憧花ゆりの
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憧花 ゆりの(とうか ゆりの、3月25日[1] - )は、元宝塚歌劇団月組の娘役[2][3][1]。元月組組長[2][4][3][5][1]。
兵庫県神戸市[1][5]、県立鈴蘭台西高等学校出身[6]。身長163cm[1]。愛称は「すずな」、「すーちゃん」、「すーさん」[1]。
来歴編集
1998年、宝塚音楽学校入学。
2000年、宝塚歌劇団に86期生として入団[1][2][4][3][5]。入団時の成績は7番[7]。花組公演「源氏物語 あさきゆめみし/ザ・ビューティーズ!」で初舞台[1]。その後、月組に配属[1]。
2013年3月25日付で月組副組長に就任。
2016年9月5日付で月組組長に就任[2][4][5][1]。
2018年11月18日、愛希れいか退団公演となる「エリザベート」東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を退団[2][4][5][1]。
退団後は大阪芸術大学の通信制で学ぶなどしてきたが[5][3]、2020年より、移転オープンした宝塚ホテルの新支配人に就任[2][8][4][5]。
宝塚歌劇団時代の主な舞台編集
初舞台編集
- 2000年4 - 5月、花組『源氏物語 あさきゆめみし』『ザ・ビューティーズ!』(宝塚大劇場のみ)
組まわり編集
- 2000年5 - 6月、星組『黄金のファラオ』『美麗猫(ミラキャット)』(宝塚大劇場のみ)
月組時代編集
- 2002年1月、『ガイズ&ドールズ』新人公演:ミミ(本役:美々杏里)
- 2002年6月、『SLAPSTICK』(バウホール・東京特別)ヴァージニア
- 2002年8月、『長い春の果てに』新人公演:エマニエル(本役:花瀬みずか)『With a Song in my Heart -君が歌、わが心に深く-』
- 2003年4月、『花の宝塚風土記』『シニョール ドン・ファン』新人公演:エステシャン(本役:穂波亜莉亜)
- 2003年11月、『薔薇の封印 -ヴァンパイヤ・レクイエム-』新人公演:ルイゼ(本役:椎名葵)
- 2004年4月、『愛しき人よ』(バウホール・東京特別)ミカエラ
- 2004年6月、『飛鳥夕映え -蘇我入鹿-』みずき、新人公演:つくし(本役:涼城まりな)『タカラヅカ絢爛II -灼熱のカリビアンナイト-』
- 2005年2月、『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』 - 女官/家庭教師、新人公演:マダムヴォルフ(本役:嘉月絵理)
- 2005年7月、『BourbonStreet Blues』(バウホール)ダイアナ
- 2005年9月、『JAZZYな妖精たち』ブラーナド、新人公演:マギー(本役:美鳳あや)『REVUE OF DREAMS』
- 2006年2月、『あかねさす紫の花』十市皇女『REVUE OF DREAMS』(中日劇場)
- 2006年3月、『エンカレッジコンサート』(バウホール)
- 2006年5月、『暁のローマ』新人公演:占い師(本役:花瀬みずか)『レ・ビジュー・ブリアン -きらめく宝石の詩-』
- 2006年10月、『あかねさす紫の花』十市皇女『REVUE OF DREAMS』(全国ツアー)
- 2007年1月、『パリの空よりも高く』ロリー、新人公演:チチエンヌ(本役:瀧川末子)『ファンシー・ダンス』 トリプルエトワール
- 2007年5月、『ダル・レークの恋』(全国ツアー)アルマ
- 2007年8月、『MAHOROBA -遥か彼方YAMATO-』『マジシャンの憂鬱』シャーロット
- 2007年12月、『HOLLYWOOD LOVER』(バウホール・東京特別)ヘッダ・ホッパー
- 2008年3月、『ME AND MY GIRL』バターズビー夫人
- 2008年9月、『グレート・ギャツビー』(日生劇場)マートル・ウィルソン
- 2008年11月、『夢の浮橋』弁の御許『Apasionado!!』 トリプルエトワール
- 2009年3月、『SAUDADE -Jにまつわる幾つかの所以-』(シアタードラマシティ・東京特別)
- 2009年5月、『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』 - リヒテンシュタイン伯爵夫人
- 2009年10月、『ラスト プレイ -祈りのように-』アイリーン『Heat on Beat!』
- 2010年2月、『HAMLET!!』(バウホール・東京特別)ローゼンクランツ
- 2010年4月、『THE SCARLET PIMPERNEL』マリー・グロショルツ
- 2010年9月、『ジプシー男爵』フローリカ『Rhapsodic Moon』
- 2010年12月、『STUDIO 54』(シアタードラマシティ・東京特別)ルーシー・アネット
- 2011年3月、『バラの国の王子』次女『ONE -私が愛したものは…』
- 2011年7月、『アルジェの男』イヴ『Dance Romanesque』
