扶桑町

日本の愛知県丹羽郡の町

扶桑町(ふそうちょう)は、愛知県の北西部に位置し、丹羽郡に属する

ふそうちょう ウィキデータを編集
扶桑町
Kiso River Fuso Green Park.jpg
扶桑町旗 扶桑町章
扶桑町旗
未制定
扶桑町章
1967年4月1日制定
日本の旗 日本
地方 中部地方東海地方
都道府県 愛知県
丹羽郡
市町村コード 23362-5
法人番号 4000020233625 ウィキデータを編集
面積 11.19km2
総人口 34,247[編集]
推計人口、2022年8月1日)
人口密度 3,061人/km2
隣接自治体 犬山市江南市丹羽郡大口町
岐阜県各務原市
町の木 カシ
町の花 ヒマワリ
扶桑町役場
町長 鯖瀬武
所在地 480-0102
愛知県丹羽郡扶桑町大字高雄字天道330
北緯35度21分33秒 東経136度54分48秒 / 北緯35.35908度 東経136.91322度 / 35.35908; 136.91322座標: 北緯35度21分33秒 東経136度54分48秒 / 北緯35.35908度 東経136.91322度 / 35.35908; 136.91322
Fuso Town Office.jpg
扶桑町役場庁舎
町庁舎位置
外部リンク 公式ウェブサイト
ウィキプロジェクト
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概要編集

町の現況編集

愛知県の北西部に位置し、中部圏の中心である名古屋市から北に約20㎞の距離にある。扶桑駅から名鉄名古屋駅まで約30分、扶桑町役場から名古屋高速11号小牧線を経由して名古屋市都心部まで約30分という利便性の高い位置にあり、名古屋市のベッドタウンとして発展を続けている。

町名の由来編集

「扶桑」の名は、扶桑村が誕生した際の丹羽郡長が「本村は桑園多し、ゆえに扶桑と命名したならば」と述べたのを受けて名付けたとされる[1]

地理編集

位置編集

日本のほぼ中央部、愛知県の北西部にあたり、濃尾平野の北部を占める扶桑町は、木曽川の流れによってできた犬山扇状地の扇頂近くの町である。御嶽山麓で生まれた木曽川が、木曽山脈美濃三河高原の山中を、飛騨木曽川国定公園の美観を作りつつ流れ、ようやく山地を抜け、平野部へ出たところに位置している。

地形編集

町域は概ね平坦な地形で、木曽川が本町の北端を東から西に流れており、川沿いにはまとまった自然環境が残っている。

河川編集

主な川

地域編集

扶桑町は以下の地区(大字)で構成されている。

  • 高雄(たかお、旧高雄村
  • 柏森(かしわもり、旧柏森村
  • 山那 (やな、旧山名村
  • 南山名(みなみやな、旧山名村)
  • 小淵(おぶち、旧豊国村
  • 斎藤(さいと、旧豊国村)
  • 高木(たかぎ、旧豊国村)

町内の区は、柏森区、斎藤区、高雄区、高木区、山那区の5つの区が編成されている。

人口編集

1906年(明治39年)4ヶ村を合併し、扶桑村となった頃は、人口およそ7~800人余、戸数1400戸余の自治体であった。1952年(昭和27年)町制施行当時の人口は1万319人で、しばらく人口の変動は少なかった。1958年昭和33年)の中島住宅以降、相次いで住宅団地が建設され、人口・世帯数ともに急増していった。1970年昭和45年)1月に2万人、1974年昭和49年)9月に2万5千人、1993年平成5年)に3万人を突破。人口減少に悩む自治体が多い中、名鉄犬山線で名古屋に出やすく、のどかな住環境が受けて微増を続け、町制70年の節目に当たる2022年(令和4年)には3万5000人に達した[2]。愛知54市町村中44位。ただし、国立社会保障・人口問題研究所の推計では、2020年から2025年に町の人口は減少局面に入るとみられている。

  • 平均年齢 44.9歳(2015年国勢調査[3]) 
 
扶桑町と全国の年齢別人口分布(2005年) 扶桑町の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 扶桑町
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性

扶桑町(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より


隣接する自治体編集

周辺の市町は東は犬山市(木津・上野新町・上野・橋爪・五郎丸)南は大口町(河北・上小口・中小口・余野)西は江南市(中般若・下般若・和田勝佐・山尻・江森・前野)と隣接し、北は木曽川を隔てて、岐阜県各務原市に相対している。

  愛知県
  岐阜県

歴史編集

江戸時代編集

慶長年間(1596年~1615年)には次の8ヶ村があった[4]

