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摩擦帯電(まさつたいでん)とは、静電気による現象の一種で、異なる二種の物質を擦り合わせることで、一方から他方へ電荷(多くの場合、電子)が移動する。物質同士が接触すると、それぞれの仕事関数の差によって物質間で電子が移動することが主な要因である。

帯電列:
正に帯電しやすい
空気
人間の皮膚
皮革
ウサギ毛皮
ガラス
石英
雲母
人間の毛髪
ナイロン
ウール
毛皮
アルミニウム
(弱い正電荷)
木綿 (電荷なし)
0
(電荷なし)
木材 (弱い負電荷)
ルーサイトデュポンのアクリル樹脂)
琥珀
封蠟
アクリル
ポリスチレン
ゴム風船
天然樹脂
硬質ゴム
ニッケル
硫黄
黄銅
白金
酢酸塩レーヨン
合成ゴム
ポリエステル
スチレン (発泡スチロール)
アクリル繊維
ラップ
ポリウレタン
ポリエチレンセロハンテープなど)
ポリプロピレン
ビニールポリ塩化ビニル (PVC)
ケイ素
テフロン
シリコーンゴム
エボナイト
負に帯電しやすい

古くは、琥珀を羊皮などで擦った後に琥珀がほこりなどを吸い寄せたことに気づいたことが摩擦帯電発見の起源と言われる。更に紀元前600年頃にはタレスによる記述が存在している。

帯電列編集

帯電列(たいでんれつ、Triboelectric series)とは、2種類の材質を摩擦した時に、+側に帯電しやすい材質を上位に-側に帯電しやすいものを下位に並べた序列の表である。摩擦する材質が帯電列上でより離れていれば、より多くの電荷が移動する。また2つの材質が近い場合には電荷の移動が起こらなかったり、ときに帯電列の示す電荷移動とは逆の移動が起こる場合もある。これは摩擦の存在や混入物質や酸化物の存在、材質以外の物質の性質などに依存する。よって帯電列を厳密に決める事は難しい。

関連項目編集