教科担任
概要編集
日本では中学校や高等学校など、中等教育の学校において、原則として各教科ごとに教科担任が配置される。これらの校種の教員は、各教科ごとの教員免許状を保有しており、その教科を指導する。
これに対し、就学前教育(幼稚園など)や初等教育(小学校など)では、基本的に学級担任が全教科を指導する。しかし、理科・音楽・体育・図画工作・家庭科・外国語などでは小学校においても教科担任が配置されることがある[1]。このような教科担任は特に専科と呼ばれる[1]。また近年では、小学校高学年の国語や算数などで教科担任制を行う必要性が言われるようになり、試験的に導入している小学校もある。
同教科(とくに同学年)に複数の教科担任がおかれる場合にあっては、同じ教科の教科担任によって教科部会(教科会ともいう)が組織され、教育方針の協議、教材研究、それぞれの進度の確認、定期考査における出題内容の協議などが行われることが多い。
脚注編集
- ^ a b “資料1ー1 東京都説明資料”. 2022年3月31日閲覧。