文政年間(1820年頃)にはこの8ヶ村に下野原新田村が加わり、9ヶ村が確認できる[4]

これ以前に樫森村が柏森村に、前刀村が斎藤村に、下沼郷が下野村に変わっているが、その年代は明らかではない。

近代編集

現代編集

自治体の変遷編集

明治初年頃 明治11年 明治22年 - 明治28年 明治39年 昭和27年 - 現在


木津村 高雄村 明治39年10月1日
合併 扶桑村
昭和27年8月1日
町制施行 扶桑町
上野村
下野村 高雄村
下野原新田村
犬山羽根村
北山名村 山那村 山名村
岩手村
南山名村
高木村 豊国村
斎藤村
柏森村 柏森村
小口村余野

行政編集

町長編集

鯖瀬武(さばせ たけし、1期目)[5][6] - 元・扶桑町役場総務部長。2020年(令和2年)4月26日に行われた町長選挙で初当選[7][8]

歴代町長編集

町政が実施された1959年(昭和34年)1月28日に就任した初代、亀井定一から2020年(令和2年)4月26日に初当選した鯖瀬武まで、20代11人の町長がいる。

首長の代数(歴代)の数え方は何種類もあるが、本節では a, b を添える形で書き分けながら解説する。表示欄では「代a」「代b」という名で2種類を記載した。a は同一人物による連続就任をカウントしない方式に基づく代数であり、b は就任のあるたびにカウントする方式に基づく代数である。扶桑町は a の方式を採っているが(他の例:京都市[1]大垣市[2])、b の方式を採る自治体も多いため(例:八王子市弘前市[3]浜松市[4]など)、本項では a,b を併記する。

歴代扶桑町長
代a 代b 肖像 氏名 就任年月日 退任年月日 主な職歴 期数 備考
昭和時代(昭和天皇在位:1926年12月25日 - 1989年1月7日)
扶桑村長(公選)
1
1
 
近藤盛保こんどう もりやす
1947年(昭和22年)04月05日 1948年(昭和23年)09月13日
扶桑村議会議員
1
扶桑町初の公選村長
2
2
 
仙田 明一せんだ めいいち
1948年(昭和23年)10月20日 1950年(昭和25年)12月18日
陸軍軍人陸上自衛官
1
3
3
 
亀井 定一かめい さだかず
1951年(昭和26年)01月28日 1951年(昭和26年)01月27日
1
初代扶桑町長に引き続き就任
扶桑町長(公選)
1
1
 
亀井 定一かめい さだかず
1951年(昭和26年)01月28日 1955年(昭和30年)01月27日
扶桑村長
1
扶桑町初の公選町長
1期目4年を満了
2
2
 
北折 博きたおり ひろし
1955年(昭和30年)01月28日 1959年(昭和34年)01月27日
扶桑村議会議員
2
1期目4年を満了
3
1959年(昭和34年)01月28日 1963年(昭和34年)01月27日 2期目4年を満了
3
4
 
仙田 明一せんだ めいいち
1963年(昭和38年)01月28日 1967年(昭和42年)01月27日
陸軍軍人陸上自衛官
3
1期目4年を満了
5
1967年(昭和42年)01月28日 1971年(昭和46年)01月27日 2期目4年を満了
6
1971年(昭和46年)01月28日 1975年(昭和50年)01月27日 3期目4年を満了
4
7
 
亀井 淳二かめい じゅんじ
1975年(昭和50年)01月28日 1979年(昭和54年)01月27日
株式会社亀井製作所創業者
2
1期目4年を満了
8
1979年(昭和54年)01月28日 1982年(昭和57年)09月28日 2期目途中で辞職
5
9
 
高木 正巳たかぎ まさみ
1982年(昭和57年)10月24日 1984年(昭和59年)04月22日
扶桑町収入役助役
1
1期目途中で辞職
6
10
 
千田 英明せんだ ひであき
1984年(昭和59年)05月13日 1988年(昭和63年)05月12日
扶桑町収入役、助役
2
1期目4年を満了
11
1988年(昭和54年)05月13日 1991年(平成03年)05月31日 2期目途中で辞職[注釈 1]
平成明仁在位:1989年1月7日 - 2019年4月30日)
7
12
 
澤田 正夫さわだ まさお
1991年(平成03年)06月09日 1995年(平成07年)06月08日
扶桑町収入役、助役
2
1期目4年を満了
13
1995年(平成07年)06月9日 1999年(平成11年)02月25日 2期目途中で辞職[注釈 2]
8
14
 
