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我孫子市民図書館(あびこしみんとしょかん、英語名称:Abiko City Library[1])は、千葉県我孫子市にある公立図書館。「市民のための図書館」という意味を込めて市立図書館ではなく、市民図書館と称している[2]

Japanese Map symbol (Library) w.svg 我孫子市民図書館
Abiko City Library
Abisuta in Abiko.jpg
本館(アビスタ)
施設情報
正式名称 我孫子市民図書館
愛称 市民図書館
前身 我孫子町中央公民館図書室
専門分野 総合
事業主体 我孫子市
管理運営 我孫子市教育委員会
開館 1966年(昭和41年)9月7日
所在地 270-1147
千葉県我孫子市若松26番地の4 我孫子市生涯学習センター「アビスタ」内
位置 北緯35度51分58.6秒 東経140度0分52.8秒 / 北緯35.866278度 東経140.014667度 / 35.866278; 140.014667
ISIL JP-1000863
統計情報
蔵書数 415,593冊(2012年時点)
プロジェクト:GLAM - プロジェクト:図書館
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湖北台分館
布佐分館
移動図書館「そよかぜ号」

目次

概要編集

我孫子市生涯学習センター「アビスタ」の1階にある[3]。敷地面積は5,302m2、延床面積は1,426m2[3]書棚は4、5、6段のものを使い分けている[4]

  • CDカセットテープ資料数:16,148点(2011年度)[5]
  • 雑誌タイトル数:238点(2011年度)[6]
  • 新聞タイトル数:19点(2011年度)[6]
  • 職員数 - 62人(うち常勤15人)[7]
  • 予算 - 153,697千円(2011年度)[8]
  • 登録利用者数 - 58,735人(2011年度)[9]

分館編集

市域が東西に14kmと長細いため、分館を設けてカバーしている[10]

  • 湖北台分館 - 我孫子市湖北台9丁目3番6号
    • 浄水場と併設され、1階が事務所書庫、2階が開架閲覧室である[11]。CD・カセットテープは置いておらず、我孫子市民図書館の全3館の内、規模も一番小さい。
  • 布佐分館 - 我孫子市新々田109番地の1
    • 図書館単体の施設[2]で、1階に開架閲覧室、2階に会議室や書庫などがある[12]

移動図書館編集

市内14か所の拠点に移動図書館「そよかぜ号」が月2回あるいは4回巡回している[13]。現役のそよかぜ号は2001年(平成13年)8月24日登録の野田ナンバーの自動車で、3,000冊の図書を積載可能である[14]

我孫子の移動図書館「そよかぜ号」は、千葉県立中央図書館に代わって1978年(昭和53年)8月に湖北地区に拠点を構えて始まった[2]。市内11か所を巡回し、各世帯の人数の2倍の図書を借りることができた[2]。湖北分館が開館してからは、湖北分館を拠点に移動図書館を展開している[2]

利用案内編集

  • 貸出制限 - 我孫子市在住・在勤・在学の者。流山市茨城県取手市および北相馬郡利根町の図書館と相互利用を行っているので、両自治体住民も貸出可能[15]
  • 貸出可能点数 - 図書・雑誌10冊、CD・カセットテープ5点
  • 返却場所 - 本館および分館のカウンター、移動図書館、ブックポスト、我孫子市の各行政サービスセンター
  • 開館時間
    • 本館 - 9時30分〜20時(ただし、木曜日は18時まで。木曜日が祝日の場合は20時まで。)
    • 分館 - 9時30分〜17時
  • 休館日 - 月曜日(月曜日が祝日の場合は開館し、その後の平日に休館)、年末年始、特別整理期間

歴史編集

1966年(昭和41年)9月7日に我孫子町中央公民館が開館し、南東の一角に図書室が設置された[16]。約39m2しかない狭い部屋で、まだ蔵書は300冊しかなかった[16]。また図書は館内閲覧のみで[17]、貸出を開始したのは蔵書が8,000冊に増えた1975年(昭和50年)10月のことである[16]。当時は週3日しか開館していなかったにも関わらず、1977年(昭和52年)度には貸出冊数が千葉県内で第5位になった[16]。当時の我孫子町は徐々に図書を増やして将来的には我孫子町立図書館への昇格を目指していた[16]