- 2011年11月、『我が愛は山の彼方に』楚春『Dance Romanesque』(全国ツアー)
- 2012年2月、『エドワード8世-王冠を賭けた恋-』テルマ・ファーネス『Misty Station-霧の終着駅-』
- 2012年6 - 9月、『ロミオとジュリエット』 - キャピュレット夫人[4]
- 2012年10 - 11月、『愛するには短すぎる』 - アンマリー・オサリバン『Heat on Beat!(ヒート オン ビート)』(全国ツアー)
- 2013年1 - 3月、『ベルサイユのばら-オスカルとアンドレ編-』 - マロングラッセ
- 2013年5月、『ME AND MY GIRL』(梅田芸術劇場) - ディーン・マリア公爵夫人[4][5]
- 2013年7 - 10月、『ルパン-ARSÈNE LUPIN-』 - フラヴィ『Fantastic Energy!』
- 2013年11 - 12月、『JIN-仁-』 - 橘栄『Fantastic Energy!』(全国ツアー)
- 2014年1月、『風と共に去りぬ』(梅田芸術劇場) - ピティパット
- 2014年3 - 6月、『宝塚をどり』『明日への指針-センチュリー号の航海日誌-』 - ドーラ社長『TAKARAZUKA 花詩集100!!』 - 酒の女/蘭の歌姫
- 2014年7 - 8月、『THE KINGDOM』(日本青年館・シアタードラマシティ) - ヴィクトワール
- 2014年9 - 12月、『PUCK(パック)』 - タイテーニア『CRYSTAL TAKARAZUKA-イメージの結晶-』
- 2015年2 - 3月、『風と共に去りぬ』(中日劇場) - ピティパット
- 2015年4 - 7月、『1789-バスティーユの恋人たち-』 - ヨランド・ドゥ・ポリニャック エトワール[4][1]
- 2015年8月、専科『オイディプス王』(バウホール) - 巫女
- 2015年11 - 2016年2月、『舞音-MANON-』 - 張紫微『GOLDEN JAZZ』
- 2016年3 - 4月、『激情-ホセとカルメン-』 - フラスキータ『Apasionado(アパショナード)!!III』(全国ツアー)
- 2016年6 - 9月、『NOBUNAGA〈信長〉-下天の夢-』 - 佐久間信盛の妻『Forever LOVE!!』
- 2016年10月、『FALSTAFF〜ロミオとジュリエットの物語に飛び込んだフォルスタッフ〜』(バウホール) - キャピュレット夫人
- 2017年1 - 3月、『グランドホテル』 - 盲目の伯爵夫人『カルーセル輪舞曲(ロンド)』[1]
- 2017年5月、『長崎しぐれ坂』 - 李花『カルーセル輪舞曲(ロンド)』(博多座)
- 2017年7 - 10月、『All for One〜ダルタニアンと太陽王〜』 - アンヌ
- 2017年11 - 12月、『鳳凰伝-カラフとトゥーランドット-』 - アミン『CRYSTAL TAKARAZUKA-イメージの結晶-』(全国ツアー)
- 2018年2 - 5月、『カンパニー-努力(レッスン)、情熱(パッション)、そして仲間たち(カンパニー)-』 - 田中乃亜『BADDY(バッディ)-悪党(ヤツ)は月からやって来る-』 - 女王
- 2018年8 - 11月、『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』 - 皇太后ゾフィー 退団公演[2][4][5][1]
受賞歴編集
- 2011年、『宝塚歌劇団年度賞』 - 2010年度努力賞
脚注編集
出典編集
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o 憧花ゆりのさん月組娘役から宝塚ホテル支配人「運命」第2幕!スポーツ報知
- ^ a b c d e f g 元宝塚歌劇月組組長・憧花ゆりのさんが新生・宝塚ホテルの支配人に就任「さらに夢と感動をお届けしたい」スポーツ報知
- ^ a b c d “宝塚ホテル支配人に元タカラジェンヌの憧花ゆりのさん 移転開業しセレモニー”. スポーツニッポン. (2020年6月21日) 2020年6月23日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i 元月組組長が異色転身、劇場隣「宝塚ホテル」支配人日刊スポーツ
- ^ a b c d e f g h i 元月組・憧花ゆりの、「宝塚愛」でホテル支配人へLmaga.jp
- ^ 『宝塚おとめ 2018年度版』 宝塚クリエイティブアーツ、2018年、43頁。ISBN 978-4-86649-049-6
- ^ 監修:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡り続けて(人物編)』、阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日、112頁。ISBN 9784484146010
- ^ 新しい宝塚ホテル支配人に元・宝塚歌劇団憧花ゆりのさんが就任 - 阪急阪神ホテルズ 2020年6月10日(2020年6月10日閲覧)