック・パフォーマンス『Wonder of Love』 主演
- 2015年12月、『タカラヅカスペシャル2015-New Century,Next Dream-』
- 2016年12月、『タカラヅカスペシャル2016〜Music Succession to Next〜』
- 2017年10月、第54回『宝塚舞踊会』
- 2017年12月、『タカラヅカスペシャル2017 ジュテーム・レビュー-モン・パリ誕生90周年-』
宝塚歌劇団退団後の主な活動編集
舞台編集
- 2019年6 - 8月、『エリザベート』(帝国劇場) - エリザベート(花總まりとWキャスト)[7][12]
- 2019年11 - 12月、『ファントム』(TBS赤坂ACTシアター・梅田芸術劇場) - クリスティーヌ・ダーエ(木下晴香とWキャスト)[14]
- 2020年9 - 10月、『フラッシュダンス』(日本青年館・日本特殊陶業市民会館・ドラマシティ) - アレックス・オーウェンズ[15]
- 2021年1月、『The Illusionist-イリュージョニスト-』(日生劇場) - ソフィ[16]
- 2021年4月、『エリザベート TAKARAZUKA25周年スペシャル・ガラ・コンサート』(梅田芸術劇場・東急シアターオーブ) - エリザベート[17]予定
- 2021年6 - 7月、『マタ・ハリ』(東京建物 Brillia HALL・アイリス・梅田芸術劇場) - マタ・ハリ(柚希礼音とWキャスト)[18]予定
TV出演編集
- 2012年9月、TBS『オールスター感謝祭秋』
- 2017年3月、フジテレビ『2017 FNSうたの春まつり』
広告・CM出演編集
受賞歴編集
- 2012年、『宝塚歌劇団年度賞』 - 2011年度新人賞
- 2013年、『阪急すみれ会パンジー賞』 - 娘役賞
- 2014年、『宝塚歌劇団年度賞』 - 2013年度優秀賞
- 2018年、『宝塚歌劇団年度賞』 - 2017年度優秀賞
脚注編集
出典編集
- ^ a b 愛希れいか公式プロフィール アミューズオフィシャルサイト。
- ^ a b c d e f g h i “愛希れいか「男性との共演は未知の世界」元宝塚娘役トップが本格始動”. サンスポ. 2019年1月7日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y “平松澄子の麗しの歌劇 月組娘役トップ・愛希れいか 華麗なる転身 「ミー&マイガール」でヒロインのサリーに挑戦”. MSN産経ニュース. 2013年7月22日閲覧。
- ^ 『宝塚おとめ 2018年度版』 宝塚クリエイティブアーツ、2018年、50頁。ISBN 978-4-86649-049-6。
- ^ a b c d e f g h i j k l m 11月退団へ最初も最後もエリザベート/愛希れいか 日刊スポーツ。
- ^ a b c d 「To The Future」『宝塚GRAPH』2011年6月号、阪急コミュニケーションズ、2011年、65頁。
- ^ a b c d e f g h i j 「小2で将来の道を決めた」ファンからタカラジェンヌへ。元宝塚歌劇団 月組トップ娘役・愛希れいかさんスペシャルインタビュー vol.1 Domani。
- ^ a b c d e f g h i j “異例!宝塚で17年ぶりの娘役主演舞台 月組トップ娘役・愛希れいか熱演”. デイリースポーツ. 2018年7月1日閲覧。
- ^ a b c d e f “愛希れいか、退団前最後の公演を前に「私にしかできないエリザベートを」”. スポーツ報知. 2018年5月8日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l 〜月組〜愛希れいかさんインタビュー 宝塚歌劇団プロジェクト。
- ^ a b c d “月組トップ娘役・愛希れいか異例のプレ・サヨナラ””. 日刊スポーツ. 2018年7月1日閲覧。
- ^ a b c “2019年版「エリザベート」に花總まり&愛希れいか、古川雄大はトート役に”. ステージナタリー. 2019年1月7日閲覧。
- ^ a b c 「みー・だい・ちーの清く楽しく美しく」『宝塚GRAPH』2013年8月号、阪急コミュニケーションズ、2013年、48-49頁。
- ^ 城田優が自信、“希望と絶望が入り混じった最高のエンタメ”「ファントム」開幕 ステージナタリー。
- ^ プロモーション映像&グループショット初解禁!アフタートークショーも開催決定!愛希れいか単独初主演&演出・岸谷五朗のミュージカル『フラッシュダンス』9月から東京・名古屋・大阪で上演 WEBマガジン【ジャラス】。
- ^ 「イリュージョニスト」成河を迎え上演決定、アイゼンハイム役は海宝直人に ステージナタリー。
- ^ 宝塚版「エリザベート」25周年記念コンサートの出演者発表、歴代出演メンバーがずらり ステージナタリー。
- ^ 運命に翻弄された女スパイの物語「マタ・ハリ」再び、柚希礼音&愛希れいかのWキャストで ステージナタリー。
- ^ ニュースリリース2016年 オリックス公式サイト。
外部リンク編集
- 愛希れいかオフィシャルファンクラブ
- 愛希れいか (@manaki_official) - Twitter
- 愛希れいか (manakireika_official) - Instagram