河田 幸男かわだ ゆきお
1999年(平成11年)04月25日 2003年(平成15年)04月24日
扶桑町助役
2
1期目4年を満了
15
2003年(平成15年)04月25日 2004年(平成16年)08月01日 2期目途中で辞職[注釈 3]
9
16
 
江戸 満えど みつる
2004年(平成16年)08月29日 2008年(平成20年)08月28日
陸上自衛官
3
1期目4年を満了
17
2008年(平成20年)08月29日 2012年(平成24年)08月28日 2期目4年を満了
18
2012年(平成24年)08月29日 2016年(平成28年)05月12日 3期目途中で辞職[注釈 4]
10
19
 
千田 勝隆せんだ かつたか
2016年(平成28年)05月13日 2020年(令和02年)05月12日
扶桑町議会議員
1
1期目4年を満了
令和今上天皇在位:2019年5月1日 - )
11
20
 
鯖瀬 武さばせ たけし
2020年(令和02年)05月13日
現職
扶桑町役場総務部長
1

扶桑町長には収入役助役など三役経験者がエスカレーター式に就任するケースが多く、昭和末期から平成年間にかけて4代連続で収入役、助役出身者が町長を務めた。元陸上自衛官江戸満以降は、扶桑町議会出身の千田勝隆、扶桑町職員出身の鯖瀬武が就任している。第9代江戸満のみ扶桑町出身者ではない(石川県能美郡川北町出身)。

2022年5月12日に江戸満が死去したため、存命中の町長経験者は千田勝隆のみ。

各種記録編集

  • 最年長の町長
江戸満 - 71歳で町長就任。退任時は79歳で、愛知県内の首長の中で最高齢だった。
  • 最年少の町長
仙田明一 - 51歳で町長就任。扶桑村長の経験もあり、村長には37歳で就任していた。
  • 任期の最も長い町長
仙田明一 - 1963年(昭和38年)1月28日から1975年(昭和50年)1月27日まで、3期12年の任期を満了。

副町長編集

北折廣幸 - 元・扶桑町役場政策調整課長[13]

歴代副町長編集

氏名 就任日 退任日
1 関芳雄 2007年(平成19年)04月01日 2015年(平成27年)03月31日
2 渡辺誠 2015年(平成27年)04月01日 2019年(平成31年)03月31日
3 神田龍三 2019年(平成31年)04月01日 2020年(令和02年)06月30日
4 北折廣幸 2021年(令和03年)04月01日       現職

助役編集

歴代助役編集

氏名 就任日 退任日
1 橋本正一 1949年(昭和24年)03月17日 1956年(昭和31年)03月31日
2 間宮透 1956年(昭和31年)09月19日 1963年(昭和38年)03月31日
3 千田昇蔵 1963年(昭和38年)05月04日 1968年(昭和43年)08月30日
4 大藪省次郎 1968年(昭和43年)10月01日 1971年(昭和46年)12月02日
5 三品実 1971年(昭和46年)05月15日 1979年(昭和54年)05月14日
6 高木正巳 1979年(昭和54年)05月15日 1982年(昭和57年)10月16日
7 千田英明 1982年(昭和57年)12月05日 1984年(昭和59年)05月08日
8 澤木正巳 1984年(昭和59年)05月25日 1991年(平成03年)06月15日
9 河田幸男 1991年(平成03年)07月04日 1999年(平成11年)04月08日
10 亀井政寛 1999年(平成11年)09月28日 2007年(平成19年)03月31日

町組織編集

扶桑町役場
 
情報
用途 扶桑町行政の中枢施設
設計者 永井建設株式事務所
施工 中野建設株式会社
建築主 扶桑町
事業主体 扶桑町
管理運営 扶桑町
構造形式 鉄骨鉄筋コンクリート構造
敷地面積 6,538.830 m2
建築面積 本館一階:1,266.562 m2
本館二階:1,228.938 m2
階数 地上2階
着工 1966年7月7日
竣工 1967年3月31日
改築 1980年
所在地 480-0102
愛知県丹羽郡扶桑町高雄天道330
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教育委員会編集

学校教育課 学校給食共同調理場、柏森小学校高雄小学校山名小学校扶桑東小学校扶桑中学校扶桑北中学校
生涯学習課 中央公民館図書館総合体育館
産業建設部 産業環境課、土木課、都市整備課
文化会館

その他編集

  • 扶桑町議会(議会事務局)
  • 監査委員(監査委員事務局)
  • 選挙管理委員会(総務課)
  • 農業委員会(産業環境課)
  • 固定資産評価審査委員会(総務課)

