座標: 北緯35度48分 東経129度12分 / 北緯35.8度 東経129.2度 / 35.8; 129.2779年慶州地震경주 지진 / キョンジュじしん)は、779年(新羅時代)4月に、大韓民国慶尚道慶州市付近で発生した大地震である[2][1][3][4]。日本で「慶州地震」と言った場合、2016年に起きた別の地震(M5.8)を指すことが多いが、779年4月にも、2016年9月の地震の震源地に近い場所を震源とする大地震が発生している[5]。本項ではこの779年の地震について説明する。

慶州地震 (779年)
慶州地震 (779年)の位置(韓国内)
慶州地震 (779年)
本震
発生日 779年4月
震央 大韓民国の旗 韓国 慶尚道慶州市付近
座標 北緯35度48分 東経129度12分 / 北緯35.8度 東経129.2度 / 35.8; 129.2 [1]
規模    M6.5(Mw 6.7-7.0)
最大震度    メルカリ震度階級IX:徐羅伐付近
被害
死傷者数 死者100人以上
被害地域 大韓民国の旗 韓国
プロジェクト:地球科学
プロジェクト:災害
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概要編集

この地震の規模は、マグニチュード6.5(Mw 6.7-7.0)程度と推定される[6][7]。『三国史記』(新羅本紀恵恭王15年の記録)によると、地震による被害は大きく、家が崩れるなどして100人以上が死亡したとされる[3][8]。『三国史記』には、この地震について、次のように記述されている[9][2]

新羅, 惠恭王 15年 3月(A.D. 779)慶州地震 京都地震 壞民屋 死者百餘人
혜공왕 15년(779년)봄 3월에 서울에 지진이 일어나, 백성들의 집이 무너지고 죽은 사람이 1백여 명이었다. — 三国史記

上記の記述を日本語に翻訳すると、以下のようになる[10]

3月の春に慶州に地震が起き、百姓の家が崩れて死んだ人は100人を越えた。 — 三国史記

朝鮮半島は、一般的に地震が少ない地域だと思われがちであるが、実際、古くから地震の記録があり、特に韓国の南東部では、比較的多くの地震が歴史的に発生している[8]。韓国南東部には、梁山断層蔚山断層など、比較的多くの断層が存在するという[8]

脚注編集

  1. ^ a b 秋教昇(2005) (PDF) 秋教昇、朴昌業、都司嘉宣(2005): 韓半島で発生した最大級の地震-1681 年6 月韓国東海岸地震-, 歴史地震, 第20号, 169-182.
  2. ^ a b Earthquake Monitoring and Tsunami Warning in Korea”. 2020年11月1日閲覧。
  3. ^ a b OpenId transaction in progress”. plus.chunichi.co.jp. 2020年10月31日閲覧。
  4. ^ 【社説】起こりうる最悪の地震に備えよ=韓国(2)” (日本語). 中央日報 - 韓国の最新ニュースを日本語でサービスします. 2020年10月31日閲覧。
  5. ^ 역사지진에서도 경주서 최대 규모 지진 발생”. 한겨례신문. 2020年10月31日閲覧。
  6. ^ 佐藤裕, 崔在和「韓国における地殻水平歪みと地震活動」『地學雜誌』第108巻第1号、東京地学協会(学術雑誌目次速報データベース由来)、1999年、 31-44頁、 doi:10.5026/jgeography.108.31ISSN 0022135XNAID 100022387282020年11月10日閲覧。
  7. ^ 정반석; 장재진 (2016년 9월 21일). “손문 교수 “경주 여진 많아 이상징후… 대형 지진 전조일 수도””. 한국일보. 2020년 10월 15일에 확인함.
  8. ^ a b c 韓国は地震安全地帯ではないのか?(後):【公式】データ・マックス NETIB-NEWS” (日本語). 【公式】データ・マックス NETIB-NEWS. 2020年10月31日閲覧。
  9. ^ 한국사데이터베이스”. db.history.go.kr. 2020年10月31日閲覧。
  10. ^ 한겨레. “[社説]全ての地震対策を原点から作り直そう”. japan.hani.co.kr. 2020年10月31日閲覧。