接合子

精子と卵子が結合して形成する最初の細胞

接合子(せつごうし、: zygote: ζυγωτόν)または接合体(せつごうたい)は、配偶子接合の結果によってできた細胞である。たとえば受精によって形成される受精卵もその例である。接合は有性生殖であるから、接合子はその結果生じた細胞であり、新たな個体へと発展すべきものである。

概要編集

通常は(必ずしもそうとは限らない)2つの半数体の細胞が接合子または接合体と呼ばれる一つの二倍体の細胞へと合体する。受精においては、精子が配偶子であり、受精卵が接合子である。

受精卵は不動であるが、他の生物の場合、様々な例がある。配偶子の両方あるいは片方が鞭毛をもっている場合には、それを接合の後にも保有して運動できる例もある。しかし、接合は有性生殖であり、往々にして休眠体に発展する。

接合子からは新たな個体が生じるが、その過程は様々である。動物の接合子は有糸分裂を行ってとなる。それ以外の生物にはこの時減数分裂を行うものなど、さまざまである(詳細は生活環を参照)。

双子やそれ以上では、一卵性(monozygotic)と二卵性(dizygotic)の場合がありうる。

参考文献編集

関連項目編集

外部リンク編集