庁舎編集

  • 扶桑町役場 - 高雄天道330
    • 旧庁舎の老朽化に加えて、人口の急激な増加に伴い、従来の役場庁舎では住民サービスを果たすのに支障をきたすようになり、1966年昭和41年)の扶桑村創立60周年記念事業として、現在地に移転新築が決定された。1966年昭和41年7月7日起工。翌年3月31日竣工。新庁舎建設の計画を立てるにあたり、当時県内のモデル的庁舎とされた武豊町美浜町、三好町(現:みよし市)などを視察した。行政機構の拡充や職員の増大により、1980年昭和55年)に増改築実施。

出身者編集

財政編集

2022年度扶桑町当初予算
一般会計
114億4300万円
7.9%
特別会計
60億1527万円
1.1%
下水道事業会計
11億7897万円
9.4%
総額
186億3725万円
5.7%
当初予算案の主な事業
18歳までの医療費を9月から無料化
442万円
児童館の建設工事や備品購入費
3億2638万円
扶桑町立扶桑北中学校体育館の改修工事
7426万円
扶桑町町民プールを解体し、駐車場を整備
4800万円
高雄公園として借りている土地の購入
1億3544万円
町制施行70周年記念事業費
835万円

町章編集


 

1966年昭和41年7月、扶桑村創立60周年記念、扶桑町役場新庁舎竣工記念として扶桑町のシンボルマークである町章を一般募集し、1967年昭和42年4月1日に制定された[16]
扶桑の「ふ」の字を図案化し、扶桑町が将来に向って発展し続けるよう希望をこめたもの[17]

広域行政編集

議会編集

扶桑町議会編集

愛知県議会編集

1947年(昭和22年)に戦後、最初の県議会議員選挙が行われた。当時の丹羽郡は定員3名で、現在の犬山、江南、岩倉、扶桑、大口が選挙区であった。1959年(昭和34年)からは犬山市、江南市が独立し、岩倉、扶桑、大口で定員1名となり、1975年(昭和50年)からは岩倉市が独立し、現在は扶桑、大口の両町で定員1名となっている。

歴代選出議員
選挙期日 当選者名 有権者数 投票者数 投票率
1947年4月30日 松浦浅吉 62,990 56,580 89.82
安藤信太郎
武馬繫三郎
1951年4月30日 石田千太郎 61,359 55,470 90.40
松浦浅吉
安藤信太郎
1955年4月23日 石田千太郎 64,912 51,144 78.79
松浦浅吉
安藤信太郎
<犬山、江南単独区に>
1959年4月23日 伊藤辰次郎 無投票
<岩倉単独区に>
1963年4月17日 社本鋭郎 7,685 6,086 79.19
1967年4月15日 無投票
1971年4月11日
1975年4月13日 仙田明一 無投票
1979年4月8日
1983年4月17日 大竹喜久雄 18,235 8,616 47.25
1987年4月12日 無投票
1991年4月7日
1995年4月9日
1999年4月11日 藤川政人
2003年4月13日 無投票
2007年4月8日 42,106 20,013 47.53
2010年8月1日[注釈 5] 鈴木喜博 44,292 17,189 38.81
2011年4月11日 無投票
2015年4月12日
2019年4月7日

過去の選挙編集

2010年愛知県議会丹羽郡選出議員補欠選挙
  • 選挙区:丹羽郡選挙区(大口町、扶桑町)
  • 定数1人
  • 投票日:2010年8月1日
  • 当日有権者数:44,292人[18]
  • 投票率:38.81%[18]
候補者名 当落 年齢 所属党派 新旧別 得票数
鈴木喜博 54 自由民主党 9,427票
鬼頭直樹 30 民主党 7,404票

衆議院編集

当落 候補者名 年齢 所属党派 新旧別 得票数 重複
江崎鉄磨 78 自由民主党 81,107票
比当 杉本和巳 61 日本維新の会 62,601票
藤原規眞 43 立憲民主党 53,375票
安井美沙子 56 れいわ新選組 20,989票
板倉正文 63 日本共産党 13,605票

施設編集

警察編集

本部
交番・駐在所
  • 柏森交番(柏森辻田738)
  • 高雄警察官駐在所(高雄北東川229)
  • 山名警察官駐在所(南山名野田浦61)

消防編集

本部
出張所
  • 扶桑出張所(南山名仲畑119)

医療・福祉編集

郵便編集

  • 扶桑郵便局
  • 扶桑駅前郵便局
  • 扶桑高雄郵便局
  • 柏森駅前郵便局

文化施設編集

交流施設編集

社会体育施設編集

総合体育館を始め総合グラウンド、町民プール、町民テニスコート、緑地公園グラウンド、北部グラウンドがあり、広く町民に利用されている。

公園編集

市街化区域内を中心に、街区公園(6ヶ所、1.41ha)と都市緑地(3ヶ所、13.05ha)が指定されている。なお、市街化区域の一部には都市公園のない地区があり、児童遊園はあるものの、公園的機能は少ない傾向にある。

