持込馬もちこみば)とは、かつて中央競馬で用いられていた競走馬の区分。母馬が胎内に仔馬を宿した状態で輸入され、日本国内で産まれた馬、または仔馬が満1歳を迎えるまでに母馬とともに輸入された馬のことを指す。

もともと持込馬は内国産馬扱いであり、天皇賞クラシックへの出走制限は行われていなかった。しかし、それまで許可制であった活馬(生きている馬)の輸入が自由化された1971年、その見返りとして内国産馬振興の方針が打ち出され、その一環として1971年6月30日以降に輸入された繁殖牝馬から生まれた仔馬は外国産馬とほぼ同等の扱いを受けることとなり、クラシック5大競走、並びに天皇賞においては持ち込み馬の出走も全面的に禁止されてしまった。競馬新聞などの馬柱には○の中に「持」のマークで持込馬であることが表記されていた。

この制限は1983年一杯で廃止され、元のように内国産馬としての扱いを受けることとなった。

主な持込馬 編集

規制以前の主な持込馬 編集

規制期間中の主な持込馬 編集

規制解除後の主な持込馬 編集

関連項目 編集