愛知機関区(あいちきかんく)は、愛知県稲沢市下津町にある日本貨物鉄道(JR貨物)の機関区である。東海道本線清洲駅 - 稲沢駅間に隣接する。JR貨物の電気機関車ディーゼル機関車貨車内燃機関の検査修繕業務を行う。

愛知機関区
Inazawa -愛知機関区.jpg
手前の建物が仕業庫、奥の建物が検修庫
基本情報
鉄道事業者 日本貨物鉄道
帰属組織 東海支社
所属略号
配置両数
電気機関車 31両
内燃機関車 26両
合計 57両
備考 2019年3月現在のデータ[1]
テンプレートを表示

歴史編集

構内設備編集

所在地は愛知県稲沢市下津町字南カマである[4]

敷地の中ほどには、6線(有効長4両)を備える検修庫があり[5]、交番検査・台車検査・重要部検査が施工される[6]。西側より、貨車用の1・2番線、電気機関車・ディーゼル機関車を在姿状態で検査する3・4番線、リフティングジャッキを備えた5・6番線となっている[6]

敷地北側には、3線を備える仕業庫があり[5]、電気機関車やディーゼル機関車の仕業検査を行っている[7]。敷地南側には、転削庫を2線備えている[8]

稲沢派出は、敷地中ほどの検修庫の北東、稲沢線上り線の外側の用地(稲沢駅貨物取扱所[9]跡)に設置されている。重要部検査・全般検査の際に機関車から取り外されたディーゼルエンジンが機関区・車両所から搬入され、整備を行う。

主な業務は、自区所属の電気機関車については仕業検査・交番検査・台車検査(重要部検査)および臨時修繕を担当するほか、各種貨車や内燃機関の検修を行っている[3][4]

所属車両の車体に記される略号編集

」・・・愛知を意味する「愛」から構成される。

所属機関車編集

2020年2月現在の所属車両は以下のとおり[1]

電気機関車

1000番台の31両が所属している。
1002-1005・1008-1011・1013・1015・1017・1018・1020-1028・1033-1039・1042-1044・1047・1049号機
東北本線黒磯以南)、高崎線成田線鹿島線中央本線篠ノ井線東海道本線山陽本線伯備線にて運用されている。
2010年3月13日のダイヤ改正以降、高崎機関区岡山機関区に配置されていたEF64形を全機当区へ転属させ、JR貨物に在籍する全てのEF64形が当区に配置となっている。
0番台は2015年に全機廃車となった。

ディーゼル機関車

500番台の1両、800番台の5両が所属している。
1028・825・857・1801・1802・1804号機
関西本線で運用されている。かつては高山本線紀勢本線伊勢鉄道伊勢線でも運用されていた。
1000番台の1両、1500番台の8両が所属している。
1165・1557・1562・1581・1592・1723・1725・1726・1727号機
名古屋港線東海道本線沼津 - 静岡貨物間)のほか、稲沢駅四日市駅での入換作業と、日本車輌からの甲種輸送も担当する。

以前は西浜松駅に常駐していた車両が日本車輌の甲種輸送を行なっていたが、2019年3月のダイヤ改正で西浜松駅での入換作業は担当しなくなり、日本車輌からの甲種輸送の際は、甲種輸送がある前日に当機関区がある稲沢駅から単機回送されることになった。

200番台が8両が所属している。
201・205・206・207・216・220・222 223号機
今後、五稜郭機関区所属の100番台を改造した200番台を順次導入し、DD51形を置き換える予定である。
主に関西本線で運用されている。

脚注編集

[脚注の使い方]
  1. ^ a b 『2019貨物時刻表』 鉄道貨物協会、2019年。
  2. ^ 『JR気動車客車編成表』'02年版、ジェー・アールアール、2002年、p.230、ISBN 4-88283-123-6
  3. ^ a b 『鉄道ジャーナル』通巻598号、p.22
  4. ^ a b 『鉄道ジャーナル』通巻598号、p.23
  5. ^ a b 『鉄道ジャーナル』通巻598号、p.21
  6. ^ a b 『鉄道ジャーナル』通巻598号、p.24
  7. ^ 『鉄道ジャーナル』通巻598号、p.29
  8. ^ 『鉄道ジャーナル』通巻598号、p.30
  9. ^ 停車場配線研究会 『新 停車場線路配線ハンドブック』 吉井書店、1995年、p.347

参考文献編集

  • 鶴通孝「愛知機関区に注目」『鉄道ジャーナル』第598号、鉄道ジャーナル社、2016年8月、 18 - 31頁。

関連項目編集