都市公園

扶桑町では、以下の8ヶ所の都市公園が整備されている[23]

  • 柏森駅前公園
  • 柏森北公園
  • 柏森長畑公園
  • 高雄公園
  • 高雄南公園
  • 斉藤公園
  • 木曽川扶桑緑地公園
  • 柏森東山緑地公園
普通公園
  • 木津用水公園
  • ふる里の森

対外関係編集

姉妹都市・提携都市編集

扶桑町には2021年現在、姉妹都市・提携都市は存在しない。

海外編集

フレンドシップ相手国

2005年に開催された2005年日本国際博覧会(愛知万博)では「一市町村一国フレンドシップ事業」が行われ、名古屋市を除く愛知県内の市町村が120の万博公式参加国をそれぞれとしてフレンドシップ相手国として迎え入れた[24]

経済編集

農業編集

特産品
  • 守口大根 - 通常より細長く、長いものは180cm以上になる大根。現在市場に流通する守口大根は扶桑町と岐阜県岐阜市の2地域のみで生産されており、扶桑町が全国総生産の7割を占める[25]。生産者は少なく、扶桑町に5軒、岐阜県に4軒しかない[26]

工業編集

扶桑町創業の企業
企業名 創業 所在地
メガネ赤札堂[注釈 6] 1979年3月 高雄字伊勢帰97
扶桑守口食品 1980年10月 山那屋敷地757
町内に本社を置く企業
企業名 創業 所在地
日本デコラックス 1958年8月 柏森字前屋敷10
藤田電機製作所 1970年4月 柏森寺裏276
町内に工場を置く企業
企業名 事業所名 竣工 所在地
村田機械 犬山事業所 1962年4月 高雄北郷[注釈 7]
キッコーナ 扶桑工場 1963年4月 南山名西ノ山50
CKD 犬山工場 1963年12月 高雄字南郷356
旭有機材 愛知工場 1968年5月 南山名西ノ山新津26-4
東洋水産 中部物流センター 2009年1月 高雄突田65-3

商業編集

主な商業施設

金融機関編集

教育編集

高等学校編集

県立
私立

中学校編集

町立
  • 扶桑町立扶桑中学校(1947年創立、南部学区・東部学区)
    ※南部学区の高木西、東部学区の福塚の学生は扶桑中と扶桑北中のどちらに進学するか選択することができる。
  • 扶桑町立扶桑北中学校(1982年創立、西部学区・北部学区)

小学校編集

町立

学区編集

東部
南新田、高雄住宅、南定松、北定松、福塚、平塚、公団住宅
西部
北新田、羽根、羽根西、東川西、東川南、東川北、東川住宅、高雄団地、宮島、伊勢帰、扶桑台
南部
斎藤東、斎藤西、斎藤中、斎藤南、斎藤北、緑ヶ丘、高木東、高木西
柏森東1区、柏森東2区、柏森西、柏森南、柏森北、中島、花立、柏森レインボー
北部
山那、小淵、大門、森、前野、野田、西村、寺前、中村住宅、扶桑紡績

生涯学習編集

2002年度より、町立の小中学校に聴講生制度を導入している。希望すれば一般の人が小中学校の授業を受講できる。小中学校に導入したのは扶桑町が全国初。

交通編集

名鉄犬山線名古屋市岐阜市へは30分前後、犬山市江南市へ10分以内で結ばれ、さらに名古屋市から新幹線を利用すれば東京大阪も日帰りビジネス圏である。

鉄道編集

 名古屋鉄道
IY名鉄犬山線柏森駅 - 扶桑駅 - 木津用水駅

名鉄犬山線が東西に走り、町内に3駅(柏森駅、扶桑駅、木津用水駅)が位置しているが、南北方向を補完する公共交通網はない。名鉄犬山線は1993年(平成5年)に名古屋市営地下鉄鶴舞線と相互直通運転を開始し、2005年(平成17年)の中部国際空港開業時には空港直通の列車も設定されるなど、県内他地域へのアクセス性が向上している。