1960年代から1970年代公共図書館は転機を迎え、閉鎖的な図書館から「市民に資料を提供し、知る権利を保障する」という意識が定着し、我孫子町では移動図書館を開始することでこれを実現しようとした[18]。そして1979年(昭和54年)11月、我孫子市民図書館に改称、我孫子市民会館2階に移転した[2]。この時には蔵書が45,000冊まで増加した[2]。職員は6人で、日曜日の午後には3,000冊を貸し出すなど、大変忙しかったという[19]時間外労働は常態化し、腰痛などを訴える職員が出たため、分館の設置案が浮上した[20]。そして1982年(昭和57年)7月1日には湖北台分館、1987年(昭和62年)7月には布佐分館が開館した[2]。湖北台分館は、市水道局の新築移転によって庁舎が利用できることになったことから、図書館として利用することが決まった[21]。布佐分館は、本館と湖北台分館が人口急増等の諸条件に合わせて場当たり的に設置されたという反省を踏まえ、職員の手で運営方針や図書館網配置計画を策定した上で建設された[22]。「図書館網配置計画」では8つの図書館を市内に置くことが提案された[23]が、2012年現在も実現せず、3館体制のままである。

市民会館にあった図書館は、手狭な上天井が低かったため、新図書館建設の機運が高まり、1998年(平成10年)に我孫子市長が図書館と公民館の複合施設建設を市議会で表明した[24]。図書館と公民館の間で生涯学習施設として相乗効果が生まれるように留意することなどが議論され、6社の設計案のうち岡田新一設計事務所の設計案が採用された[25]。また、複合施設名は、一般公募により我孫子とスタディを組み合わせた「アビスタ」に決定した[26]2002年(平成14年)2月に市民会館の図書館を一旦閉館し[27]4月1日にアビスタが開館した[3]。同年5月には市内の大学である中央学院大学川村学園女子大学と相互協力を開始した[28]東日本大震災により、2011年(平成23年)3月12日から3月31日まで臨時休館した[29]

交通編集

周辺編集

  • 手賀沼公園
  • 緑南作緑地
  • 白樺文学館

脚注編集

  1. ^ 我孫子市民図書館"我孫子市民図書館ホームページ"(2012年11月18日閲覧。)
  2. ^ a b c d e f g h 我孫子市史編集委員会 近現代部会 編(2004):689ページ
  3. ^ a b c 我孫子市民図書館(2011):3ページ
  4. ^ 鷲見(2002):18ページ
  5. ^ 我孫子市民図書館(2011):21ページ
  6. ^ a b 我孫子市民図書館(2011):56ページ
  7. ^ 我孫子市民図書館(2011):14ページ
  8. ^ 我孫子市民図書館(2011):15ページ
  9. ^ 我孫子市民図書館(2011):24ページ
  10. ^ 鷲見(2002):13ページ
  11. ^ 我孫子市民図書館(2011):6ページ
  12. ^ 我孫子市民図書館(2011):7ページ
  13. ^ 我孫子市民図書館(2011):8ページ
  14. ^ 我孫子市民図書館(2011):9ページ
  15. ^ 我孫子市民図書館(2011):48, 50ページ
  16. ^ a b c d e 我孫子市史編集委員会 近現代部会 編(2004):688ページ
  17. ^ 我孫子市民図書館(2011):39ページ
  18. ^ 我孫子市史編集委員会 近現代部会 編(2004):688 - 689ページ
  19. ^ 古知(1991):19ページ
  20. ^ 古知(1991):19, 21ページ
  21. ^ 古知(1991):21ページ
  22. ^ 古知(1991):21, 23ページ
  23. ^ 古知(1991):23ページ
  24. ^ 鷲見(2002):13 - 14ページ
  25. ^ 鷲見(2002):14 - 15ページ
  26. ^ 鷲見(2002):16ページ
  27. ^ 鷲見(2002):17ページ
  28. ^ 我孫子市民図書館(2011):48ページ
  29. ^ 我孫子市民図書館(2011):23ページ

参考文献編集

  • 我孫子市史編集委員会 近現代部会 編『我孫子市史 近現代篇』我孫子市教育委員会、平成16年3月31日、779p.
  • 我孫子市民図書館『我孫子市の図書館 第23号』我孫子市民図書館、平成23年9 月1日、75p.
  • 古知邦子(1991)"単館から複数館へ―我孫子市民図書館―"みんなの図書館(図書館問題研究会).169:19-24.
  • 鷲見政夫(2002)"光と手賀沼そして図書館と人 心ゆくまでの図書館利用をめざして―我孫子市民図書館建設日記―"LISN(キハラマーケティング室).112:13-19.

関連項目編集

外部リンク編集