バス編集

柏森駅大口町コミュニティバスが乗り入れている。柏森駅イオンモール扶桑を結ぶ路線バスが一時期運行されていたが、廃止されている。各務原市江南市犬山市大口町ではそれぞれバスが運行されており、近隣市町でバスが存在しないのは2020年4月現在扶桑町のみである。2020年4月26日に行われた扶桑町長選挙で当選した鯖瀬武はバスの導入を政策の一つとして掲げており、「いわゆる巡回バス、コミュニティバスといったものではなく、新しい公共交通を研究し、導入する」と述べている[28]

東部では犬山市コミュニティバスが町内を通過しているが、停留所は設置されていない。

道路編集

国道41号線名濃バイパス)、主要地方道一宮犬山線(中央道)をはじめ諸道路が整備され、自動車を使えば一宮市名古屋空港へは30分程度、名神高速道路小牧インターチェンジ中央自動車道小牧東インターチェンジには2、30分の距離である。また、犬山橋ライン大橋愛岐大橋などにより、岐阜県側との交流がいっそう容易になるという交通上恵まれた位置に立地している。

国道編集

県道編集

主要地方道
一般県道

その他編集

町内の道路通称名
緑道

橋梁編集

ナンバープレート編集

扶桑町は、尾張小牧ナンバーが割り当てられている。

観光編集

神社編集

名称 等級 社格
楉埜神社 八等級 郷社
前利神社
山那神社 九等級 郷社
山那神社 十等級 村社
柏森神社 十一等級 村社
託美神社 十二等級 村社
高熊神社
神明社 十三等級 村社
船塚神社 十五等級 無格社

寺院編集

  • 安穏寺(高雄中郷335)
  • 開覚寺(南山名寺前57)
  • 観音寺(高雄南郷330-2)
  • 地蔵寺(高木976)
  • 専修院(柏森乙西屋敷62)
  • 仙林寺(高雄伊勢帰289)
  • 善光寺(柏森前屋敷131)
  • 薬師寺(小淵堤南1391)

古墳編集

扶桑町内の古墳時代の研究は、鳥居龍蔵が遠藤甚吉の発見した須恵器横瓶を鑑定したのに始まる。1931年昭和6年)に発刊された『扶桑村誌』には、元亀塚、樫の木塚についての記録がある。1964年昭和39年)、長泉塚古墳が愛知県指定文化財に登録された。現在、古墳の原形をほぼとどめているのは長泉塚古墳と舟塚古墳の二つ。しかし、他の地区からも古墳時代の遺物である直刀土師器須恵器などが出土することから、他にもいくつかの古墳が存在していたと考えられる[31]

文化編集

特色編集

扶桑町にはこれといった特色がない[32]。これは前町長の江戸満も認めており、「町村会会長として全国の会合に出たが、温泉や観光地の首長はそれを盛んにPRした。扶桑町は何もない。だから僕は『扶桑町は人に例えれば平凡だが、素直で誠実な人間だ』と紹介した」という[32]

孤立した町編集

近隣市町は都市間交流に熱心だが、2021年現在、扶桑町には姉妹都市提携都市が一つもない。2017年平成29年12月には、扶桑町議会定例会にて、兼松伸行町議が「どこでもいい。何かないもんだろうか」と提携先の模索を促し、町が「交流はしていない」「スポーツ交流、文化交流、いずれも行っておりません」と寂しい現状を説明する一幕もあった[32]。当時の町長、千田勝隆は「提携先がないのは個人的には寂しい。人間だって友だちがいて交流した方がいいでしょ」と語ったが、扶桑町には歴史的な特徴もなく、町政策調整課の北折広幸課長は「お隣の大口町は戦国武将の堀尾吉晴の縁で松江市と姉妹都市になった。だが扶桑町にはそうした歴史的つながりがない」と述べている[32]

名産品編集

  • 守口大根 - 生産量が全国で6割以上を占める。2013年平成25年11月23日、扶桑町で作られた守口大根が世界一長い大根としてギネス世界記録に認定された(191.7cm)[33]
  • 儀典用端折長柄傘 - 約400年、14代にわたり山那地区の尾関家で製作が続けられており、1993年平成5年)、第14代尾関浩一が扶桑町指定無形文化財の指定を受けた。

文化財編集

国の登録有形文化財
画像 登録名称 時代 所有者名 登録年月日 所在地
  覚王寺本堂 1814年(文化11年) 宗教法人覚王寺 2005年07月12日 高雄南屋敷135
  覚王寺庫裏 1840年(天保11年)
  覚王寺大日堂 1794年(寛政6年)
  覚王寺鐘楼 1034年(昭和9年)
  覚王寺山門 1902年(明治35年)
  川田家住宅主屋 1891年(明治24年)頃 個人 2018年11月02日 南山名字前ノ前49
愛知県指定有形文化財
画像 登録名称 時代 所有者名 登録年月日 所在地
  長泉塚古墳 古墳 長船塚保存会 1964年(昭和39年) 高雄字中屋敷37-1
  鋳造誕生仏立像 平安 顕宝寺 1979年(昭和54年) 扶桑町南山名寺前28
その他
史跡
  • 恵心庵(高木字白山前772)
  • 悟渓屋敷(南山名字本郷94-2)
  • 旧岩手村跡の塚(小淵字中島1567)
  • 般若用水元杁跡(小渕字南堀場1415-3〜4)
  • 小淵の渡し (小淵字小淵新開1185・1186合併地)
建造物
  • 専修院東門(柏森字乙西屋敷62-1)
彫刻
  • 聖観音像(高木字白山前772)
  • 正覚寺の十二神将像(斎藤字県タ21-1)
考古資料
  • 頭椎直刀(高木字稲葉63)
天然記念物
無形文化財
  • 儀典用端折長柄傘(山那屋敷地611-1)
  • おんからかみ(小渕字本郷1231)
書跡
  • 大般若経(斎藤字県タ21)
  • 切支丹関係古文書
  • 前利神社掛軸(斎藤字宮添1)

出身者編集

歴史上の人物編集

政界編集

財界編集

官吏編集

スポーツ選手編集

音楽家編集

芸能人編集

名誉町民編集

扶桑町では1981年昭和56年3月28日、扶桑町名誉町民条例が制定されている。町民もしくは町に深いゆかりを持つ者で、政治・経済・文化等を通じ、社会の発展のため大きな功績を残すとともに、人格、識見が優れ、町民の尊敬を受ける者に贈られる称号である。しかし、現在まで名誉町民には一人も推挙されていない[34]

キャラクター編集

  • ひまりん - 町の花「ヒマワリ」にちなんだゆるキャラ。エコキャラ。ひまわり畑で生まれた永遠の5才(性別不明)。2008年平成20年9月1日から扶桑町のごみ袋が有料化。そのPRのために誕生した。扶桑町産業環境課所属。
  • 守口大根さん - 守口大根をモチーフにしたPRキャラクター[35]。身長は2013年に町内で収穫され、ギネス世界記録に認定された守口大根と同じ191.7cm。大根にちなんで語尾が伸び、時々辛口になる。町内の様々な場所を取材し、インスタグラムで発信している。町長の鯖瀬武も応援団長を務めるほか、2人の名前を掛け合わせた「鯖大根コンビ」を結成した[35]

観光大使編集

1日観光大使
  • 山根良顕アンガールズ) - テレビ番組『相席食堂』で訪れた際、町制70周年を迎える扶桑町をPRするため、1日観光大使に任ぜられた[36]。山根は特産品の守口大根の収穫体験を行ったのち、駄菓子屋「ちゃめっぺ」とベトコンラーメン店「JAN」を訪れ、扶桑町民らと「相席成立」した。

脚注編集

[脚注の使い方]
  1. ^ 『扶桑町史(下)』P.377
  2. ^ 『中日新聞』2022年3月2日付朝刊近郊版14頁、「扶桑町人口3万5000人に」
  3. ^ 平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等” (日本語). 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年3月23日閲覧。
  4. ^ a b 『扶桑町史』、扶桑町、1998年、第四章近世 第一節江戸時代の村々、279頁。
  5. ^ 愛知県 市町村長等名簿
  6. ^ 全国町村会
  7. ^ 扶桑町長選挙開票状況および開票結果 | 扶桑町
  8. ^ “扶桑町長選 鯖瀬氏初当選 /愛知”. 毎日新聞. (2020年4月27日). https://mainichi.jp/articles/20200427/ddl/k23/010/093000c 
  9. ^ 『中日新聞』1991年5月11日付朝刊県内版18頁、「千田・扶桑町長が退職届 病気療養理由に」
  10. ^ 『中日新聞』1999年2月26日付朝刊近郊版20頁、「沢田・扶桑町長きょう退職 県議選出馬で」
  11. ^ 『中日新聞』2004年7月13日付夕刊10頁、「扶桑町長が辞職願 合併不調で引責」
  12. ^ “江戸町長、辞職を申し出 町議選と同日実施 /愛知”. 毎日新聞. (2016年3月8日). http://mainichi.jp/articles/20160308/ddl/k23/010/228000c 2016年5月1日閲覧。 
  13. ^ 『中日新聞』2021年3月2日付朝刊近郊版14頁、「元政策調整課長の北折氏が副町長に」
  14. ^ プロフィール藤川政人ホームページ
  15. ^ 扶桑町 町長の部屋 プロフィール
  16. ^ 『扶桑町史(下)』P.59
  17. ^ 町章・町民憲章 - 扶桑町
  18. ^ a b 愛知県議会丹羽郡選出議員補欠選挙(平成22年8月1日執行) 投票状況速報 (PDF)”. 愛知県選挙管理委員会 (2010年8月1日). 2010年8月1日閲覧。
  19. ^ 第49回衆議院議員総選挙(小選挙区) 投票状況速報 (PDF)”. 愛知県選挙管理委員会 (2021年10月31日). 2021年11月1日閲覧。
  20. ^ “児童館会館「23年を目標に」”. 中日新聞. (2020年4月27日) 
  21. ^ 第3回愛知まちなみ建築賞 愛知県
  22. ^ 扶桑町教育委員会 & 扶桑町史編集委員会 1998, p. 414.
  23. ^ 都市公園と都市計画について
  24. ^ 「あいちフレンドシップ交流アルバム」(あいちフレンドシップ交流アルバム)
  25. ^ 『中日新聞』2021年07月29日付朝刊近郊版12頁、「ゆるキャラ「守口大根さん」奮闘中 扶桑町 長〜く愛して 町長と「鯖大根」コンビ結成」
  26. ^ 『中日新聞』2022年01月31日付朝刊尾近知総合9頁、「食リポ 扶桑の守口大根・守口漬 長~く育ち、味まろやか」
  27. ^ https://www.megane-akafudado.com/
  28. ^ さばせ武 政策コメント
  29. ^ 一般県道扶桑各務原線(新愛岐道路)再評価調書「愛知県」
  30. ^ 「地域高規格道路岐阜南部横断ハイウェイ一般県道扶桑各務原線新愛岐道路」再評価結果(平成28年度事業継続箇所)「岐阜県」
  31. ^ 『扶桑町史(下)』p.208
  32. ^ a b c d 『中日新聞』2019年12月28日付朝刊近郊版16頁、「扶桑新聞 わが街探偵団 友好都市結ばないの? 交流したいけど、縁が…」
  33. ^ “守口大根を世界最長とギネス認定/愛知・扶桑町、191・7センチ”. 四国新聞社. (2013年11月23日). http://www.shikoku-np.co.jp/national/life_topic/20131123000259#:~:text=%E4%B8%80%E8%A6%A7%20%3E%20%E8%A8%98%E4%BA%8B%E8%A9%B3%E7%B4%B0-,%E5%AE%88%E5%8F%A3%E5%A4%A7%E6%A0%B9%E3%82%92%E4%B8%96%E7%95%8C%E6%9C%80%E9%95%B7%E3%81%A8%E3%82%AE%E3%83%8D%E3%82%B9%E8%AA%8D%E5%AE%9A%EF%BC%8F%E6%84%9B%E7%9F%A5,%E6%89%B6%E6%A1%91%E7%94%BA%E3%80%81%EF%BC%91%EF%BC%99%EF%BC%91%E3%83%BB%EF%BC%97%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%83%81&text=%E5%AE%88%E5%8F%A3%E5%A4%A7%E6%A0%B9%E3%81%AE%E7%94%9F%E7%94%A3%E9%87%8F,%E6%9C%80%E9%95%B7%E2%80%9D%E3%81%A8%E8%AA%8D%E5%AE%9A%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E3%80%82 
  34. ^ 『扶桑町史(下)』p.61
  35. ^ a b 『中日新聞』2021年07月29日付朝刊近郊版12頁、「ゆるキャラ「守口大根さん」奮闘中 扶桑町 長〜く愛して 町長と「鯖大根」コンビ結成」
  36. ^ “アンガールズ山根、細長い大根の収穫を体験”. お笑いナタリー. (2022年1月24日). https://natalie.mu/owarai/news/462912 2022年1月27日閲覧。 

注釈編集

  1. ^ 病気療養のため[9]
  2. ^ 県議選出馬のため[10]
  3. ^ 犬山市との合併協議の不調による引責辞任[11]
  4. ^ 「町長選と町議選を同時に行なうのが望ましい」として8月までの任期を残して辞職[12]
  5. ^ 藤川政人が2010年6月16日に辞職したために行われた補欠選挙。藤川は同年7月11日に行われた第22回参議院議員通常選挙に出馬し参議院議員に初当選した。
  6. ^ 現在、本社は名古屋市千種区天満通2-12。公式ホームページでは扶桑店を本店と表記している[27]
  7. ^ 敷地内に犬山市との境界線があり、工場は犬山市、事業所は扶桑町に所在する。

関連項目編集

外部リンク編集